2021年08月04日
南アルプスジオライナー号2021
茅野駅から南アルプスの麓までを結ぶ季節運行路線 南アルプスジオライナー号 が運行を開始しました!

昨年は新型コロナウィルス感染症の関係で運行中止となってしまいましたが、今年はめでたく運行されるようになったようです。2021年度の運行期間は7月22日(木・祝)~9月26日(日)までで、7月22日~8月16日までは毎日運行、8月21日~9月26日までは土日祝運行となる模様です。例年に比べると運行期間が短いですが、限定的ながらも運行してもらえることが何よりもうれしいです。
ただし、ジオライナーと同じく「南アルプスライナー号」の一角を務めるパノラマライナー号(木曽福島駅-仙流荘)に関しては、今年の運行は行われない模様です。
詳しい時刻表やルートなどは、下記の伊那市観光協会のHPに記載があります。
・南アルプスライナー号2021
https://inashi-kankoukyoukai.jp/contents/archives/36184
ルートをざっくり説明すると、茅野駅から杖突峠を超えて伊那市へ入り、高遠駅を経由した後、南アルプスの玄関口である仙流荘までを直結しています。所要時間にして1時間10分。仙流荘からさらに北沢峠までを結んでいる南アルプス登山バスとの接続も完璧です。
運行開始の報を受け、私も早速乗りに行ってみました。といっても、昼間に全ルートを乗り通してしまうと夕方まで帰ってくる手段がないので、茅野駅から高遠駅までの区間乗車としました。今回はその時の模様をお送りしていきたいと思います。
※8月4日より仙流荘⇔高遠駅間の運行便が追加されたので、午前便で茅野駅から仙流荘へ乗り通しても高遠駅まで戻ってこれるようになりました。
********************
乗車日は7月の連休中。JRに乗って茅野駅に降り立つと、駅構内は登山バッグを抱えた大勢のお客さんで賑わっていました。多くのお客さんは八ヶ岳や車山などを目指す様子でしたが、その中の一部は、ジオライナーを利用して南アルプスに向かう方々のようです。季節運行のバス路線をちゃんと把握して登山計画を立てられているあたり、さすがだなぁと感心しきりです。
10時ごろ、この日のジオライナーを担当するジェイアールバス関東の車両が回送されてきました。車両は中央道支店所属の日デRAワンステです!
-----------------
南アルプスジオライナー号
10:20 茅野駅発→高遠駅経由・仙流荘行き

ジェイアールバス関東L538-05503号車
車種:日産ディーゼル スペースランナーRA
型式:ADG-RA273MAN
年式:2005年式
ナンバー:松本200か1433
所属営業所:ジェイアールバス関東 中央道支店
-----------------
中央道支店の名物車両(だと個人的には思っている)L538-05503号車です!
この車両は前まで「松本230あ5503」のナンバーを付けていましたが、昨年秋から今年の春まで一時的に宇都宮支店に出張していた関係でナンバーが変わり、現在は「松本200か1433」のナンバーに変わっています。
ジェイアールバス関東では極めて希少なRAワンステですが、そんな車両に何も考えずに乗れてしまう地域柄に感謝しつつ、早速車内へと入っていきます。
定刻となり、バスが動き出します。
茅野駅を出て早速、この路線の見せ場である杖突峠に突入です!

つづら折りのカーブが続く杖突峠は普通車で登っていても割と苦しい登りです。しかし、私たちを乗せたバスは、300馬力のパワーを誇るMD92エンジンの頼もしい咆哮と共に、峠道をするすると登っていきます。

峠の頂上が近づいてくると、ちょっとだけ景色が開けてきました。ここから茅野の街並みを見下ろすことができます。

頂上のほど近くにある杖突峠バス停を過ぎると、展望台やカフェなどが楽しめる「峠の茶屋」が見えます。

連休中ということもあり、多くの車やバイクなどが休憩していました。
峠の茶屋を過ぎると、茅野市から伊那市へと入っていきます。伊那市に入るとすぐに、今度は下り坂となります。

排気ブレーキやシフトダウンを駆使しながら、バスはスムーズに坂を下っていきます。これまで走ってきた林の中の道とは景色が一変し、今度は緑のまぶしい川べりの道をゆったりと進みます。

途中、道路の拡張工事区間を通過しました。細い旧道から分岐した新道は、将来的に主ルートとして使われるようです。

三義・長谷循環線の的場バス停を過ぎたところで国道152号線からいったん離れました。高遠中学校前を経由して高遠本町へと向かうようです。

前に乗った時は、写真の横一直線に走っているバイパスを真っすぐ走っていったのですが、今年のルートは違うみたいですね。
旧道から高遠本町に出ます。まもなく降車バス停である高遠駅です。

ほどなくして高遠駅に到着!
茅野駅からは50分弱。高遠駅までの運賃は1,420円です。

バスはここから終点の仙流荘を目指して走っていきますが、私は残念ながらここで降車としました。高遠駅で降りるのは私くらいかと思っていたら、私のほかにも茅野駅から高遠駅までの区間利用者がチラホラといました。茅野から高遠までを結ぶ、地域の足としても活躍しているようです。途中のバス停で停車しない直行便であるということも、この路線の魅力の一つなのかなぁと思いました。
ともあれ、南アルプスジオライナーの乗車旅はここで終了です。杖突峠という難所にも関わらず、快適かつ安全に送り届けてくださった運転手さん、どうもありがとうございました!!
********************
近くのお店でお昼を食べて高遠駅に戻ってくると、先ほどお見送りしたL538-05503号車が高遠駅で待機していました。


L538-05503号車はここで夕方まで待機し、今度は登山を終えたお客さんを仙流荘から茅野駅へと運ぶ任に当たるようです。茅野駅→仙流荘行きの利用率を見る限り、帰りもきっと大勢のお客さんが利用されることでしょう。
長いようで短い信州の夏山ですが、感染症対策も万全に、今シーズンも多くの方に楽しんで頂けるといいなと思っています。
昨年は新型コロナウィルス感染症の関係で運行中止となってしまいましたが、今年はめでたく運行されるようになったようです。2021年度の運行期間は7月22日(木・祝)~9月26日(日)までで、7月22日~8月16日までは毎日運行、8月21日~9月26日までは土日祝運行となる模様です。例年に比べると運行期間が短いですが、限定的ながらも運行してもらえることが何よりもうれしいです。
ただし、ジオライナーと同じく「南アルプスライナー号」の一角を務めるパノラマライナー号(木曽福島駅-仙流荘)に関しては、今年の運行は行われない模様です。
詳しい時刻表やルートなどは、下記の伊那市観光協会のHPに記載があります。
・南アルプスライナー号2021
https://inashi-kankoukyoukai.jp/contents/archives/36184
ルートをざっくり説明すると、茅野駅から杖突峠を超えて伊那市へ入り、高遠駅を経由した後、南アルプスの玄関口である仙流荘までを直結しています。所要時間にして1時間10分。仙流荘からさらに北沢峠までを結んでいる南アルプス登山バスとの接続も完璧です。
運行開始の報を受け、私も早速乗りに行ってみました。といっても、昼間に全ルートを乗り通してしまうと夕方まで帰ってくる手段がないので、茅野駅から高遠駅までの区間乗車としました。今回はその時の模様をお送りしていきたいと思います。
※8月4日より仙流荘⇔高遠駅間の運行便が追加されたので、午前便で茅野駅から仙流荘へ乗り通しても高遠駅まで戻ってこれるようになりました。
********************
乗車日は7月の連休中。JRに乗って茅野駅に降り立つと、駅構内は登山バッグを抱えた大勢のお客さんで賑わっていました。多くのお客さんは八ヶ岳や車山などを目指す様子でしたが、その中の一部は、ジオライナーを利用して南アルプスに向かう方々のようです。季節運行のバス路線をちゃんと把握して登山計画を立てられているあたり、さすがだなぁと感心しきりです。
10時ごろ、この日のジオライナーを担当するジェイアールバス関東の車両が回送されてきました。車両は中央道支店所属の日デRAワンステです!
-----------------
南アルプスジオライナー号
10:20 茅野駅発→高遠駅経由・仙流荘行き
ジェイアールバス関東L538-05503号車
車種:日産ディーゼル スペースランナーRA
型式:ADG-RA273MAN
年式:2005年式
ナンバー:松本200か1433
所属営業所:ジェイアールバス関東 中央道支店
-----------------
中央道支店の名物車両(だと個人的には思っている)L538-05503号車です!
この車両は前まで「松本230あ5503」のナンバーを付けていましたが、昨年秋から今年の春まで一時的に宇都宮支店に出張していた関係でナンバーが変わり、現在は「松本200か1433」のナンバーに変わっています。
ジェイアールバス関東では極めて希少なRAワンステですが、そんな車両に何も考えずに乗れてしまう地域柄に感謝しつつ、早速車内へと入っていきます。
定刻となり、バスが動き出します。
茅野駅を出て早速、この路線の見せ場である杖突峠に突入です!
つづら折りのカーブが続く杖突峠は普通車で登っていても割と苦しい登りです。しかし、私たちを乗せたバスは、300馬力のパワーを誇るMD92エンジンの頼もしい咆哮と共に、峠道をするすると登っていきます。
峠の頂上が近づいてくると、ちょっとだけ景色が開けてきました。ここから茅野の街並みを見下ろすことができます。
頂上のほど近くにある杖突峠バス停を過ぎると、展望台やカフェなどが楽しめる「峠の茶屋」が見えます。
連休中ということもあり、多くの車やバイクなどが休憩していました。
峠の茶屋を過ぎると、茅野市から伊那市へと入っていきます。伊那市に入るとすぐに、今度は下り坂となります。
排気ブレーキやシフトダウンを駆使しながら、バスはスムーズに坂を下っていきます。これまで走ってきた林の中の道とは景色が一変し、今度は緑のまぶしい川べりの道をゆったりと進みます。
途中、道路の拡張工事区間を通過しました。細い旧道から分岐した新道は、将来的に主ルートとして使われるようです。
三義・長谷循環線の的場バス停を過ぎたところで国道152号線からいったん離れました。高遠中学校前を経由して高遠本町へと向かうようです。
前に乗った時は、写真の横一直線に走っているバイパスを真っすぐ走っていったのですが、今年のルートは違うみたいですね。
旧道から高遠本町に出ます。まもなく降車バス停である高遠駅です。
ほどなくして高遠駅に到着!
茅野駅からは50分弱。高遠駅までの運賃は1,420円です。
バスはここから終点の仙流荘を目指して走っていきますが、私は残念ながらここで降車としました。高遠駅で降りるのは私くらいかと思っていたら、私のほかにも茅野駅から高遠駅までの区間利用者がチラホラといました。茅野から高遠までを結ぶ、地域の足としても活躍しているようです。途中のバス停で停車しない直行便であるということも、この路線の魅力の一つなのかなぁと思いました。
ともあれ、南アルプスジオライナーの乗車旅はここで終了です。杖突峠という難所にも関わらず、快適かつ安全に送り届けてくださった運転手さん、どうもありがとうございました!!
********************
近くのお店でお昼を食べて高遠駅に戻ってくると、先ほどお見送りしたL538-05503号車が高遠駅で待機していました。
L538-05503号車はここで夕方まで待機し、今度は登山を終えたお客さんを仙流荘から茅野駅へと運ぶ任に当たるようです。茅野駅→仙流荘行きの利用率を見る限り、帰りもきっと大勢のお客さんが利用されることでしょう。
長いようで短い信州の夏山ですが、感染症対策も万全に、今シーズンも多くの方に楽しんで頂けるといいなと思っています。
高速バス名古屋線-南アルプスジオライナー号乗り継ぎチャレンジ!
【乗車記】新宿-佐久小諸4号(ジェイアールバス関東 H657-16403号車)
【雨天代走】オープントップバスで行く「信州の旅」ぐるっと諏訪湖1周:午後便(JRバス関東D654-08502号車)
オープントップバスで行く「信州の旅」ぐるっと諏訪湖1周:午前便(ジェイアールバス関東D654-02503号車)
春の祭典@2021年
伊那-東京-大阪周回旅~夜の旅編~(グランドリーム27号)
【乗車記】新宿-佐久小諸4号(ジェイアールバス関東 H657-16403号車)
【雨天代走】オープントップバスで行く「信州の旅」ぐるっと諏訪湖1周:午後便(JRバス関東D654-08502号車)
オープントップバスで行く「信州の旅」ぐるっと諏訪湖1周:午前便(ジェイアールバス関東D654-02503号車)
春の祭典@2021年
伊那-東京-大阪周回旅~夜の旅編~(グランドリーム27号)