ここ最近はぐずついた天気が続き、雨の日はなんとなーく気分が乗らない...そんな時は2階建てバスに乗ってお出かけというのはいかがでしょうか?
唐突に何をといわれるかも知れませんが、雨の日には雨の日なりに、バスを使ったショートトリップを楽しむ方法があるのですよ♪
今回取り上げるのは、前の記事でもご紹介した季節限定の定期観光バス「オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周」。本年5/1~7/25までの間、オープントップバスで初夏の諏訪湖の景色を楽しみつつ、諏訪大社などの観光スポットを巡るツアーとなっています。
本務車であるオープントップバスでの旅の模様をレポした前回の記事、およびツアーの詳細は以下のURLからどうぞ。
前回の記事(→こちら)
ツアーの詳細(→こちら)
ツアーの名が示す通り、ここでは基本的にオープントップ改造がなされたジェイアールバス関東さんの真っ赤なエアロキング・D654-02503号車が使用されます。
しかし、それだと雨が降った時に困りますよね。
なので今回のツアーでは、そうした部分にもしっかり配慮されています。なんと、雨天時には通常タイプの屋根付きキングで運行されるのです!!

オープントップバスでの旅も楽しいですが、むしろこっちの方がレアケース。しかも、我が国では珍しい2階建てバスに乗って信州を旅できるとあっては、是非とも乗りに行きたいのがバス好きというものでしょう。
ということで、雨予報となった休日、オープントップバスの雨天代走を狙って出撃してみました!!
---------------
オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周
午後便・雨天代走


ジェイアールバス関東D654-08502号車
車種:三菱ふそう エアロキング
型式:BKG-MU66JS
年式:2008年式
ナンバー:諏訪200か133
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
---------------
やっぱりエアロキングは迫力がすごい!
当ツアーでこそ予備車として活躍する車ですが、かつては高速バスとして大阪に名古屋にと飛び回っていた歴戦の猛者です。二階席を擁するその佇まいはまさに「王者」の風格。オープントップ型のキングとはまた違った存在感を放っています。
恥ずかしながら、私は青春エコドリーム仕様のBKG-エアロキングには初めて乗車します。内装だけは見たことがありますが、乗り心地やエンジン音はどんな感じなんだろうと、色々と気になる存在でした。そんな新鮮味あふれるツアー今回の旅、楽しんで参りたいと思います!
1.最前席の眺望を楽しみながら茅野駅へ
ツアーの始まりは下諏訪駅前から。
出発の約10分前、下諏訪駅前のバス停で乗車扱いが始まります。

今回も例によって中扉から2階へと登ります。

1階にも座席がありますが、当ツアーでは2階席のみ販売されています。
かつて青春エコドリーム号などで使用されていたため、2階席には4列シートが並んでいます。

プライベートカーテンも付いていますが、今回のツアーではもちろん使用されないので、荷物棚に収納されていました。
階段を登ったところには、荷物置き場もありました。

荷室の少ないエアロキングでの長距離旅に配慮した仕様となっているようです。
また、窓枠にはシートと同じモケットが貼られ、青色のカーテンが設置してあります。

加えて、撮影していませんが、各座席にはAC100Vコンセントが設置されていました。
乗車扱いが終わると、ガイドさんによる人数確認などが行われ、バスは早速動き出します。
くぐもった6M70エンジンの唸りと共に、バスは下諏訪駅前を発車。

駅前の交差点から国道20号線へと入っていきます。

今回は2階の最前席に着座できたので、前面展望は最高です!

オープントップバスを起用したツアーではないけれど、エアロキングの2階席からの素晴らしい眺めを楽しみながら周遊旅ができるだけでも十分です。
バスは下諏訪町から諏訪市に入り、次の乗車停留所である上諏訪駅へと進みます。

上諏訪駅での停車後、茅野駅へと向かって行きます。

茅野駅にほど近い上原交差点を斜め左に直進し、駅前へと続く狭隘路へと入っていきます。


その道からは茅野市の景色を見渡すことができます。

茅野市駅前の駅ビル・ベルビアの脇をすり抜け、茅野市駅ロータリーへ。

茅野市駅前にあるJRバス関東のバス停で、10分弱のトイレ休憩となります。

ここで乗車扱いが終了し、バスは茅野駅前を出発していきます。
茅野駅から南下して国道20号線を横断し、諏訪大社上社本宮へと向かいます。

諏訪大社上社本宮に到着しましたが...あいにくのお天気だったことから人出はまばら...

バスは例によって上社ドライブインに到着し、ここで約20分ほどの見学時間となります。

雨が強くなったり弱くなったりする中だったので、今日は上社に詣でることなく、じっくりと撮影を楽しむことに。




せっかくなのでと、周辺のお店でソフトクリームを買ってみました。

この他にもお土産屋さんや軽食など、色々なお店が揃っているので、ついつい目移りしてしまいます(^^;
おっと、気づけば出発時刻が迫っている!
食べかけのソフトクリームを抱えたまま、慌ててバスに戻ります。
ほどなくしてバスは上社ドライブインを発車。しばらく走ると諏訪湖に出ます。

ここから諏訪湖の周りをぐるりと半周し、下社春宮へ。

春宮の大鳥居をくぐり、参道を進むと、下馬橋が見えてきます。

下馬橋の先にある春宮バス駐車場に駐車し、ここで再び見学時間となります。

一応、発車時刻は決められていましたが、かなり巻いて運行されているようでした。ガイドさんから「出発時間は少し遅くなっても大丈夫ですよ」と言って頂けたので、ちょっとゆっくりすることに。
そんな私が向かった先は、前回の訪問でお参りが叶わなかった春宮さん。


前回の分もしっかりと手を合わせてきました。
もう少し時間があったので、ガイドさんが紹介してくれた「万治の石仏」も見に行ってきました。

日頃の行いのせいか、ここ最近あんまり良いことがなかったので、しっかりと願掛けしてきました。そういう時だけ都合の良い信心しか持ち合わせていなくとも、お願いは聞き届けて頂けるのでしょうか...
ガイドさんのお言葉に甘え、出発時刻を少し過ぎたくらいの時間にバスへと戻りました。乗車確認後、バスは再び走り出します。
下諏訪町を抜け、岡谷市へ。

午後便は高速走行がありません。代わりに釜口水門を経由して、諏訪湖を間近に眺めながら諏訪湖を一周するコースとなります。
本町交差点から再び諏訪湖へと向かっていきます。

イルフ童画館前を通過。

岡谷駅近くの跨線橋を渡ります。

ほどなくして、諏訪湖唯一の流出河川である天竜川と、そこに掛かる天竜橋が見えてきます。

釜口水門を横目に見ながら天竜橋を渡ります。

こちらが釜口水門。

バスはそのまま諏訪湖の南側をぐるりと回っていきます。

普段は堤防があったりして湖面がこんな風に見えることは無いのですが、2階建てバスの眺望はさすがですね!
上社→下社へと向かう時に通った新川の河口に戻ってきました。

ここからヨットハーバーまで同じコースをしばらく走り、ヨットハーバー交差点からは茅野方面へ向かっていきます。

有名な角上魚類の前を通過していきます。

四賀弐津交差点で国道20号線に合流となります。

本当なら交差点を右折して茅野駅へと向かう所ですが、今回は茅野での降車がないので、そのまま左折して上諏訪方面へ走っていきます。
時計を見ると17時半を回ったところ。生憎の天気も相まって薄暗くなり始めた街並みを眺めつつ、国道20号線から細道を分岐して、一気に下諏訪駅前へと戻ります。

下諏訪駅の駅舎が見えてきました。いよいよ旅も終わりです。

下諏訪駅前の駐車場に入り、ここでドアオープン。おおよそ3時間半ほどで下諏訪駅前まで戻ってきました。

運転手さん、ガイドさん、悪天候にも関わらず丁寧にご案内・ご対応頂き、本当にありがとうございました。お陰様で今回も楽しめました!!
当ツアーではこうしたイベントが体験できるので、雨の日もなかなか良いものです。何より2階建てバスに乗って旅をするという特別感が何よりも嬉しいです。せっかくのチャンスですし、今度は座席やコースを変えて、また違った眺めを楽しんでみようかな...なんて考えています。
当ツアーはこのように、オープントップバスが使用できない時でも楽しめる工夫が成され、良い意味で期待を裏切られたツアーでした。運行期間もまだまだありますし、引き続き色んな角度から当路線を眺めてみたいと思います!
*****************
ツアーの帰り際、こんなものを購入してみました。

中国ジェイアールバスのオープントップバスである「めいぷるスカイ号」のミニカーです!
プルバックで走らせて遊べるし、合成音声も流れるしで、結構凝った仕様です。オープントップバスのミニカーというのもいい感じ。バス好きならずとも楽しめるミニカーなので、購入してみてはいかがでしょうか(^^)
唐突に何をといわれるかも知れませんが、雨の日には雨の日なりに、バスを使ったショートトリップを楽しむ方法があるのですよ♪
今回取り上げるのは、前の記事でもご紹介した季節限定の定期観光バス「オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周」。本年5/1~7/25までの間、オープントップバスで初夏の諏訪湖の景色を楽しみつつ、諏訪大社などの観光スポットを巡るツアーとなっています。
本務車であるオープントップバスでの旅の模様をレポした前回の記事、およびツアーの詳細は以下のURLからどうぞ。
前回の記事(→こちら)
ツアーの詳細(→こちら)
ツアーの名が示す通り、ここでは基本的にオープントップ改造がなされたジェイアールバス関東さんの真っ赤なエアロキング・D654-02503号車が使用されます。
しかし、それだと雨が降った時に困りますよね。
なので今回のツアーでは、そうした部分にもしっかり配慮されています。なんと、雨天時には通常タイプの屋根付きキングで運行されるのです!!
オープントップバスでの旅も楽しいですが、むしろこっちの方がレアケース。しかも、我が国では珍しい2階建てバスに乗って信州を旅できるとあっては、是非とも乗りに行きたいのがバス好きというものでしょう。
ということで、雨予報となった休日、オープントップバスの雨天代走を狙って出撃してみました!!
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オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周
午後便・雨天代走
ジェイアールバス関東D654-08502号車
車種:三菱ふそう エアロキング
型式:BKG-MU66JS
年式:2008年式
ナンバー:諏訪200か133
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
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やっぱりエアロキングは迫力がすごい!
当ツアーでこそ予備車として活躍する車ですが、かつては高速バスとして大阪に名古屋にと飛び回っていた歴戦の猛者です。二階席を擁するその佇まいはまさに「王者」の風格。オープントップ型のキングとはまた違った存在感を放っています。
恥ずかしながら、私は青春エコドリーム仕様のBKG-エアロキングには初めて乗車します。内装だけは見たことがありますが、乗り心地やエンジン音はどんな感じなんだろうと、色々と気になる存在でした。そんな新鮮味あふれるツアー今回の旅、楽しんで参りたいと思います!
1.最前席の眺望を楽しみながら茅野駅へ
ツアーの始まりは下諏訪駅前から。
出発の約10分前、下諏訪駅前のバス停で乗車扱いが始まります。
今回も例によって中扉から2階へと登ります。
1階にも座席がありますが、当ツアーでは2階席のみ販売されています。
かつて青春エコドリーム号などで使用されていたため、2階席には4列シートが並んでいます。
プライベートカーテンも付いていますが、今回のツアーではもちろん使用されないので、荷物棚に収納されていました。
階段を登ったところには、荷物置き場もありました。
荷室の少ないエアロキングでの長距離旅に配慮した仕様となっているようです。
また、窓枠にはシートと同じモケットが貼られ、青色のカーテンが設置してあります。
加えて、撮影していませんが、各座席にはAC100Vコンセントが設置されていました。
乗車扱いが終わると、ガイドさんによる人数確認などが行われ、バスは早速動き出します。
くぐもった6M70エンジンの唸りと共に、バスは下諏訪駅前を発車。
駅前の交差点から国道20号線へと入っていきます。
今回は2階の最前席に着座できたので、前面展望は最高です!
オープントップバスを起用したツアーではないけれど、エアロキングの2階席からの素晴らしい眺めを楽しみながら周遊旅ができるだけでも十分です。
バスは下諏訪町から諏訪市に入り、次の乗車停留所である上諏訪駅へと進みます。
上諏訪駅での停車後、茅野駅へと向かって行きます。
茅野駅にほど近い上原交差点を斜め左に直進し、駅前へと続く狭隘路へと入っていきます。
その道からは茅野市の景色を見渡すことができます。
茅野市駅前の駅ビル・ベルビアの脇をすり抜け、茅野市駅ロータリーへ。
茅野市駅前にあるJRバス関東のバス停で、10分弱のトイレ休憩となります。
ここで乗車扱いが終了し、バスは茅野駅前を出発していきます。
茅野駅から南下して国道20号線を横断し、諏訪大社上社本宮へと向かいます。
諏訪大社上社本宮に到着しましたが...あいにくのお天気だったことから人出はまばら...
バスは例によって上社ドライブインに到着し、ここで約20分ほどの見学時間となります。
雨が強くなったり弱くなったりする中だったので、今日は上社に詣でることなく、じっくりと撮影を楽しむことに。
せっかくなのでと、周辺のお店でソフトクリームを買ってみました。

この他にもお土産屋さんや軽食など、色々なお店が揃っているので、ついつい目移りしてしまいます(^^;
おっと、気づけば出発時刻が迫っている!
食べかけのソフトクリームを抱えたまま、慌ててバスに戻ります。
ほどなくしてバスは上社ドライブインを発車。しばらく走ると諏訪湖に出ます。
ここから諏訪湖の周りをぐるりと半周し、下社春宮へ。
春宮の大鳥居をくぐり、参道を進むと、下馬橋が見えてきます。
下馬橋の先にある春宮バス駐車場に駐車し、ここで再び見学時間となります。
一応、発車時刻は決められていましたが、かなり巻いて運行されているようでした。ガイドさんから「出発時間は少し遅くなっても大丈夫ですよ」と言って頂けたので、ちょっとゆっくりすることに。
そんな私が向かった先は、前回の訪問でお参りが叶わなかった春宮さん。
前回の分もしっかりと手を合わせてきました。
もう少し時間があったので、ガイドさんが紹介してくれた「万治の石仏」も見に行ってきました。
日頃の行いのせいか、ここ最近あんまり良いことがなかったので、しっかりと願掛けしてきました。そういう時だけ都合の良い信心しか持ち合わせていなくとも、お願いは聞き届けて頂けるのでしょうか...
ガイドさんのお言葉に甘え、出発時刻を少し過ぎたくらいの時間にバスへと戻りました。乗車確認後、バスは再び走り出します。
下諏訪町を抜け、岡谷市へ。
午後便は高速走行がありません。代わりに釜口水門を経由して、諏訪湖を間近に眺めながら諏訪湖を一周するコースとなります。
本町交差点から再び諏訪湖へと向かっていきます。
イルフ童画館前を通過。
岡谷駅近くの跨線橋を渡ります。
ほどなくして、諏訪湖唯一の流出河川である天竜川と、そこに掛かる天竜橋が見えてきます。
釜口水門を横目に見ながら天竜橋を渡ります。
こちらが釜口水門。
バスはそのまま諏訪湖の南側をぐるりと回っていきます。
普段は堤防があったりして湖面がこんな風に見えることは無いのですが、2階建てバスの眺望はさすがですね!
上社→下社へと向かう時に通った新川の河口に戻ってきました。
ここからヨットハーバーまで同じコースをしばらく走り、ヨットハーバー交差点からは茅野方面へ向かっていきます。
有名な角上魚類の前を通過していきます。
四賀弐津交差点で国道20号線に合流となります。
本当なら交差点を右折して茅野駅へと向かう所ですが、今回は茅野での降車がないので、そのまま左折して上諏訪方面へ走っていきます。
時計を見ると17時半を回ったところ。生憎の天気も相まって薄暗くなり始めた街並みを眺めつつ、国道20号線から細道を分岐して、一気に下諏訪駅前へと戻ります。
下諏訪駅の駅舎が見えてきました。いよいよ旅も終わりです。
下諏訪駅前の駐車場に入り、ここでドアオープン。おおよそ3時間半ほどで下諏訪駅前まで戻ってきました。
運転手さん、ガイドさん、悪天候にも関わらず丁寧にご案内・ご対応頂き、本当にありがとうございました。お陰様で今回も楽しめました!!
当ツアーではこうしたイベントが体験できるので、雨の日もなかなか良いものです。何より2階建てバスに乗って旅をするという特別感が何よりも嬉しいです。せっかくのチャンスですし、今度は座席やコースを変えて、また違った眺めを楽しんでみようかな...なんて考えています。
当ツアーはこのように、オープントップバスが使用できない時でも楽しめる工夫が成され、良い意味で期待を裏切られたツアーでした。運行期間もまだまだありますし、引き続き色んな角度から当路線を眺めてみたいと思います!
*****************
ツアーの帰り際、こんなものを購入してみました。
中国ジェイアールバスのオープントップバスである「めいぷるスカイ号」のミニカーです!
プルバックで走らせて遊べるし、合成音声も流れるしで、結構凝った仕様です。オープントップバスのミニカーというのもいい感じ。バス好きならずとも楽しめるミニカーなので、購入してみてはいかがでしょうか(^^)
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【乗車記】新宿-佐久小諸4号(ジェイアールバス関東 H657-16403号車)
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