茅野駅から高遠駅を経て、南アルプスの玄関口である仙流荘までを結ぶ登山バス「南アルプスジオライナー号」の運行が始まっています。

その経路に、8月4日より高遠駅⇔仙流荘までの回送ルートを路線化した区間便が設定され、利便性が更に高まりました!

今春より長谷循環バスが減便されたこともあって、茅野駅→高遠駅→仙流荘へと移動した後は、ジオライナーの折り返し便を夕方まで待つ以外に高遠駅へと戻る手段はありませんでした。その救済もあってか、ジオライナーが高遠駅へと戻る回送ルートを区間便として追加運行されることになりました。これにより、午前中に下山したお客さんが高遠駅まで戻れるようになったというわけです。そして、高遠駅からは高遠線で伊那バスターミナルや伊那市駅・伊那北駅まで行けるので、高速バスや鉄道でのアクセスも改善された模様です。


・・・あぁ、また良からぬことを閃いてしまった。


今年は木曽福島駅と高遠駅・仙流荘を結ぶ「パノラマライナー号」が運行されていません。このため、名古屋から公共交通を使って南アルプスにアクセスするには少しハードルが高くなります。

では、高速バスならどうか?

ちょいと時刻表を調べてみると、名古屋からの高速バスに乗って伊那に入り、そこから高遠線→ジオライナーと乗り継いだら、南アルプスにアクセスできるではありませんか!

そんなわけで、私は愚かにも、高速バスを使ったジオライナー乗り継ぎルート『高速バス名古屋線-南アルプスジオライナー号乗り継ぎチャレンジ』を実行してみようと思い立ったのでした。

旅程の概要は下記の通り。

①信南交通の名古屋行きで伊那BT→瑞浪天徳BSへ移動
②名鉄バスの箕輪行きで瑞浪天徳BS→伊那BTへ折り返し
③ジェイアールバス関東の高遠線で伊那BT→高遠駅へ移動
④南アルプスジオライナー号に乗り継いで高遠駅→仙流荘へ移動
⑤ジオライナーの区間便(新規設定)で仙流荘→高遠駅へ折り返し


さすがに名古屋からの乗車を楽しむことはできませんが、瑞浪天徳で名鉄便に乗り換えることによって、朝に名古屋を出発する旅が疑似体験できるというわけです。時刻表的には非常にタイトですが、なんとかなるでしょう。そんな楽観論を掲げ、私は早朝の伊那バスターミナルよりこの日のチャレンジを開始したのでした!

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チャレンジ①
6:00 伊那BT→8:07 瑞浪天徳


名古屋-伊那箕輪線SN14406便
信南交通1387号車(2TG-MS06GP)


旅の始まりは信南交通の名古屋行きです。まずは伊那バスターミナルから乗り換えバス停の瑞浪天徳を目指します。折しも、同社では最新型となる令和顔エアロエースが来てくれました!

LCDディスプレイに表示される「名鉄バスセンター行きです」の文字が新鮮味を感じます。


バスは順調に中央道を南下し、恵那峡SAで8:00まで休憩となりました。







単に名古屋線に乗り継ぐことが目的なら瑞浪天徳まで行かず、その手前の中津川や、なんなら長野県内で降りても良かったんですが、恵那峡でじっくり撮影したかったのでこのルートにしてみたのです♪

乗務員さんが少し長めに休憩を取ってくださったので、10分差で箕輪を出てきた阪急観光バスのアルペン伊那号が追いつきました。

お陰で、こんなコラボショットを頂くことができました。

恵那峡SAを出てしばらく走ると、瑞浪天徳バス停に到着。信南交通1387号車とはここでお別れです。

到着時刻は8:16(定刻+9分)だったのですが、乗り換えには十分間に合います。

そそくさと下り線のバス停から上り線のバス停へと移動し、バスを待ちます。

考えてみたら、瑞浪天徳BSを利用するのは初めてです。こんな感じなんだなぁと周りの景色を眺めていたら、次に乗り継ぐ名鉄バスがやってきました。


チャレンジ②
8:23 瑞浪天徳→10:38 伊那BT(※菅の台経由)


名古屋-伊那箕輪線MB14507便
名鉄バス2013号車(BKG-MS96JP)


ここから本日の乗り継ぎチャレンジが本格的にスタートします。といっても、さっき来たルートをそのまま折り返すだけなんですが(^^;

車両は名鉄バスの中では古参クラスとなる2010年式エアロエース。同社からも徐々に数を減らすBKG-エアロエースに乗車できた幸運もさることながら、図らずも最新型の令和顔エアロエースと初期型のエアロエースを乗り比べる旅となりました。

瑞浪天徳を定刻通り発車したバスは、しばらくして恵那峡SAへと入っていきます。



私はほんの40分前に反対側(下り)に滞在していたのですが、細かいことを気にしてはいけません。

休憩中のSAではこんな並びが。

右手前から、新宿-名古屋線を担当する名鉄バス2352号車、私の乗る名鉄バス2013号車、名鉄観光バス、更には最奥部に名鉄運輸が並ぶ光景となりました。まさに名鉄4並び。いいものを見せて頂きました。

10分強の休憩の後、バスは再び中央道を走ります。

駒ヶ根ICで高速道路を降り、7月~10月だけの季節運行ルートである菅の台バスセンターへ。

やはりというべきか、登山に来られたお客さんが何人か降車されました。

その後もバスは順調に一般道を走り、定刻通り伊那バスターミナルに到着です。

ここの乗り継ぎが今チャレンジ最大の難所だったのですが、お陰様で無事クリアです!


チャレンジ③
10:45 伊那BT→11:07 高遠駅


高遠線(高遠さくらの湯行き)
ジェイアールバス関東L538-00509号車(KC-UA460HAN改)


高遠線にはだいぶ余裕を持って乗り継げました。車両は元・東急バスのUAノンステです。高遠線は今年4月より伊那バスターミナル発着となったことから、高速バスや他の路線バスとの接続が非常に良くなりました。

お馴染みの路線・見慣れた景色ではありますが、今回のようにトリッキーな旅で利用するとまた新鮮に見えてくるのが不思議です。

バスに揺られること20分強、定刻通り高遠駅に到着となりました。

目の前には既に、茅野駅からやってきた南アルプスジオライナー号が時間調整をしていました。高遠線との接続も兼ねた待機となっているようです。ここまで来たら勝ったも同然!私は嬉々として目の前に停車するジオライナーに乗り継ぎました。


チャレンジ④
11:10 高遠駅→11:30 仙流荘


南アルプスジオライナー号(仙流荘行き)
ジェイアールバス関東L538-05503号車(ADG-RA273MAN)


ジオライナー号にはジェイアールバス関東で唯一と思われるRAワンステが入っていました。ジオライナーは毎年この車が担当しているようです。

車体の側面には「南アルプスジオライナー 仙流荘行き」のステッカーが貼られていました。

7月に乗車した時にはなかったので、最近貼り付けられたものだと思います。

バスは定刻通り高遠駅を発車。
朝は雨が降っていましたが、天候が急速に回復し、すっかり真夏の風景となりました。


美和ダムの上流部までやってきました。普段はバスで通ることがないルートなので、車窓の景色が楽しいです。



ダムに土砂の堆積を防ぐためのバイパストンネルの取り入れ口となる分波堰や、三峰川支流の黒川沿いにある水力発電所を眺めつつ、バスは仙流荘へと向かっていきます。

終点の仙流荘には定刻通り到着です!
登山に見えたお客さんは、ここで北沢峠へと向かう南アルプス林道バスに乗り換えます。

これまでだったらバスはこのまま回送となるのですが、今年はここから更に高遠駅までのルートが路線化されたため、折り返しのためにしばし待機します。

折り返し待ちの間にちょいと撮影。

夏山の景色に佇む日デRAというのも、この時期だけ見られる特別な光景ですね。


チャレンジ⑤
11:35 仙流荘→11:55 高遠駅


南アルプスジオライナー号(高遠駅行き区間便)
ジェイアールバス関東L538-05503号車(ADG-RA273MAN)


さあさあ、ここへ来てようやく今回の旅のメインが登場でございますよ!この区間便に乗りたいばかりに今回の如き無茶苦茶なチャレンジが始まったわけですから、断固外すわけにはいきません!!

さっき乗ってきたばかりのバスに再び乗り込み、仙流荘を出発です。


バスはほどなく高遠大橋を経て、風情に満ちた高遠町の市街地へ。



当然ながら往復ともに同じルートを通るわけですが、行きと帰りで座席を変えたので、車窓の景色を満喫します。

終点の高遠駅には定刻通り到着です。

乗り継ぎ時間が非常にタイトな旅ではあったものの、『高速バス名古屋線-南アルプスジオライナー号乗り継ぎチャレンジ』を見事完遂することができました!

これにより、名古屋からの高速バスが大幅に遅れない限り、高速バスを利用した南アルプスへのアクセスが可能であることが確認できました。道中のハラハラも含めて、私としてはとても楽しい旅ができたなぁと思います。

また、仙流荘⇔高遠駅の区間便が設定されたことにより、ジオライナーの全区間完乗を果たすこともできました。仙流荘から高遠駅までの区間は実際に乗ってみるとあっさりしたルートですが、この区間を走る路線バスが大きく減便された今、仙流荘から高遠駅に直接アクセスできる手段としては非常に大きいと思います。今夏の登山バスは新型コロナウィルス感染症の拡大などで色々と制約を受けつつも、その分は様々な楽しみ方が生まれたなと思えた今回のチャレンジでした。

最後になりますが、今回の乗り継ぎ旅で安全・快適に送り届けてくださった各社の運転手さん、本当にありがとうございました!

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おまけ。
高遠駅では、ジオライナーと国鉄復刻カラーとのツーショットも実現しました。

どちらもジェイアールバス関東中央道支店の名物車両とあって、存在感がすごいですね!

こんなところも、この地域の路線バスならではの面白さかなぁと。  

伊那バスのPKG-セレガ・21180号車での旅(→こちら)を楽しんだ後は、信南交通の箕輪行きで長野へと戻っていきます。例によって始発から終点までの通し乗車です。

名鉄バスセンターで待つことしばし、帰り道でお世話になる車両が入線してきました。

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名古屋-伊那箕輪線SN14515便
15:30 名鉄バスセンター・栄経由→箕輪行き

信南交通1241号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:2TG-MS06GP
年式:2017年式
ナンバー:松本200か1241
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所

※恵那峡SAにて撮影

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この日は信南交通が最初に導入したMS06エアロエースが来てくれました。2017年の暮れに稼働を開始した車で、8速AMT・Shift Pilotと7.7Lの6S10エンジンを搭載したMC後エアロエースの初代導入車となります。

名鉄バスセンターに回送されてきた1241号は、西日本ジェイアールバスや名鉄バスと並び、乗車扱いを始めます。

私も早速のりばへ向かい、車内へと入ります。

内装は落ち着きのあるカラーで統一され、ヘッドサポーター付き4列ハイエンドワイドシートが並んでいます。

座席数は36席で、最後部にはパウダールーム付き大型トイレが備えてあります。

また、全席にAC100Vコンセントが配されています。

写真のコンセントは窓側ですが、通路側もシートの脇にコンセントがあります。

シート前方には大型のシートテーブル。


足元には靴を脱いで使用するタイプの大型フットレストがあります。


シート前方には飛沫防止用のアクリル板があります。



石畳調のフロアも良い感じです。

このように、もともと豪華であった信南交通の車内がMS06になってからグレードアップし、更に快適さを増した仕様になっています。お馴染みのフリーWi-Fiも飛んでいますし、長旅でもゆったり過ごせるようになっているのが更にありがたいですね。

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さて、バスはいよいよ名鉄バスセンターを出発。バスセンターの長いスロープを下り、次の乗車バス停である栄へと向かいます。

名鉄バス名古屋中央営業所の横を通り、名古屋高速の新洲崎JCTを眺めながら伏見通りを北へ。


栄バスターミナル(オアシス21)に入っていきます。


バスターミナルへ入ってすぐ、バスは少しバックして8番のりばへ到着。ここで乗車扱いを行います。


栄バスターミナルを発車後、バスは名古屋高速へ。


バスは小牧北JCTから東名高速に合流し、小牧JCTからは中央道へと入っていきます。

その後、桃花台バス停で乗車扱い。

ほんの4時間ほど前に名古屋行きで通りかかったバス停を、今度は反対車線から眺めてみました。

岐阜県へと近づくにつれ、付近に緑が目立ってきます。

こうした四季折々の車窓の変化をゆったり楽しめるのも高速バス旅の魅力ですね。

休憩場所の恵那峡SAが近づいてきました。


ここで15分弱の休憩となりました。発車時刻は17:05とのことです。







明るいところで見てみると信南交通さんの車体は本当に美しいですね。

鏡のようなボディのほか、ピカピカに磨かれたホイールも目を引きます。

この輝きはいつ見ても圧倒されます。担当乗務員さんの愛情を感じますね。

休憩後、バスは再び長野県に向けて走り出します。

恵那峡SAから少し走ったところで、中津川バス停にて乗降車扱いを行います。


続いて、神坂PA内にある馬籠バス停に停車。


恵那山トンネルを抜けて長野県へと入り、阿智PA内にある駒場バス停に到着。

昼間に通ったルートとはいえ、反対側から眺めてみると違った風情があります。

その後、上飯田→高森→松川→飯島と停車し、乗降車扱いはここで終了です。その先の駒ヶ根IC以降のバス停は降車専用となります。

駒ヶ根ICバス停通過後は一般道を走行しながら駒ヶ根BT→宮田→沢渡→伊那BTと通過していきます。





見慣れた景色をぼんやりと眺めながら過ごします。やっぱりバスに乗って眺める景色は、自分で車などを運転しながら眺める景色とは一味違います。私の場合は、見慣れた景色だからこそ余計にそう感じられるのかもしれません。

バスは伊那ICから再び高速道路へ。

私以外のお客さんは伊那IC前バス停で全員降車されました。終点の箕輪まで向かう乗客は私だけのようです。

中央道箕輪を通過し、バスは次の伊北ICから再び一般道へ。


伊北IC前→箕輪町役場入口と過ぎて行きます。




いよいよ終点の箕輪に到着です。


出発の時と同様、伊那バス箕輪営業所の敷地を建物に沿ってグルリと回り、バス停の横でドアオープンとなりました。

時計を見ると、ほぼ定刻での到着です。
信南交通らしい豪華で快適な車内はもとより、エアロエースの乗り心地や急坂でのパワフルな走りなど、最初から最後まで楽しみの尽きない旅となりました。

運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!

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前記事でも書かせて頂いたように、今回の旅は実に半年ぶりとなる高速バス乗車旅となりました。図らずも伊那バスの古参車と信南交通のShift Pilotとを乗り比べる旅となったわけですが、それぞれに良さや楽しさがあり、最初から最後まで様々な発見がありました。まさにバス旅の再開に相応しい素敵な思い出ができたと思います。

感染症対策も引き続き怠りなく、ここから徐々にバス旅を再開していく予定です。次の乗車計画もしっかり練っていますので、またどこかでご報告できればと思っています。お楽しみに!  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通乗車記中央道高速バス名古屋-伊那箕輪線

箕輪バス停に入線してきた伊那バス21180号車

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先日、半年ぶりに高速バスの旅に出かけてみました。感染対策も万全に、向かった先は名古屋。行程は伊那バス便と信南交通便での往復です。なんてことはない往復旅なのですが、久々のバス旅となると話は別です。あまりにも気持ちがはやり過ぎて、出発の20分前からバスを待ち続けるという徹底ぶり。我ながら何やってんだろうなと(^^;

とはいえ、せっかくのバス旅ですから始発から終点までじっくり楽しみたい。そんな思いから、私は名古屋-伊那箕輪線の始発バス停である箕輪までやってきました。バス停で待つこと数分、伊那バス本社からこの日の担当車両が回送されてきました。



特徴的なフォルムにロングストロークなシフト音。期待通り、PKG-代のセレガが来てくれたようです!

バスはロータリーをグルリと回り、伊那バス箕輪営業所の建物の北側にあるバス停付近に停車しました。ここで乗車扱いが始まります。

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名古屋-伊那箕輪線IN14409便
8:30 箕輪発→栄経由・名鉄バスセンター行き



伊那バス21180号車

車種:日野 セレガHD
型式:PKG-RU1ESAA
年式:2009年式
ナンバー:松本200か700
所属営業所:伊那バス本社営業所

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直近の運用パターンから当便に21180号車が入ることを読んでいましたが、当日は見事に引き当てることができました!

この車両にどうしても乗りたかった理由は、21180号車が伊那バスでの最古参クラスの車両となったからです。乗れるうちにしっかり乗っておきたいと思い、この日・この便を選びました。

伊那バスの当世代を象徴する特徴といえば、このデザイン。

今となってはすっかり数を減らした折戸・Jピラー付きの車両です。

ひとしきり撮影させて頂いてから乗車改札を終え、いよいよ車内へと入ります。

この日は最後部に着座。

21180号車に乗れるなら、エンジンサウンドを楽しまないわけにはいかないでしょう(^^)

後方にある車番もバッチリ。

撮影場所が明らかに箕輪じゃないですが...どうかお目こぼしください。

シートは4列ハイグレードシートで、正座席36席の仕様。


シート前方には、シートモケットと同じ布が貼られたシートテーブルを備えます。


この車は、かつて新宿線を担当していた車両のため、最後部のシートだけはコンセント付きとなっています。

この車両が新宿線を担当していた時は、コンセント付きの仕様がまだ珍しかった頃です。9番席にのみ設定されていた1人で2席を独占できるプレミア席である「ひとりだけシート」ならではの仕様ですね。

ちなみに、現行の伊那バス車両は全ての座席にコンセントが付けられており、快適性が一層増しています。

ちょっと話は逸れますが、ひとりだけシートのプレミア感を象徴する仕様としてはこんなものも。

写真からは、9番席と8番席の肘掛けの形状が異なっているのがお分かり頂けると思います。9番席の大型肘掛けの中にはテーブルが収納されており、シート前方のテーブルとは別に、手元側にもテーブルを展開できるようになっています。こんな仕様もまた、ひとりだけシートがいかに特別な座席であったかを裏付けるものだと思います。

車両の後方にはトイレが設置されています。

最近流行りのパウダールーム付きトイレではなく、小さいタイプのトイレボックスとなっています。

トイレボックスの反対側には不自然な仕切りが。その仕切りの中はどうなっているのかというと・・・

電話席と呼ばれるサービスシートがあります。

降車ボタンが取り付けられているほか、車両後方および通路側にはカーテンもあります。携帯電話での通話以外にも、着替えなどに使用できるようです。

こうしたシートを備えた車両は、伊那バスで稼働しているものの中では最後の1台となりました。本当に貴重な仕様です。長旅も快適に安心して過ごせる仕様が追及された車内をじっくり味わいつつ、名古屋への短い旅に出発です!


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発車時刻直前、名古屋行きのアナウンスが流れます。


ほどなくしてギアが入り、バスはゆっくりと動き出しました。
FFシフトの小気味よい音が聞こえ、次いでE13Cエンジンが湧きあがるような轟音を奏でます。

バスはその先の箕輪町役場入口→伊北インター前のバス停でそれぞれ停車し、伊北インターから中央道へと入ります。その後、中央道箕輪に停車し、伊那インターを目指して走っていきます。


伊那インターからいったん中央道を下り、伊那インター前での乗車扱いの後、バイパスを下って伊那バスターミナルへ。


伊那バスターミナルでお客さんが数名乗車され、バスは定刻通りに伊那バスターミナルを発車。


伊那バスターミナルから少し走り、伊那バス本社の横を通過して国道153号線へと入ります。


バスはその後、沢渡→宮田と停車し、大田切川を渡ります。

いつもだったら、ここから中央アルプスが綺麗に見えるのですが、この日は生憎の天気で、山の上の方はすっかり曇っていました。

駒ヶ根駅前を通り、駒ヶ根バスターミナルへと向かいます。


駒ヶ根バスターミナルもほぼ定刻通り通過。


そのまま駒ヶ根高原へと向かってバイパスを駆け上がり、駒ヶ根インターから再び高速へと入ります。


ここからの乗車バス停は全て高速道路上にあります。また、飯島からは乗車扱い/降車扱いを共に行うようになるので、箕輪等からの区間乗車も可能です。

その後も飯島→松川→高森→上飯田・・・といった具合に、各バス停で停車。気づけば、バスは恵那山トンネルを抜けて岐阜県へと入っていきます。


神坂PA内にある馬籠バス停を過ぎ、中津川インターへ。

インターを降りた先にある施設「ちこり村」やチコリのオブジェが出迎えてくれます。

中津川バス停を通過したら、ほどなくして休憩場所の恵那峡SAに到着です。ここで15分弱の休憩となりました。









運転手さんが休憩時間を長めに取ってくれたので、伊那バス21180号車とじっくり戯れながら過ごします。

そんな貴重な時間も束の間、バスは10:55に恵那峡SAを発車します。


南へ下るにしたがって、空を覆っていた雲がどんどん晴れていきます。


バスは瑞浪天徳バス停を過ぎ、桃花台へ。



桃花台では、飯田行きの名鉄バス2356号車が乗車扱いを行っていました。

バスは更に中央道を南下。小牧市に入ります。緑の多い景色からコンクリートの多い景色へと一気に変わっていきます。


小牧JCTから東名高速に入り、その先にある小牧北JCTからは更に名古屋高速へと分岐します。


こちらは名古屋高速小牧料金所。急坂を登った高架上にあります。


東新町ICから名古屋高速を出たあたりで、栄への到着アナウンスが流れます。


ほどなくして栄に到着。栄といえばこの電波塔。かつては「名古屋テレビ塔」と呼ばれていましたが、いまは「中部電力MIRAI TOWER」というらしいです。

お客さんは栄で殆ど降車され、私を含めた1-2名ほどが終点の名鉄バスセンターへと向かうようです。

途中、名鉄バス名古屋中央営業所の横を通過します。


そしていよいよ下広井町交差点にさしかかり、名鉄バスセンターに向かうスロープを登っていきます。


名鉄バスセンターの3階降車場に到着。時刻は定刻+5分くらいでした。


車内点検を終えると、バスはすぐに回送表示へと切り替わり、降車場を出発していきます。

道中、すっかり聞きなれたシフト音やエンジン音を最後まで楽しみつつ、名鉄バスセンターを後にする21180号車をお見送りしました。このタイミングで、どんどん数を減らすPKG-セレガに乗車できたことは本当に良かったと思います。実に半年ぶりとなるバス旅のリスタートに相応しい、最高の車での旅でした。

運転手さん、楽しいドライブをありがとうございました!!  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)乗車記中央道高速バス名古屋-伊那箕輪線

昨年晩秋、信南交通694号車がひっそりと引退の時を迎えました。

この車は信南交通が2009年初に導入したエアロエースで、同社としては654号車に続き2台目の導入となった車両です。新型コロナウィルス感染症の影響で高速バスが軒並み減便となり、古参勢であるこの車は殆ど運行されなくなりました。感染症の終息を夢見て、車庫の片隅で出番を待っていましたが・・・ついに活躍の時を迎えないまま引退してしまいました。

今回は、そんな信南交通694号車と共にした最後の旅の模様をお送りしていきたいと思います。

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新型コロナウィルス感染症がにわかに拡大の様相を見せてきた頃、折よく694号車が名古屋-伊那箕輪線に入った日がありました。当時、高速バスはまだ通常運行を続けていましたが、乗客だけが目に見えて激減していきました。まだまだ先行きに不安が募る中、ちょうど694号車を狙い撃ちして乗車できるチャンスが訪れていたわけです。

このままの勢いで乗客が減り続けたら、古参車の694号車は引退してしまうかもしれない。そうしたら、694号車にお別れをする機会は二度とやってこないかもしれない・・・。私自身のそんな思いと、同行して下さった方の完璧なプランニングのもと、今回の乗車旅は決行されました。

区間は高森~中津川の往復。短い旅ですが、694号車と旅路を共にすることが目的なのですから、これで十分です。

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名古屋-伊那箕輪線SN14409便
8:30 箕輪発→栄経由・名鉄バスセンター行き

信南交通694号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:BKG-MS96JP
年式:2008年式(導入は2009年)
ナンバー:松本200か694
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所

※現在は引退済み

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遠くから見慣れた信南カラーが近づき、高森BSに到着しました。車両は狙い通り694号車です。早速に乗車扱いを受け、車内へと進みます。

この日は後方に着座。

ここなら、694号車の車内をしっかりと目に焼き付けることができますし、6M70エンジンのサウンドも存分に楽しめます。まさに特等席です♪

スピーカー(サービスボックス)の横に装着された洋服掛け、カーテンの柄なども、信南交通の2012年以前のエアロエース独特の仕様となります。



ただし、各座席にコンセントは非装備です。古参級の車両なため、追加設置がされなかったものと思われます。

独特な唸りを上げるエンジン音を心地よく聴き、流れていく景色をゆったりと眺めつつ、694号車との時間を思い思いに過ごします。

長大な恵那山トンネルを抜け、神坂PAの手前にある馬籠バス停を通過したら、次は降車停留所の中津川です。乗車時間にして約40分。区間利用ができる名古屋線ならではの旅ですが、こんな形での区間利用をする人間は、我々以外だと現地にお住まいの方くらいなんじゃないだろうか(^^;

中津川BSには、ほぼ定刻通り到着です。

本当に短い区間ではありますが、694号車とのラストドライブは、これにて終了となりました。運転手さん、ありがとうございましたm(__)m

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予想通り、私たちがこの旅を敢行してからしばらくして、694号車が稼働することは殆どなくなりました。そして、上述の通り昨年の晩秋には・・・。我ながら、嫌な予想ばかり良く当たるものだと苦々しく思ったものです。この旅に出かけた時は「また復活してくれるだろう」という感じでしたが、それでもこうして狙い乗車に踏み切ったあたり、実際は心のどこかでお別れを予期していたのかもしれないな、と述懐しています。私も名古屋線を中心として何度となくお世話になった車両ですから、思い入れもあります。それだけに、日々の記録や乗車の大切さを実感します。

私自身にも良き思い出をもたらしてくれた694号車の長年の活躍に、心よりの敬意を表して。今まで本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!!  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(3)信南交通乗車記中央道高速バス名古屋-伊那箕輪線
「名古屋へ行こう」

そんなことをふと思い立ち、流れるように座席予約を完了させたのは、この旅の1週間前のこと。

特に何か用事があるでもなく、単に名鉄バスに乗りたかったからというのが主な動機ですが、周りの方にはどうにも理解され難い動機というのが辛いところ…

まぁそれもいつものことなので、名古屋-伊那箕輪線の名鉄担当便・MB14413便に狙いを定め、始発の箕輪まで向かいます。

伊那バス箕輪営業所に待機しているはずのバスをチェックしてみると...待っていたのはこのお顔。

なんと名鉄バスの令和顔エアロエース・3904号車です!

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名古屋-伊那箕輪線MB14413便
12:30 箕輪発→名鉄バスセンター行き

名鉄バス3904号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:2TG-MS06GP
年式:2019年式
ナンバー:名古屋200か4137
所属営業所:名鉄バス 名古屋中央営業所

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初乗車となる名鉄の令和顔エアロエース!
豪華な内装と快適な乗り心地が各地で評判を呼ぶ、まぎれもない最新型です。まさかこれほど早く乗れる日が来ようとは!!

乗車改札を受けて車内へ入ると...豪華な内装が迎えてくれました!



シートは4列シート、配列は公式側9番・非公式側11番席までの40人乗り、最後部には片側トイレが装備されています。

シートはヘッドサポーター付きであるのみならず、専用枕が付いています。

これは凄い...およそ私が知る限り最高峰の4列シートだと思います。ヘッドサポーターの形状が左右で異なるなど、特徴的なシート構造です。

もちろん、各シートにはAC100Vコンセントが装備されています。

コンセントは、窓側座席は壁側、通路側座席はシート脇についています。

足元には靴を脱いで使用するタイプの大型フットレストがあります。


座席定員40人であることとフットレストがある分だけシートピッチは多少手狭に感じますが、それでも十分な広さを誇ります。


頭上を見上げると、エアコン吹き出し口+スピーカーが付いたサービスユニットが付いています。

また、読書灯の部分には簡易式の降車ボタンが付いていました。

最新鋭かつ最高峰の内装を楽しみつつ、名古屋までの旅路を楽しめるなんて夢みたいです。張り切ってレポしていきたいと思います!

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この日は最後部に着座。

後ろを気にすることなく、ゆったりと寛ぎたいと思います♪

座ってみると、前席のシートバックが思ったよりデカい...

また、シートテーブル等は付いていないようです。

その代わり、名鉄さんの伝統仕様である小さいシートポケットは、最新型でもしっかり継承されています。

スマホ・携帯プレーヤーなどを入れておくのに便利です。

フロアは濃いブラウンのフローリング調。

この手の仕様には「ありがち」な内装となりつつありますが、名鉄さんだと格別に感じられます。

・・・始発の箕輪から乗車したのは私一人だけ。
時間になったところで、バスはドアを閉めて発車します。

足元から響くエンジンの音が高まり、バスが走り出しました。

箕輪を出て2分ほど、箕輪町役場入口BSに到着です。


続いて伊北インター入口BSを過ぎ、バスは伊北インターから中央道へと入ります。


伊北IC~伊那IC間を区間利用し、その間に中央道箕輪BSに停車。そして再び一般道へ降りたら、伊那インター前BSです。ここでようやく何人かのお客さんが乗ってきます。

次は伊那バスターミナル。

ここでも数名のお客さんが乗車されました。

伊那BTを出て、沢渡~宮田と過ぎ、バスは駒ヶ根駅前を通って駒ヶ根バスターミナルへ。

途中のバス停でもパラパラとお客さんが乗ってきます。

駒ヶ根バスターミナルに到着し、乗車扱い。

この当時はまだ窓口が営業中であり、待合室も開いていました。今は発券窓口・待合室ともに閉鎖されています。

駒ヶ根インターのバイパスを駆け上がり、駒ヶ根インターの料金所を通過。インターの内部にある駒ヶ根インターBSで更に乗車扱いを行います。

ここでは、登山バッグを担いだお客さんが何人かお待ちでした。

バスは再びエンジンを吹かし、駒ヶ根インターから中央道へと入ります。

ここから一路、名古屋を目指します!

飯島、松川、高森と過ぎ、上飯田バス停へ。飯島以降のバス停は、乗車扱い・降車扱いを同時に行うバス停のため、バスは全てのバス停で停車していきます。

それに伴い、車内にはお客さんも徐々に増えてきました。おおよそ半分強の座席が埋まりました。まだ人の移動が本格化していないとはいえ、この利用率はさすが名古屋線といったところです。

このあたりで少し眠気が来たので、フカフカのシートに身を預け、しばし夢の中へ。体重を預けてみると、シートバックがやや硬く、路面の凹凸でユラユラと揺れる車内でもがっしりと体を支えてくれます。なにより、ピローがあるのが素敵です。ピローと頭の両サイドにせり出したヘッドサポーター等により、程よく頭を支えてくれます。

ここで、左右のヘッドサポーター形状が異なる理由が分かりました。このシートは、窓側座席の人は窓側に、通路側座席の人は通路側に頭を預けて眠れるようになっているのです。4列シートでは、隣席に倒れ込んだり、隣の人と頭をぶつけてしまったりというトラブルが起こりがちですが、それを防止できるように思われます。ただ、自前でネックピローなどを用意されている旅慣れた方だと、ちょっと違和感があるかもですね。

気づけばバスは恵那山トンネルを抜け、岐阜県に入っていました。

午前中に軽く雨が降ったので、まだ少し雲が残っているような感じです。

神坂PA内にある馬籠BSを通過。PA内には名古屋-松本線を担当していた名鉄バス3601号車が休憩していました。

名鉄バスの車内から名鉄バスを眺めつつ、我々はしばらくの間、松本線より先行します。この後の恵那峡SAでの休憩で追い越されますけど(^^;

中津川BSを過ぎると、休憩場所の恵那峡SAです。

なんと、前方ディスプレイに休憩終了時間が表示されたではありませんか!

さすがは名鉄さんというべきか、こうした配慮も完璧です。また、ディスプレイは視認性と可読性を両立し、多言語化にも対応していました。

休憩時間はおおよそ15分弱。順調に来ているようです。



私もカメラを持ち出し、お客さんや乗務員さんが全員降りたところを見計らって撮影開始です。休憩場所のサービスエリアでやることと言えば、やっぱりこれしかないですよねw

休憩時間もあっという間に終わり、バスは再び名古屋へと向かっていきます。途中、瑞浪天徳、桃花台といったバス停を通過し、ここで乗降車扱いは終了。この便は栄を経由しないので、終点の名鉄バスセンターに直行します。

中央道から名古屋高速へと接続し、5号万場線にある黄金(こがね)ICを降りて一般道へと入ります。


大須通りを東へ向かい、六反信号からはJRの路線沿いを名古屋駅方面へと向かっていきます。

あっ、そういえばもう終点です。リクライニングシートを元に戻し、バッグに小物を詰めて降車準備します。思い残すことのないよう、車内を改めてぐるりと見まわし、見落としが無いか入念にチェックします。

下広井交差点から名鉄バスセンターへと進入し、終点の名鉄BCへとスロープを上がっていきます。

そして、定刻ピッタリ(さすが名鉄さん!)で名鉄BC到着となりました。

運転手さん、始発から終点までお世話になりました。ありがとうございました。

乗車記を書いていると毎度同じような感想で申し訳ないですが、今回乗車した最新型の令和エースもその例に漏れず、非常に快適に過ごすことができました。ゆったりと衝撃を捌くサスや、意外なほど穏やかなエンジン音、そして何よりこの豪華な内装が、旅の疲れを見事に感じさせない仕様でした(^^)

ほどなく、バスは回送表示へと切り替わり、名鉄BSを後にしました。

バスが名鉄BCを出るまで、旅の御礼を兼ねてしっかりお見送りです。

最新鋭の令和顔エアロエースとの旅、今回も十分に楽しむことができました。導入から1年が経過した名鉄の令和エースですが、このタイミングで乗車が叶ったことも素晴らしく、良い思い出となりました。次回以降の旅では、また乗れると良いです(^^)  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(3)乗車記中央道高速バス名古屋-伊那箕輪線名鉄バス
だいぶご無沙汰してしまいましたが、今回は名古屋-伊那箕輪線の乗車記をお届けしていきたいと思います。

今回セレクトしたのは、6:30に箕輪営業所を出発する14407便。本来だったら伊那バスが担当していたダイヤなのですが、新型コロナウィルス感染症の拡大による減便が生じ、信南交通の担当に代わっていました。

※7月下旬からの運行再開便の拡大に伴い、当便は伊那バス担当に戻っています。しかし、9月からは再び減便が発生するため、当便は再び信南交通の担当に戻るようです。

せっかくなので、始発から終点まで楽しみたいと思い、今回は箕輪~名鉄バスセンターまでの通し乗車としました。

箕輪バス停は伊那バス箕輪営業所にあります。駅からは少し離れていますが、発券所やタクシーの営業所もあるので、意外に利便性の高いバス停です。

営業所の奥の駐車スペースでは、今日の担当車両・信南交通796号車が発車を待っていました。

名古屋-伊那箕輪線SN14407便
6:30 箕輪発→名鉄バスセンター行き

1号車:信南交通796号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:LKG-MS96VP
年式:2011年式
ナンバー:松本200か796
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


まだ「回送」表示で、エンジンもかかっていませんでした。乗車当日は伊那バスとの2台運行だったので、2号車の到着を待っていたのかも知れません。ちょっと早く来すぎたかな(^^;

バス停のそばをぶらぶらしながら、しばしの時間つぶし。

当日はあいにくの天気で、雨がポツポツと降っていました。乗車したのは梅雨の長雨が明ける前の時期だったので、この時期にしては肌寒いくらい。早く梅雨が明けないかなぁと、モノトーンな空を眺めていたことが妙に記憶に残っています。

突如エンジンに火が入り、方向幕が『特急 名古屋』に切り替わります。

ということは・・・?

耳をすましていると、まだ車通りがなく静謐な箕輪の町並みから、重苦しい走行音が聞こえてきます。極めつけはストロークの長い特徴的なFFシフトの音。もう間違いありませんね(^^)

名古屋-伊那箕輪線SN14407便
6:30 箕輪発→名鉄バスセンター行き

2号車:伊那バス21180号車

車種:日野 セレガHD
型式:PKG-RU1ESAA
年式:2009年式
ナンバー:松本200か700
所属営業所:伊那バス 本社営業所


2号車は伊那バスのPKG-セレガ・21180号車でした。

今となっては貴重な名古屋線の2台運行、楽しみたいと思います!!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

2号車の伊那バスも捨てがたかったですが、今回は1号車の信南交通に乗車。乗車改札を終え、車内へと入ります。

今となっては絶滅危惧種となってしまった独特な内装が迎えてくれます。

この日は後方に着座。

開放的な車内でゆったりとした旅を楽しみたいと思います(^^)

シートはハイスタンダード仕様。

シートの間にはセンターアームレストが備えられたワイドシートとなっています。

有難いことに、全席コンセント付きです!

この車はもともと全席コンセント付きではなかったのですが、追加で装備されました。

オーバーホールの時に合わせて改造したのか、照明もLED式に換装されています。

カバーのおかげでLED独特なギラギラした感じが抑えられ、車内を明るく照らしてくれています。

信南交通の高速車といえば、車両最後方にある電話席。

2017年前半の導入である1208号車まで採用された、信南交通伝統の仕様といって良いでしょう。

降車ボタンとエアコンユニット、フロア柄、カーテン柄はこんな感じです。





特徴的な色合いのシートとは裏腹に、落ち着いたデザインの内装が採用されています。

さて、こんな感じに内装を楽しみつつ、発車の時を待ちます。

この車はもう新宿線に入らなくなったので、名古屋行きの表示がすっかり板についたご様子。

定刻となり、バスはドアを閉めて発車となりました。結局、箕輪から始発乗車するのは私だけのようです。

箕輪営業所を右折で出ると、すぐに箕輪町役場入口に到着します。

小雨の降る箕輪の街並みを抜け、バスはさらに伊北インターを目指します。

次は伊北インター前バス停。モスバーガー伊北インター店を過ぎた先にあります。



ここでも乗客はありません。

バスはそのまま伊北インターへと入り、中央道を走っていきます。

お天気や感染症の影響からか、休日にも関わらず、高速道路は閑散としています。

伊北インターから少し走り、中央道箕輪を通過。


ここからは見慣れた景色が広がります。

この先にある伊那インターでいったん高速を降り、伊那インター前バス停から伊那バスターミナルへ。

伊那BTではそこそこお客さんが乗車され、車内が徐々に活気づいてきました。

私の乗る1号車が伊那BTを出る頃、ちょうど入れ替わりで2号車が入線。

図ったかのような、見事なタイミングでした!

続いては沢渡。

この辺に来ると、朝が早かったこともあり、だんだんと眠気が...

バスはそのまま宮田を経て駒ヶ根へ。駒ヶ根バスターミナルへと向かう時に駒ヶ根駅前を通過するのですが、ちょうど中央アルプス観光の駒ヶ岳ロープウェイ線(始発)が待機していました。

慌てて撮ったので、逆光が酷いのはご愛敬です(^^;

駒ヶ根バスターミナルでの乗車扱いの後、バスは駒ヶ根ICより再び中央道に入ります。インター内の中央道駒ヶ根インターBSにて乗車扱いを行うと、一路名古屋を目指します。

次のバス停は中央道飯島です。

この辺でバス停の記録はいったん停止することにしました。

雨にけぶる中央道をひたすら南進。

ここは与田切川ですが、なかなか幻想的な雰囲気となっていました(^^)

このあたりで眠気が限界を迎えたため、大人しく休むことにしました。おやすみなさい zzz...

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

・・・思ったより長く寝てしまいました。ここはどこだろうと車窓を見れば、バスはちょうど恵那峡トンネルを抜けて、長い下りに入っているところでした。

勾配が緩くなってきた頃、中津川インター内にある中津川BSに到着です。ここから少し走ったところに、休憩場所の恵那峡SAがあります。

恵那峡SAには8:40過ぎくらいに到着しました。発車時刻は8:55分とのアナウンスです。

外は相変わらず雨が降っていますが、休憩時間には早速お仕事が待っています♪

この時間、ちょうど強い雨雲がかかっていたみたいで、少し歩いただけでも結構濡れてしまいました。

離れた位置に2号車も到着。

本来なら10分休憩のところ、1号車の休憩を少し長く取ってくれたので、余裕をもって回収です♪

雨は相変わらず降り続いていますが、雨中の中央道を再び名古屋へと向かいます。

恵那ICを過ぎ、瑞浪天徳で再び停車。

たまに乗車があるバス停ですが、さすがにこの日は乗降車ともにありませんでした。

続いて桃花台BSを通過。

その先はすぐに小牧JCTとなり、中央道はここで終点です。バスは小牧JCTから東名高速→小牧ICから名古屋高速へと入っていきます。ここまで来ると、いよいよ旅も終わりが近づいてきます。

そして、いつものように東新町ICを降りて栄へ。

東濃鉄道さんの高速バスと並び、仲良く栄方面へと曲がっていきます。

驚くべきことに、今回は栄での降車がありませんでした。座席は半分以上が埋まっていましたが、全員が名鉄バスセンターに向かうようです。私は栄を降車なしで通過した経験がないので、これはこれで意外でした(^^;

そうしたこともあってか、大した遅れもなく、定刻通りに名鉄バスセンター到着となりました!

高速も名古屋市内もガラガラ。こんな姿を見ることになろうとは...と驚きに満ちた旅ではありましたが、今回も無事に到着となり、良かったです。運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございましたm(__)m

1号車が去ってしばらくすると、2号車の伊那バスも到着となりました。

時間差もあまりなく、こちらも順調に来たことが伺えます。お疲れ様でした(^^)

名古屋も雨がシトシトと降っていますが、天気は回復傾向とのこと。早く晴れると良いなぁと思いながら、私は次の目的地へと向かうのでした。  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通乗車記中央道高速バス名古屋-伊那箕輪線
昨年末くらいから、名古屋-伊那箕輪線にも名鉄バスの新型エアロエースがやってくるようになりました。

名鉄バス3906号車(2TG-MS06GP)
名古屋200か4141 2019年式


特徴的な外観、本当にいつ見てもカッコいいです!名鉄の塗装はどんな車にも良く似合いますね(^^)

で、その令和エース。
年末年始はちょこちょこと顔を出すくらいで済んでいたのですが、最近はコロナウィルスの影響による減便があちこちで出ているためか、出現頻度が上がっているような(^^;

例えば、これは5月末に撮影した3905号車。

名鉄バス3905号車(2TG-MS06GP)
名古屋200か4138 2019年式


そのほか、3903号車、3907号車なんてのも目撃しています。

MS0系になってから名鉄が導入した4列車は40人乗りのはずなので、従来のタイプよりはシートが1列多い車が来ています。これから先はこの仕様がスタンダードになっていくんでしょうかね~。

何にせよ、最新グループの車が南信でも見られるようになってきたのは嬉しい限りです。最近は2013年~2016年式の車両がやってくることも増えたので、これまでの車両ラインナップが確実に変化してきているのは間違いありません。名鉄の車両に乗ろうと思ったら行路が限られるのですが、いつか乗れるといいなと思ったり(^^)

一方で、この車両組成の変化は、2009年式~2010年式といった、名古屋-伊那箕輪線を支えてきた世代が消滅しつつあることを意味しています。フカフカして気持ちいいシートと、6M70エンジンのガラガラした音は、もはや貴重なものとなってきているのかもしれませんね。  

今回は2月の連休でのバス観察記録をお送りしていきます(^^)

何を思ったか、朝3時に起きて上田から伊那へと急行し、挙げ句5時台の便から観察を始めるという大暴挙に出てしまったので、その模様をと...

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

<1便目>
新宿-伊那駒ヶ根線SN3604便


1号車:信南交通796号車

三菱ふそう エアロエース(LKG-MS96VP)
松本200か796 2011年式


2号車:伊那バス19827号車

日野 セレガSHD(PKG-RU1ESAA)
松本200か596 2007年式


夜明け前の伊那インター前BSで観察スタート。初っ端から信南と伊那バスの2台運行となりました!特に2号車のセレガSHDは、伊那バスのセレガSHDでは最古参車両のため、しっかりと記録。

<2便目>
名古屋-伊那箕輪線SN14406便


1号車:信南交通654号車



三菱ふそう エアロエース(BKG-MS96JP)
松本200か654 2008年式


この日のメインの一つがコレです!当時、最古参車であった信南交通654号車が登板となりました!!

なお、654号車は残念ながら記事執筆時点で引退しています。

<3便目>
アルペン伊那号0001便


1号車:阪急観光バス850号車



三菱ふそう エアロクイーン(BKG-MS96JP)
なにわ230あ850 2008年式


アルペン伊那号は、なんとエアロクイーンでの代走でした!!!いつもはPKG-セレガが担当ですが、この日はエアロクイーンが1号車を担当するという珍事に遭遇。なんと幸運な...

<4便目>
新宿-伊那駒ヶ根線IN3606便


1号車:伊那バス24186号車

日野 セレガHD(LKG-RU1ESBA)
松本230あ186 2012年式


2号車:伊那バス23183号車

日野 セレガHD(LKG-RU1ESBA)
松本230あ183 2011年式


3号車:伊那バス26193号車



日野 セレガHD(QRG-RU1ASCA)
松本230あ193 2014年式


続いての3606便は3台運行!
路線車を3台引っ張り出し、1号車・2号車はSクラスシート、3号車は4列ハイエンドシート車という豪華編成となりました。

3番・4番バースを一挙に使っての入線。圧巻です!

まだ夜も明けやらぬ伊那バスターミナルにセレガ3台が集結すると、バスターミナルが一気に賑やかになります♪

<5便目>
名古屋-伊那箕輪線IN14007便


1号車:伊那バス25190号車



日野 セレガHD(QRG-RU1ASCA)
松本230あ190 2013年式


2号車:伊那バス19826号車



日野 セレガSHD(PKG-RU1ESAA)
松本200か595 2007年式


伊那バス担当の名古屋行きは2台運行!
2号車には、先ほどの3604便と同様に2007年式の貸切車が入りました。今日も元気よくセレガSHDが名鉄BCに突っ込みますw

ようやく陽が昇ってきました。早朝の寒さはなかなかこたえます(^^;

<6便目>
新宿-伊那駒ヶ根線SN3608便


1号車:信南交通989号車

三菱ふそう エアロエース(QRG-MS96VP)
松本200か989 2014年式


2号車:信南交通1306号車

三菱ふそう エアロエース(2TG-MS06GP)
松本200か1306 2018年式


3号車:信南交通994号車



三菱ふそう エアロエース(QRG-MS96VP)
松本200か994 2014年式


新宿行き・3608便は信南交通での3台運行でした!当便はエース2台、クイーン1台の豪華編成。連休ともなると、普段見られない車両がガンガンやってきて面白いですね!

<7便目>
新宿-伊那駒ヶ根線YK3610便


1号車:山梨交通C759号車

いすゞ ガーラHD(PKG-RU1ESAJ)
山梨200か428 2007年式


2号車:信南交通717号車



三菱ふそう エアロクイーン(BKG-MS96JP)
松本200か717 2009年式


山梨交通担当の3610便は信南交通との2台運行。1号車がジェイ・バスであったため4番バースに着け、2号車が3番バースに入線となりました。

そういえば、山梨交通C759号車のラッピングが更新されてますね。

南アルプス市のシャインマスカットのラッピングから、身延町のラッピングが新たに施工となりました。

ちなみに、先代のラッピングはこちら。

みずみずしいシャインマスカットが描かれたラッピングでした♪

<8便目>
名古屋-伊那箕輪線SN14409便


1号車:信南交通736号車



三菱ふそう エアロエース(BKG-MS96JP)
松本200か736 2009年式


2号車:伊那バス21181号車



日野 セレガHD(PKG-RU1ESAA)
松本200か701 2009年式


信南交通担当の名古屋行きも2台運行。信南交通、伊那バスの同期生の高速車が揃って名古屋へ向かって行きました(^^)

<9便目>
新宿-伊那駒ヶ根線FJ3612便


1号車:フジエクスプレスT1621号車



日野 セレガHD(QTG-RU1ASCA)
品川230あ1621 2016年式


最後は、フジエクスプレス担当の新宿線!QTGセレガ・T1621号車が充当されました。ここ数年はJピラー+折戸+ハイエンドワイドシート42人乗りの統一仕様ですが、考えてみたらこうした仕様も中央高速バスの高速車ではなかなか見なくなりましたね。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ちょうど増車ラッシュも一段落したので、この日の観察はここまでにしました。曜日の並びが良かったせいか、早朝から2台運行、3台運行がガンガン出てきて面白かったです♪  

2020年05月08日

バス観察@飯田 Part 4

飯田駅での観察を終え、今度は伊那市に移動して観察続行です!

完全なるタイトル詐欺ですが...
シリーズ記事なので座りの良いタイトルにしたかっただけです、はい...

気を取り直して観察スタートです!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

<34便目>アルペン伊那号SN0002便



信南交通1243号車(2TG-MS06GP)
三菱ふそう エアロエース 松本200か1243 2017年式


伊那BTに到着すると、アルペン伊那号の大阪行きが発車するところでした。この日の担当は2TG-エアロ。写真だと分かりにくいですが、リアのシグネチャーランプもバッチリ点灯してます!

<35便目>新宿-伊那駒ヶ根線FJ3626便

フジエクスプレスT1708号車(QTG-RU1ASCA)
日野 セレガHD 品川230あ1708 2017年式


思いっきりピントミスってますが、フジエクスプレスの2017年式セレガです!

<36便目>名古屋-伊那箕輪線IN14513便



伊那バス25188号車(QRG-RU1ASCA)
日野 セレガHD 松本230あ188 2013年式


続いて、名古屋線の到着。駒ヶ岳ロープウェイ線のラッピングを纏った、伊那バス25188号車の登場です!

<37便目>新宿-伊那駒ヶ根線SN3615便

信南交通918号車(QRG-MS96VP)
三菱ふそう エアロエース 松本200か918 2013年式


信南交通のQRG-エースが新宿から到着しました。リアには大鹿歌舞伎の大きなラッピングが施工されています。大鹿歌舞伎の春の定期公演は2020年5月3日。ただ、新型コロナウィルスの影響で、春の公演は中止となってしまいました... 秋は予定通りだといいのですが。

<38便目>新宿-伊那駒ヶ根線YK3628便



山梨交通C792号車(KL-LV774R2)
いすゞ ガーラ2000HD 山梨200か587 2003年式


夕暮れの伊那市に響く重低音。山梨交通のガーラ2000です!淡路交通からの移籍車で、リアはツインタワー仕様となっています。肝心のフロントは...すみません、ちゃんと撮れてないので割愛です(^^;

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ここからは観察<番外編>です!

<番外編①>



阪急観光バス850号車(BKG-MS96JP)
三菱ふそう エアロクイーン なにわ230あ850 2008年式


この日のアルペン伊那号の箕輪行きを担当していた、阪急観光バス850号車です。なんと、いつものセレガHDでなく、エアロクイーンでの代走でした!

<番外編②>

伊那バス20829号車(PKG-RU1ESAA)
日野 セレガSHD 松本200か651 2008年式


伊那バスのセレガSHDが伊那BTに到着しました。といっても続行便ではなく、通常の貸切運行だったようです。なんだかこの日はスーパーハイデッカーに恵まれてます♪

<番外編③>

伊那バス19176号車(PKG-RU1ESAA)/27195号車(QTG-RU1ASCA)
日野 セレガHD 松本200か593(2008年式)/松本230あ195(2015年式)


今は伊那バスから姿を消してしまった19176号車です!そして、隣には駒ヶ根営業所にいた頃から縁の深い27195号車が!数奇なツーショット、ばっちり収めます。

<番外編④>



伊那バス16525号車(KL-HU2PLEA
日野 ブルーリボンシティ 松本200か415 2004年式


スクール運用に入る伊那バスのブルーリボンシティです。駒ヶ岳ロープウェイ線の車だったので、スクール運用には最適ですね!これはこれで珍しいものが見られました。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

この日の観察は、これにて終了です。全4回のシリーズでお送りしてきましたが、普段とは違う場所での観察も新しい発見があって面白かったです。まぁ、最後はいつもの観察スポットでしたけどねw

締め括りに、伊那バスターミナルの夜ショットを。

西箕輪線の運用に入る伊那バス28208号車(SKG-KR290J1)もご一緒に。最後に相応しい瞬間を収められて大満足です(^^)

以上、バス観察@飯田でした!  

2020年05月07日

バス観察@飯田 Part 3

引き続き、飯田でのバス観察@2019年12月の模様をお送りしていきます!

飯田駅前の光線状態が悪くなってきたので、場所を伊賀良BSに移して撮影続行です!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

<25便目>新宿-飯田線AK3703便

アルピコ交通09086号車(BJG-RU1ASAR)
日野 セレガハイブリッド 諏訪200か118 2009年式


アルピコ(茅野)担当の新宿発飯田行きが到着です。この日は11月に転属したばかりのセレガハイブリッドでの運行でした。

<26便目>新宿-飯田線SN3720便

信南交通1060号車(QTG-MS96VP)
三菱ふそう エアロエース 松本200か1060 2015年式


続いては信南交通のQTG-エース。伊賀良BSを出て、バイパスに颯爽と姿を現したところを激写です!

<27便目>ベイブリッジ号IN0101便

伊那バス28199号車(QTG-RU1ASCA)
日野 セレガHD 松本230あ199 2016年式


同じ場所で、今度は横浜からの泊まり行路を終えて飯田へ帰ってきた伊那バスをキャッチ。でも、この後は夕方の横浜行きで折り返しです。ご苦労様です(^^;

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ここで場所を再び飯田駅前に移動します。

<28便目>名古屋-飯田線MB14111便

名鉄バス2013号車(BKG-MS96JP)
三菱ふそう エアロエース 名古屋200か2786 2010年式


前便の14110便は見送り、飯田駅前で次便の名鉄をチェック。再びBKG-エアロエースがやってきました。なんだか今日はBKG-エースの比率が高いですね!

<29便目>新宿-飯田線SN3722便

信南交通945号車(QRG-MS96VP)
三菱ふそう エアロエース 松本200か945 2014年式


新宿行き3722便は945号車。この車は折り返しの最終便の担当となります!

<30便目>W0-1 駒場線

信南交通814号車(KC-MP717K)
三菱ふそう エアロスター 松本200か814 1999年式


後ろ姿だけしか撮れませんでしたが、元・横浜市交通局のKC-エアロスターです。ちなみに、信南交通の移籍組エアロスターの中では、この子だけが短尺車のようです。

ちなみに、<29便目>の945号車とのツーショットは頂けていたりします。

ちょうど発車のタイミングが悪く、フロントが撮れなかったというだけです、はい。。。

<31便目>新宿-飯田線KO3705便

京王バス東X51207号車(QRG-MS96VP)
三菱ふそう エアロエース 杉並210あ207 2012年式


こちらは新宿からの到着便です。この車は世田谷からの移籍組で、永福町への所属変更に伴ってナンバーが指定ナンバーに変更されています。こいつも普段は飯田線に来ない車なのですが、上述の所属変更の関係で、飯田にチラチラと顔を出すようになってきました。

ところで、こんなショットも頂いてみました

敢えて彩度を抑えめにしてみたら、なかなか味のある写真が撮れました。逆光も悪いことばかりじゃないですね。

<32便目>L1 市内循環線/E4 喬木村民バス 氏乗線

信南交通699号車(BDG-RX6JFBA)/北部タクシー522号車(PB-RX6JFAA)
日野 リエッセ 松本200か699(2009年式)/松本200か522(2006年式)


飯田駅前に、コミュバスを担当するリエッセ2台がまとめて入線してきました。片方は信南交通、もう片方は喬木村村民バスを運行する北部タクシーの車ですが、実は後者の522号車は元・信南交通の車です。図らずも、信南交通のリエッセが揃った格好になります。

<33便目>立川‐飯田線KO2352便

京王バス南X50902号車(BKG-MS96JP)
三菱ふそう エアロエース 八王子200か1751 2009年式


再び立川線の登場です。今度は京王の折り返し便。何が目的だったかというと、これを撮りたかったのです。

「立川」表示!

車両ナンバーが「1751(伊那来い)」にも関わらず、伊那だと絶対に撮れないので、良いチャンスとばかりに狙ってみました♪

※本当に余談ですが、このナンバーにちなんで、私はこの車を「伊那来い号」と呼んでたりしますw

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

飯田駅前での観察も、これにて切り上げとしました。
しかし・・・今度は伊那まで帰りついでに、伊那BTでの観察を続行しました!!

もうほんと何やってんのって感じですが、まぁ、モノはついでってことでご勘弁願いたく(←反省してない)。

タイトル的には「バス観察@飯田」では断じてないですが、このシリーズ記事の続きってことで、次回も引き続きお送りしていきたいと思います!