過去の乗車記からお送りします。
今回の旅の始まりは長野県東部にある東御市から。
御代田駅から軽井沢駅を経由し、池袋駅東口までを結ぶ千曲線「軽井沢2便」を利用してみました!
その理由は、久々に西武観光バスの車両に乗りたかったからです。同じ千曲線といえども、千曲バスとは異なる車両や内装が楽しめるので、個人的にいつも楽しみにしています。
今日は何に乗れるかな...とドキドキしながら、しなの鉄道に揺られて早朝の御代田駅へ。駅前はまだ人通りもなく静かでしたが、その静寂を破るように独特なエンジン音が聞こえてきました。特徴的な吹け上がりにピンと来て、咄嗟にカメラを構えます。
---------------
千曲線 軽井沢2便
7:30 御代田駅発→池袋駅東口行き


西武観光バス1879号車
車種:日産ディーゼル スペースアロー
型式:PKG-RA274RBN
年式:2008年式
ナンバー:長野200か1539
所属営業所:西武観光バス 軽井沢営業所
---------------
西武観光バスのスペースアロー・1879号車です!
今ではすっかり貴重な存在となった西工C-Iが来てくれました!!
西工C-Iといえば、この切れ長なフロントマスク。

この架装は2002年にモデルチェンジした02MCですが、今でも色褪せることのない特徴的でカッコいいデザインだと思います。
・・・少し早めに回送されてきたからか、乗車改札はまだ始まらないようです。その隙に御代田駅前でのショットを頂いてみました。

御代田駅前に佇むライオンズカラー(レオカラー)の西工車体もなかなか見られないものとなりつつありますので、個人的に貴重な機会となったなぁと。
そんな感傷に浸っていたら、ドアが開きました。どうやら乗車扱いが始まったようです。メールで届いた乗車券を運転手さんにお見せして乗車改札完了。早速車内へと入ります。
車内はこんな感じ。

この車種の特徴ですが、トイレが進行方向右側(非公式側)に設置されています。これに伴って非常口が右側前方に移動しており、車両の中央部・ホイールベース間にあります。ただ、トイレのサイズによっては左側に設置されるケースもあるようです(富士急グループの同車種などがそうです)。
シートは補助席付きのスタンダードシートが並びます。

座席定員は補助席含め51名となります。
エアコン吹き出し口も、この車種ならではのデザインです。

また、運転席まわりには感染対策のためのビニールカーテンが下がっており、乗客への感染対策を促す案内が掲示されていました。

御代田駅からの乗客は私の他にもう一人。
どこか懐かしさを感じる内装に包まれながら、終点の池袋までの旅路を楽しみたいと思います!
**************************
バスは定刻通り御代田駅前を発車。

跨線橋を超え、国道18号線を東へ進みます。

最初の乗車バス停である信濃追分を過ぎたら、軽井沢バイパスから離れて中軽井沢方面へ。

その先にある中軽井沢バス停に停車します。

中山道を軽井沢駅に向かって走っていると、草軽交通のセレガ・5022号車とスライドしました。こちらは貸切車です。

続いて、同じく草軽交通の令和顔エアロエース・506号車とスライド。フルカラーLED表示が特徴的ですが、こちらも貸切車です。

どうやら、学校行事かなにかの配車に遭遇したようです。
さらに、またまた草軽交通のエアロバス・2027号車とスライドしました。こちらは東急リムジンから移籍した車両で、天井直結型空調と草津温泉ラッピングが特徴的な1台です。

すれ違った時は回送表示だったので、北軽井沢始発の草津温泉行きに入るための回送中だったものと思われます。
何かと特徴的なバスたちとの邂逅を経て、軽井沢町役場の前にある町役場病院前バス停を通過。その後、バスは軽井沢駅前のロータリーに入ります。

軽井沢駅前を出ると、今度はプリンス通りを南下していきます。

現在は休止となっていますが、本来であれば軽井沢プリンスホテルウェストや軽井沢ショッピングプラザ前といったバス停でも乗降車があります。
先ほど分かれた軽井沢バイパスと交差したら、バイパスの南側に広がる軽井沢72ゴルフに停車。

ただ、昨今の情勢と季節柄、駐車場はガランとしています。
バスはゴルフ場の先にある碓氷バイパスを抜け、群馬県へと入りました。

バイパスを下りた先にある碓氷軽井沢ICから上信越自動車道へ。

特徴的なターボ音が心地よく響き、バスはスムーズに高速道路へと合流しました。
上信越自動車道碓氷橋に差し掛かります。上信越道名物?の全長1km以上にもなる巨大な斜張橋です。

富岡ICでいったん高速道路を降り、インターの程近くにある富岡バス停にて最後の乗車扱いを行います。

全てのバス停で乗車扱いを終え、バスは再び富岡ICから高速へと戻ります。
その先にある藤岡JCTから関越道へと合流し、上里SAで15分間の休憩となりました。

キリッと冷えた朝に佇む西工ネオロイヤルは本当にカッコいいですね!
そうは言っても季節は真冬。外にいるとなかなか寒いです。私は少し早めに車内へと戻ることにしました。ポカポカに暖房された車内と、SAで調達したホットコーヒーが身に沁みる...
発車時刻直前に運転手さんが乗車確認を始めます。乗客は私を含めて10名と少し。若い方のほか、熟年のご夫婦なども利用されており、様々な層のニーズがあるんだなと実感しました。
ほどなくして乗車確認が終了。
お客さんも全員戻られたようで、予定通り上里SAを発車となりました。
バスは再び関越道を東京へ向かって走ります。心地よい揺れにうつらうつらしていたら、バスはいつの間にか最初の降車バス停である川越的場を過ぎ、練馬ICから一般道へと降りていきました。

練馬駅(練馬区役所前)から下落合駅と降車扱いを行い、バスは終着の池袋駅東口へと向かいます。

バスは西武池袋本店の前にある池袋駅東口バス停に着けられました。

都内の一般道で渋滞していたため、定刻より15分ほど遅れての到着です。
この車の導入当時としてはまだまだ珍しかった9L級ダウンサイジングエンジン×ZF製6速ATでのドライブはいつ乗っても本当に楽しく、その度に新しい発見があります。今回も例に漏れず、約4時間の旅が本当にあっという間に感じました。昨今の情勢も手伝って、スペースアローRAという車自体が次々と消えて行っている状況です。そんな中でこの車に乗れたのは僥倖でしたし、良い思い出ができて良かったです。
始発から終点まで安全に送り届けて下さった運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!
今回の旅の始まりは長野県東部にある東御市から。
御代田駅から軽井沢駅を経由し、池袋駅東口までを結ぶ千曲線「軽井沢2便」を利用してみました!
その理由は、久々に西武観光バスの車両に乗りたかったからです。同じ千曲線といえども、千曲バスとは異なる車両や内装が楽しめるので、個人的にいつも楽しみにしています。
今日は何に乗れるかな...とドキドキしながら、しなの鉄道に揺られて早朝の御代田駅へ。駅前はまだ人通りもなく静かでしたが、その静寂を破るように独特なエンジン音が聞こえてきました。特徴的な吹け上がりにピンと来て、咄嗟にカメラを構えます。
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千曲線 軽井沢2便
7:30 御代田駅発→池袋駅東口行き
西武観光バス1879号車
車種:日産ディーゼル スペースアロー
型式:PKG-RA274RBN
年式:2008年式
ナンバー:長野200か1539
所属営業所:西武観光バス 軽井沢営業所
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西武観光バスのスペースアロー・1879号車です!
今ではすっかり貴重な存在となった西工C-Iが来てくれました!!
西工C-Iといえば、この切れ長なフロントマスク。
この架装は2002年にモデルチェンジした02MCですが、今でも色褪せることのない特徴的でカッコいいデザインだと思います。
・・・少し早めに回送されてきたからか、乗車改札はまだ始まらないようです。その隙に御代田駅前でのショットを頂いてみました。
御代田駅前に佇むライオンズカラー(レオカラー)の西工車体もなかなか見られないものとなりつつありますので、個人的に貴重な機会となったなぁと。
そんな感傷に浸っていたら、ドアが開きました。どうやら乗車扱いが始まったようです。メールで届いた乗車券を運転手さんにお見せして乗車改札完了。早速車内へと入ります。
車内はこんな感じ。
この車種の特徴ですが、トイレが進行方向右側(非公式側)に設置されています。これに伴って非常口が右側前方に移動しており、車両の中央部・ホイールベース間にあります。ただ、トイレのサイズによっては左側に設置されるケースもあるようです(富士急グループの同車種などがそうです)。
シートは補助席付きのスタンダードシートが並びます。
座席定員は補助席含め51名となります。
エアコン吹き出し口も、この車種ならではのデザインです。
また、運転席まわりには感染対策のためのビニールカーテンが下がっており、乗客への感染対策を促す案内が掲示されていました。
御代田駅からの乗客は私の他にもう一人。
どこか懐かしさを感じる内装に包まれながら、終点の池袋までの旅路を楽しみたいと思います!
**************************
バスは定刻通り御代田駅前を発車。
跨線橋を超え、国道18号線を東へ進みます。
最初の乗車バス停である信濃追分を過ぎたら、軽井沢バイパスから離れて中軽井沢方面へ。
その先にある中軽井沢バス停に停車します。
中山道を軽井沢駅に向かって走っていると、草軽交通のセレガ・5022号車とスライドしました。こちらは貸切車です。
続いて、同じく草軽交通の令和顔エアロエース・506号車とスライド。フルカラーLED表示が特徴的ですが、こちらも貸切車です。
どうやら、学校行事かなにかの配車に遭遇したようです。
さらに、またまた草軽交通のエアロバス・2027号車とスライドしました。こちらは東急リムジンから移籍した車両で、天井直結型空調と草津温泉ラッピングが特徴的な1台です。
すれ違った時は回送表示だったので、北軽井沢始発の草津温泉行きに入るための回送中だったものと思われます。
何かと特徴的なバスたちとの邂逅を経て、軽井沢町役場の前にある町役場病院前バス停を通過。その後、バスは軽井沢駅前のロータリーに入ります。
軽井沢駅前を出ると、今度はプリンス通りを南下していきます。
現在は休止となっていますが、本来であれば軽井沢プリンスホテルウェストや軽井沢ショッピングプラザ前といったバス停でも乗降車があります。
先ほど分かれた軽井沢バイパスと交差したら、バイパスの南側に広がる軽井沢72ゴルフに停車。
ただ、昨今の情勢と季節柄、駐車場はガランとしています。
バスはゴルフ場の先にある碓氷バイパスを抜け、群馬県へと入りました。
バイパスを下りた先にある碓氷軽井沢ICから上信越自動車道へ。
特徴的なターボ音が心地よく響き、バスはスムーズに高速道路へと合流しました。
上信越自動車道碓氷橋に差し掛かります。上信越道名物?の全長1km以上にもなる巨大な斜張橋です。
富岡ICでいったん高速道路を降り、インターの程近くにある富岡バス停にて最後の乗車扱いを行います。
全てのバス停で乗車扱いを終え、バスは再び富岡ICから高速へと戻ります。
その先にある藤岡JCTから関越道へと合流し、上里SAで15分間の休憩となりました。
キリッと冷えた朝に佇む西工ネオロイヤルは本当にカッコいいですね!
そうは言っても季節は真冬。外にいるとなかなか寒いです。私は少し早めに車内へと戻ることにしました。ポカポカに暖房された車内と、SAで調達したホットコーヒーが身に沁みる...
発車時刻直前に運転手さんが乗車確認を始めます。乗客は私を含めて10名と少し。若い方のほか、熟年のご夫婦なども利用されており、様々な層のニーズがあるんだなと実感しました。
ほどなくして乗車確認が終了。
お客さんも全員戻られたようで、予定通り上里SAを発車となりました。
バスは再び関越道を東京へ向かって走ります。心地よい揺れにうつらうつらしていたら、バスはいつの間にか最初の降車バス停である川越的場を過ぎ、練馬ICから一般道へと降りていきました。
練馬駅(練馬区役所前)から下落合駅と降車扱いを行い、バスは終着の池袋駅東口へと向かいます。
バスは西武池袋本店の前にある池袋駅東口バス停に着けられました。
都内の一般道で渋滞していたため、定刻より15分ほど遅れての到着です。
この車の導入当時としてはまだまだ珍しかった9L級ダウンサイジングエンジン×ZF製6速ATでのドライブはいつ乗っても本当に楽しく、その度に新しい発見があります。今回も例に漏れず、約4時間の旅が本当にあっという間に感じました。昨今の情勢も手伝って、スペースアローRAという車自体が次々と消えて行っている状況です。そんな中でこの車に乗れたのは僥倖でしたし、良い思い出ができて良かったです。
始発から終点まで安全に送り届けて下さった運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!
今回は、上田から池袋までのバス旅の模様をお送りしていきます♪
この日は、西武観光バス担当の新宿・池袋-上田線の上田4便をセレクト。狙いはもちろん、希少種となりつつある西工です!
上田駅前で待つことしばし。
定刻より少し遅れて、西武観光バスの西工車が入線してきました!!
新宿・池袋-上田線 上田4便
8:00上田営業所発→池袋東口行き
1号車:西武観光バス1988号車

車種:日産ディーゼル スペースアロー
型式:PKG-RA254RBN
年式:2009年式
ナンバー:長野200か1517
所属営業所:西武観光バス 軽井沢営業所
願いが通じたのか、なんと西武観光バス1988号車と再会出来ました♪ ご覧の通りの西工02MC架装車であり、近年ではすっかり希少な車両となりましたが...上田ではまだまだ現役で活躍しています。
お客さんがたくさんおられたので、車内の撮影は控えましたが、前回の乗車時に撮影した画像がありますので、こちらをご覧ください。
・車内

通常席40席+補助席10席の50人乗りです。日デ車に特徴的に見られる、非公式側(運転席側)に配置されたトイレボックスが見えます。
・シート

シートは4列スタンダードシートとなります。
車内には、フリーW-Fiも飛んでいました。

いつの間にか、車内のホスピタリティがだいぶ向上しているようです(^^)
乗車当日、私は最前席に座っていたのですが・・・前方の様子になにやら違和感がありました。どうしてだろう?と色々考えていると・・・
あれっ?
運賃箱が付いてる!!

どう見てもレシップ製の運賃箱です。
前回乗車時にはなかったのに...

前までは固定運賃だったのですが、変動運賃に変更されたためでしょうか?となると、共同運行の千曲バスがどうなっているか気になるところです。
その変動運賃に関するリーフレットがコチラ。

Web決済時の事前割引が適用となったようです。ちょっと見ないうちに、色々と様子が違っています(^^;
さてさて。
お客さんが全員乗車されたため、バスは扉を閉め、発車となりました。
上田駅前の通りを抜け、上田菅平ICを目指します。

途中、上田菅平ICの手前にある上田住吉バス停にて乗車扱いを行います。
その後も高速道路上、またはインターを出たところにあるバス停にて乗車扱いを行いながら、バスは長野県を出て群馬県へ。
藤岡JCTを過ぎてすぐ、休憩場所の上里SAに到着です。


今となっては貴重となったライオンズカラー高速車の車体を写真に収めます。
上里SAには、長電バスのエアロエース・1558号車も休憩していました。

長野-池袋線の車両ですね。
さらには、佐久・小諸線を担当するジェイアールバス関東のセレガHD・H657-16406号車も。

こちらは休憩時間が短いので、撮影直後にいそいそと出発していきました。
我々も休憩を終え、再びバスに揺られます。
その後も関越道をひた走り、川越的場バス停や練馬区役所前といった主要なバス停での降車扱いを経て、バスは池袋駅を目指します。
そして、終点の池袋駅東口には、ほぼ定刻での到着となりました。

大した混雑にも巻き込まれず、定刻通りに到着出来たのは僥倖でした。
運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました(^^)
この日は、西武観光バス担当の新宿・池袋-上田線の上田4便をセレクト。狙いはもちろん、希少種となりつつある西工です!
上田駅前で待つことしばし。
定刻より少し遅れて、西武観光バスの西工車が入線してきました!!
新宿・池袋-上田線 上田4便
8:00上田営業所発→池袋東口行き
1号車:西武観光バス1988号車
車種:日産ディーゼル スペースアロー
型式:PKG-RA254RBN
年式:2009年式
ナンバー:長野200か1517
所属営業所:西武観光バス 軽井沢営業所
願いが通じたのか、なんと西武観光バス1988号車と再会出来ました♪ ご覧の通りの西工02MC架装車であり、近年ではすっかり希少な車両となりましたが...上田ではまだまだ現役で活躍しています。
お客さんがたくさんおられたので、車内の撮影は控えましたが、前回の乗車時に撮影した画像がありますので、こちらをご覧ください。
・車内
通常席40席+補助席10席の50人乗りです。日デ車に特徴的に見られる、非公式側(運転席側)に配置されたトイレボックスが見えます。
・シート
シートは4列スタンダードシートとなります。
車内には、フリーW-Fiも飛んでいました。
いつの間にか、車内のホスピタリティがだいぶ向上しているようです(^^)
乗車当日、私は最前席に座っていたのですが・・・前方の様子になにやら違和感がありました。どうしてだろう?と色々考えていると・・・
あれっ?
運賃箱が付いてる!!
どう見てもレシップ製の運賃箱です。
前回乗車時にはなかったのに...
前までは固定運賃だったのですが、変動運賃に変更されたためでしょうか?となると、共同運行の千曲バスがどうなっているか気になるところです。
その変動運賃に関するリーフレットがコチラ。
Web決済時の事前割引が適用となったようです。ちょっと見ないうちに、色々と様子が違っています(^^;
さてさて。
お客さんが全員乗車されたため、バスは扉を閉め、発車となりました。
上田駅前の通りを抜け、上田菅平ICを目指します。
途中、上田菅平ICの手前にある上田住吉バス停にて乗車扱いを行います。
その後も高速道路上、またはインターを出たところにあるバス停にて乗車扱いを行いながら、バスは長野県を出て群馬県へ。
藤岡JCTを過ぎてすぐ、休憩場所の上里SAに到着です。
今となっては貴重となったライオンズカラー高速車の車体を写真に収めます。
上里SAには、長電バスのエアロエース・1558号車も休憩していました。
長野-池袋線の車両ですね。
さらには、佐久・小諸線を担当するジェイアールバス関東のセレガHD・H657-16406号車も。
こちらは休憩時間が短いので、撮影直後にいそいそと出発していきました。
我々も休憩を終え、再びバスに揺られます。
その後も関越道をひた走り、川越的場バス停や練馬区役所前といった主要なバス停での降車扱いを経て、バスは池袋駅を目指します。
そして、終点の池袋駅東口には、ほぼ定刻での到着となりました。
大した混雑にも巻き込まれず、定刻通りに到着出来たのは僥倖でした。
運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました(^^)
上田へやってくる西武観光バスの車両を見ていると、日産ディーゼルの高速バスの変遷を見て取ることが出来ます。
『変遷』とは何を指すのでしょうか?
それは、日産ディーゼルがバスを製造(厳密にはシャーシを製造)していた頃から、三菱ふそうのOEM供給へと移り、最終的に三菱ふそうとなるまでの過程のことです。
現状、上田近辺では、西武観光バスが担当する千曲線において、日産ディーゼルの高速車を見ることができます。同時に、西武観光バスではそのOEM供給車や、ふそう純正の高速バスであるエアロエースまでもが活躍しており、これらの車両がやってくる上田は非常に貴重な地域となりました。
それでは、その『変遷』を順番にご紹介していきましょう。
①日産ディーゼルだった頃
まずは、日産ディーゼルがシャーシを作っていた頃の車両です。
◆日産ディーゼル スペースアロー



西武観光バス1988号車(型式:PKG-RA274RBN)
日産ディーゼル純正のシャーシに、車体メーカー(コーチビルダー)である西日本車体工業の車体を架装した、「純正」スペースアローです。この車は、ライオンズカラーを纏った仕様となります。
②三菱ふそうOEM時代
続いては、三菱ふそうからOEM供給を受けて販売されていた、スペースアローA(エース)です!
◆日産ディーゼル スペースアローA


西武観光バス1989号車(型式:BKG-AS96JP)
どう見てもエアロエースじゃん!!
と思ったアナタ。
・・・実はその通りなんですが(^^;
おまけに、前述の1988号車、そしてこの1989号車ともに2009年式です。同年に純正日産ディーゼルのスペースアローと、ふそうからのOEM供給車が導入されているなんて面白いですね。もっとも、ふそうのエアロエースの発売開始年である2007年から日デへのOEMが始まっているので、かぶっていたとしても何の不思議もないのですが。
ボディやエンジンは三菱ふそう製となるエアロエース・・・もといスペースアローAですが、両車種ともにクリーンディーゼル機構は日産ディーゼル製のものを実装しています。今では当たり前となった尿素SCRによる排気ガス後処理システムは、バスでの実装は日産ディーゼルが先駆けです。つまりは、「見た目はふそう、中身は日デ」という感じの車体構成となっているわけです。
ちなみに、同じ年式の1988号車がライオンズカラーなのに対し、1989号車は「レジェンドブルーカラー」と呼ばれるカラーリングとなっています。
③三菱ふそう時代
最後は、名実ともに三菱ふそうの車両であるエアロエース(2013年式)です。
◆三菱ふそう エアロエース


西武観光バス1325号車(型式:QRG-MS96VP)
正直、この車が上田へやって来た時は驚きました。今まで全然見たことない年式の車だったので(^^;
この型式になると、エンジンやクリーンディーゼルシステムはダイムラー製のものに変わり、日デへのOEM供給も取りやめとなりました。したがって、この車は中身までふそう製となります。日産ディーゼルの面影はありません。。。
ときに、エアロエース自体は珍しい車ではありませんが、西武のエアロエースとなると殊更珍しい車のように感じるのは私だけでしょうか?
-------------------------------
今回は、西武観光バスの高速バスにおけるちょっとした小ネタをお送りしました。
このように、上田地域ではスペースアロー→スペースアローA→エアロエースへと至る歴史を辿ることができます。一見すると似たようなバスたちも、こんな変遷があるんだなと思って頂けたら幸いです(^^)
『変遷』とは何を指すのでしょうか?
それは、日産ディーゼルがバスを製造(厳密にはシャーシを製造)していた頃から、三菱ふそうのOEM供給へと移り、最終的に三菱ふそうとなるまでの過程のことです。
現状、上田近辺では、西武観光バスが担当する千曲線において、日産ディーゼルの高速車を見ることができます。同時に、西武観光バスではそのOEM供給車や、ふそう純正の高速バスであるエアロエースまでもが活躍しており、これらの車両がやってくる上田は非常に貴重な地域となりました。
それでは、その『変遷』を順番にご紹介していきましょう。
①日産ディーゼルだった頃
まずは、日産ディーゼルがシャーシを作っていた頃の車両です。
◆日産ディーゼル スペースアロー
西武観光バス1988号車(型式:PKG-RA274RBN)
日産ディーゼル純正のシャーシに、車体メーカー(コーチビルダー)である西日本車体工業の車体を架装した、「純正」スペースアローです。この車は、ライオンズカラーを纏った仕様となります。
②三菱ふそうOEM時代
続いては、三菱ふそうからOEM供給を受けて販売されていた、スペースアローA(エース)です!
◆日産ディーゼル スペースアローA
西武観光バス1989号車(型式:BKG-AS96JP)
どう見てもエアロエースじゃん!!
と思ったアナタ。
・・・実はその通りなんですが(^^;
おまけに、前述の1988号車、そしてこの1989号車ともに2009年式です。同年に純正日産ディーゼルのスペースアローと、ふそうからのOEM供給車が導入されているなんて面白いですね。もっとも、ふそうのエアロエースの発売開始年である2007年から日デへのOEMが始まっているので、かぶっていたとしても何の不思議もないのですが。
ボディやエンジンは三菱ふそう製となるエアロエース・・・もといスペースアローAですが、両車種ともにクリーンディーゼル機構は日産ディーゼル製のものを実装しています。今では当たり前となった尿素SCRによる排気ガス後処理システムは、バスでの実装は日産ディーゼルが先駆けです。つまりは、「見た目はふそう、中身は日デ」という感じの車体構成となっているわけです。
ちなみに、同じ年式の1988号車がライオンズカラーなのに対し、1989号車は「レジェンドブルーカラー」と呼ばれるカラーリングとなっています。
③三菱ふそう時代
最後は、名実ともに三菱ふそうの車両であるエアロエース(2013年式)です。
◆三菱ふそう エアロエース
西武観光バス1325号車(型式:QRG-MS96VP)
正直、この車が上田へやって来た時は驚きました。今まで全然見たことない年式の車だったので(^^;
この型式になると、エンジンやクリーンディーゼルシステムはダイムラー製のものに変わり、日デへのOEM供給も取りやめとなりました。したがって、この車は中身までふそう製となります。日産ディーゼルの面影はありません。。。
ときに、エアロエース自体は珍しい車ではありませんが、西武のエアロエースとなると殊更珍しい車のように感じるのは私だけでしょうか?
-------------------------------
今回は、西武観光バスの高速バスにおけるちょっとした小ネタをお送りしました。
このように、上田地域ではスペースアロー→スペースアローA→エアロエースへと至る歴史を辿ることができます。一見すると似たようなバスたちも、こんな変遷があるんだなと思って頂けたら幸いです(^^)