名古屋ライナー甲府号は、ジェイアール東海バスと山梨交通とが共同運行する路線です。名古屋駅(新幹線口)と山梨県内西部・甲府駅・竜王駅までを結んでおり、朝夕に往復3便ずつが運行されています。内訳は、ジェイアール東海バスが1往復、山梨交通が2往復となります。また、往復ともに駒ヶ岳サービスエリアにて15分ほどの開放休憩があります。
・名古屋ライナー甲府号時刻表(→こちら)
最近、休憩場所の駒ヶ岳SAへ撮影に赴くなど、何だかんだ関わりの出てきた当路線。せっかくなので利用してみたいと思い立ち、今回のバス旅行に出掛けてみた次第です。利用したのは15:00に名古屋駅を出る山梨交通担当の甲府4号。朝に長野を出る高速バスで名古屋まで赴き、名古屋駅(新幹線口)のバスターミナルで入線を待つことしばし。異様に重苦しいエンジン音と共に、一際存在感のある車が入線してきたのでした・・・
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名古屋ライナー甲府4号
15:00名古屋駅発→甲府・竜王行き


山梨交通C778号車
車種:いすゞ ガーラSHD
型式:KL-LV774R2
年式:2002年式
ナンバー:山梨200か515
所属営業所:山梨交通 敷島営業所
-------------------------------
やってきたのはなんとガーラSHDでした!
年式は2002年式、いわゆる「ガーラ2000」ということで、数多のバスが行き交う名古屋にあっても間違いなく最古参の部類に入る車でしょう。


ガーラの特徴的な外観に加え、中二階ボディの圧倒的な存在感。国産バスとしては最大の出力を発生するV8エンジン・8TD1エンジン搭載車ということで、どれをとっても最高にカッコいい車の一つだと思っています。今からこんな車に乗車できると思うと、とても楽しみです!
※ちなみに、記事を執筆している2022年9月上旬現在、C778号車の姿を名古屋で見ることは基本的にありません。突発的な代走などは有り得ますが、名古屋線の運用からは外れています。ご注意ください。
さて、バスターミナルに到着したC778号車は、待機バースでしばらく休憩した後、乗り場へと入線しました。

山梨県に向かうバスは通常4番乗り場から発車ですが、この日は3番乗り場からのようです。私はノンターボV8エンジンの音を心ゆくまで楽しみたくて、最後部座席を予約していました。乗車改札が始まったので、早速に乗車券を提示して車内へと入ります。
シートは写真のようなスタンダードシート。正座席40席(配列は9/11)、補助席なしのゆったり仕様となっています。なお、予約可能な座席は前から9番目までとなっているようです。

シートのヘッドカバーには "Yamanashi Kotsu Bus" の刺繡が入れられています。

また、元・観光バスだった車ということで、シート後方には灰皿が備えられているのも特徴(もちろん現在は車内禁煙です!)。

公式側後方にはトイレを備えます。このトイレボックスと、上述のようなシート配列となっている関係で、シートピッチは公式側の方が若干広めです。

さすがはスーパーハイデッカーというべきか、車内は天井が高く開放的でした。ガーラ2000らしい内装も目を引きます。




現行車両や通常のハイデッカー車との違いをあれこれ眺めていたら、まもなく発車時刻です。終点の竜王駅まで、ガーラSHDでの旅を目一杯楽しみたいと思います!
*********************************
定刻となり、ドアが閉められました。
ギアが静かに入り、8TD1エンジンの鼓動が一際高まります。

名古屋駅(新幹線口)のバスターミナルをぐるりと回り、山梨県への旅が幕を開けます。
そして、名古屋駅のほど近くにある名駅インターより名古屋高速へと入ります。

V8エンジンが唸りを上げ、バスはスムーズに高速へ合流。そのまま名古屋高速を小牧方面に向かって進み、小牧インターから東名高速へと入っていきます。

小牧JCTからは中央道へ。
ここまでくるとすっかりお馴染みのルートですね。写真は最初の高速道路バス停である桃花台です。

途中、恵那ICから中津川IC間において、雨のため交通規制がかかっていました。これは一般道を迂回か...なんて覚悟していたら、ちょうど規制が解除されるタイミングで通過となったようです。

パトカーの先導により、車列がゆっくりと進んでいきます。
ほどなくしてパトカーが車列を離脱し、中央道は通常運行に戻りました。結果的に大した遅れもなく、バスは順調に山梨県へ向けて走っていきます。恵那から中津川までの登りは結構きついので、回転数の上がったV8エンジンの音が心地よいです。
中津川バス停を通過。

ここから一気に高度を上げていきます。それに伴って、辺りには霧が立ち込めてきました...

長大な恵那山トンネルを抜けると、バスは長野県へと入ります。遅れもすっかり取り戻し、見慣れた上飯田のバス停を過ぎる頃にはほぼ定刻に戻っていました。

その後は高森バス停に停車し、乗車扱いは終了です。
意外...なんて言ってはいけませんが、名古屋ライナー甲府号は、山梨県内の乗降扱いだけでなく長野県南信地方での乗降扱いもあります。長野県内で乗降可能なのは、中央道昼神温泉・上飯田・高森の3ヵ所です。これらのバス停は、名古屋→甲府では乗車バス停、甲府→名古屋では降車バス停となります。
高森を出てから10分少々、休憩場所の駒ヶ岳SAに到着です。あいにくの天気だったこともあり、運転手さんが屋根のある駐車スペースに寄せて下さいました。





私はというと、せっかく運転手さんが配慮して下さったにも関わらず、雨に濡れながらC778号車の雄姿を写真に収めておりました。我ながら救いようがないなぁ...
きっかり15分の休憩を終え、バスは再び山梨へ向かって走り出します。まずは駒ヶ根市をサクッと通過。

続いて宮田村から伊那市へ。



旅の始発地であったはずの駒ヶ根市や伊那市の街並みが、どんどん遠ざかっていきます(^^;
それにしても、C778号車は年式を感じさせない見事な走りを見せてくれます。加速もギアもスムーズで、エンジンもまだまだ元気そう。2002年式ということで、いつ廃車になってもおかしくない年式ではありますが、そんな車をこんなコンディションで維持して下さっている山梨交通さんに頭が下がります。
ガーラの快走にただただ感激していたら、最初の降車バス停である小淵沢の降車案内がありました。いよいよ旅も終盤戦です。

中央道八ヶ岳→中央道長坂高根と降車扱い。山梨県西部の利用客が結構いるようです。
中央道須玉では、新宿-諏訪岡谷線に入る京王バスに遭遇しました。時間的に、上諏訪駅を16:50に出るKO3856便でしょうか。

双葉SAの入口から中央道双葉東BSに停車します。

中央高速バスが休憩で停車するサービスエリアですが、ここでは降車扱いのみ。普段とは異なり、休憩せずにすぐ発車というのも、なかなか新鮮です。
バスは甲府昭和ICで高速道路を下ります。インターを降りた先にある甲府昭和(中央道昭和ではありません)でも降車扱いが行われます。

雨に加え、夕方の帰宅ラッシュでやや混雑気味の市街地を抜け、定刻より少し早めに甲府駅へと到着。バスターミナルでは、19:00発の新宿行きを担当する富士急バスが乗車改札中でした。

甲府駅でほぼ全員のお客さんが降車しましたが、私はここから先の終点・竜王まで参ります。
ロータリーを出るところで、凄い並びが見えました。山梨交通鰍沢営業所のC727号車と、富士急バスF1872号車です。

古参のキュービックと、最新型のブルーリボンがこうして並んでいるのも、甲府駅ならではの光景ですね!
甲府駅から竜王へと向かう道中、今度は富士急バスの貸切車とすれ違いました。なんだか今日は富士急バスを良く見る日です。

西へ向かって走ること約15分、バスは終点の竜王へ到着となりました。

竜王駅前のショッピングセンターに併設されている立体駐車場の前へぐるりと回り込み、降車用バス停にてドアオープンです。


ガーラの走りをもっと楽しんでいたかったですが、名残を惜しみながら降車します。実際に乗車してみると、順調に来られれば4時間〜4時間半くらいの行路でした。ちょうど新宿-飯田線に乗ったくらいの距離感でしょうか。そう考えると、名古屋と山梨県は意外と近いんだなという印象です。鉄道だと、名古屋から新幹線や特急を利用しても3時間半くらいかかるので、山梨県西部までのバス利用者がかなりいたことも納得できます。
そんな行路をガーラ2000、しかもスーパーハイデッカーの車両で乗り通すことができたのは本当に良い経験になりました。ここまで安全・快適に送り届けてくださった運転手さん、ありがとうございました!
-------------------------------
上述の通り、名古屋ライナー甲府号は長野県内でも乗降扱いが行われます。南信地方限定ではありますが、南信から山梨県へ直行する数少ない交通手段ということで、以前の乗車旅でも高森BSから利用させて頂いたことがあります。
・【乗車記】名古屋ライナー甲府2号(ジェイアール東海バス747-09951号車)
https://msmrbus2.naganoblog.jp/e2503732.html
聞くところによると、私が乗車した日に限らず、長野県内での乗降も割とあるそうです。南信から山梨県内へと向かうお客さんにすっかり定着している様子が伺えます。東京、名古屋、大阪、長野市、そして山梨と、多様な目的地にバス一本で行けてしまう南信の高速バスネットワークの凄さを改めて感じます。
現在でこそC778号車が姿を表すことがなくなった名古屋線ですが、まだ数台のガーラ(ハイデッカーですが)は名古屋向けに存続しているようです。割と乗りごたえのある路線なので、V8エンジン搭載のガーラでの旅を楽しんでみるのも面白いかもしれません!
・名古屋ライナー甲府号時刻表(→こちら)
最近、休憩場所の駒ヶ岳SAへ撮影に赴くなど、何だかんだ関わりの出てきた当路線。せっかくなので利用してみたいと思い立ち、今回のバス旅行に出掛けてみた次第です。利用したのは15:00に名古屋駅を出る山梨交通担当の甲府4号。朝に長野を出る高速バスで名古屋まで赴き、名古屋駅(新幹線口)のバスターミナルで入線を待つことしばし。異様に重苦しいエンジン音と共に、一際存在感のある車が入線してきたのでした・・・
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名古屋ライナー甲府4号
15:00名古屋駅発→甲府・竜王行き
山梨交通C778号車
車種:いすゞ ガーラSHD
型式:KL-LV774R2
年式:2002年式
ナンバー:山梨200か515
所属営業所:山梨交通 敷島営業所
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やってきたのはなんとガーラSHDでした!
年式は2002年式、いわゆる「ガーラ2000」ということで、数多のバスが行き交う名古屋にあっても間違いなく最古参の部類に入る車でしょう。
ガーラの特徴的な外観に加え、中二階ボディの圧倒的な存在感。国産バスとしては最大の出力を発生するV8エンジン・8TD1エンジン搭載車ということで、どれをとっても最高にカッコいい車の一つだと思っています。今からこんな車に乗車できると思うと、とても楽しみです!
※ちなみに、記事を執筆している2022年9月上旬現在、C778号車の姿を名古屋で見ることは基本的にありません。突発的な代走などは有り得ますが、名古屋線の運用からは外れています。ご注意ください。
さて、バスターミナルに到着したC778号車は、待機バースでしばらく休憩した後、乗り場へと入線しました。
山梨県に向かうバスは通常4番乗り場から発車ですが、この日は3番乗り場からのようです。私はノンターボV8エンジンの音を心ゆくまで楽しみたくて、最後部座席を予約していました。乗車改札が始まったので、早速に乗車券を提示して車内へと入ります。
シートは写真のようなスタンダードシート。正座席40席(配列は9/11)、補助席なしのゆったり仕様となっています。なお、予約可能な座席は前から9番目までとなっているようです。
シートのヘッドカバーには "Yamanashi Kotsu Bus" の刺繡が入れられています。
また、元・観光バスだった車ということで、シート後方には灰皿が備えられているのも特徴(もちろん現在は車内禁煙です!)。
公式側後方にはトイレを備えます。このトイレボックスと、上述のようなシート配列となっている関係で、シートピッチは公式側の方が若干広めです。
さすがはスーパーハイデッカーというべきか、車内は天井が高く開放的でした。ガーラ2000らしい内装も目を引きます。
現行車両や通常のハイデッカー車との違いをあれこれ眺めていたら、まもなく発車時刻です。終点の竜王駅まで、ガーラSHDでの旅を目一杯楽しみたいと思います!
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定刻となり、ドアが閉められました。
ギアが静かに入り、8TD1エンジンの鼓動が一際高まります。
名古屋駅(新幹線口)のバスターミナルをぐるりと回り、山梨県への旅が幕を開けます。
そして、名古屋駅のほど近くにある名駅インターより名古屋高速へと入ります。
V8エンジンが唸りを上げ、バスはスムーズに高速へ合流。そのまま名古屋高速を小牧方面に向かって進み、小牧インターから東名高速へと入っていきます。
小牧JCTからは中央道へ。
ここまでくるとすっかりお馴染みのルートですね。写真は最初の高速道路バス停である桃花台です。
途中、恵那ICから中津川IC間において、雨のため交通規制がかかっていました。これは一般道を迂回か...なんて覚悟していたら、ちょうど規制が解除されるタイミングで通過となったようです。
パトカーの先導により、車列がゆっくりと進んでいきます。
ほどなくしてパトカーが車列を離脱し、中央道は通常運行に戻りました。結果的に大した遅れもなく、バスは順調に山梨県へ向けて走っていきます。恵那から中津川までの登りは結構きついので、回転数の上がったV8エンジンの音が心地よいです。
中津川バス停を通過。
ここから一気に高度を上げていきます。それに伴って、辺りには霧が立ち込めてきました...
長大な恵那山トンネルを抜けると、バスは長野県へと入ります。遅れもすっかり取り戻し、見慣れた上飯田のバス停を過ぎる頃にはほぼ定刻に戻っていました。
その後は高森バス停に停車し、乗車扱いは終了です。
意外...なんて言ってはいけませんが、名古屋ライナー甲府号は、山梨県内の乗降扱いだけでなく長野県南信地方での乗降扱いもあります。長野県内で乗降可能なのは、中央道昼神温泉・上飯田・高森の3ヵ所です。これらのバス停は、名古屋→甲府では乗車バス停、甲府→名古屋では降車バス停となります。
高森を出てから10分少々、休憩場所の駒ヶ岳SAに到着です。あいにくの天気だったこともあり、運転手さんが屋根のある駐車スペースに寄せて下さいました。
私はというと、せっかく運転手さんが配慮して下さったにも関わらず、雨に濡れながらC778号車の雄姿を写真に収めておりました。我ながら救いようがないなぁ...
きっかり15分の休憩を終え、バスは再び山梨へ向かって走り出します。まずは駒ヶ根市をサクッと通過。
続いて宮田村から伊那市へ。
旅の始発地であったはずの駒ヶ根市や伊那市の街並みが、どんどん遠ざかっていきます(^^;
それにしても、C778号車は年式を感じさせない見事な走りを見せてくれます。加速もギアもスムーズで、エンジンもまだまだ元気そう。2002年式ということで、いつ廃車になってもおかしくない年式ではありますが、そんな車をこんなコンディションで維持して下さっている山梨交通さんに頭が下がります。
ガーラの快走にただただ感激していたら、最初の降車バス停である小淵沢の降車案内がありました。いよいよ旅も終盤戦です。
中央道八ヶ岳→中央道長坂高根と降車扱い。山梨県西部の利用客が結構いるようです。
中央道須玉では、新宿-諏訪岡谷線に入る京王バスに遭遇しました。時間的に、上諏訪駅を16:50に出るKO3856便でしょうか。
双葉SAの入口から中央道双葉東BSに停車します。
中央高速バスが休憩で停車するサービスエリアですが、ここでは降車扱いのみ。普段とは異なり、休憩せずにすぐ発車というのも、なかなか新鮮です。
バスは甲府昭和ICで高速道路を下ります。インターを降りた先にある甲府昭和(中央道昭和ではありません)でも降車扱いが行われます。
雨に加え、夕方の帰宅ラッシュでやや混雑気味の市街地を抜け、定刻より少し早めに甲府駅へと到着。バスターミナルでは、19:00発の新宿行きを担当する富士急バスが乗車改札中でした。
甲府駅でほぼ全員のお客さんが降車しましたが、私はここから先の終点・竜王まで参ります。
ロータリーを出るところで、凄い並びが見えました。山梨交通鰍沢営業所のC727号車と、富士急バスF1872号車です。
古参のキュービックと、最新型のブルーリボンがこうして並んでいるのも、甲府駅ならではの光景ですね!
甲府駅から竜王へと向かう道中、今度は富士急バスの貸切車とすれ違いました。なんだか今日は富士急バスを良く見る日です。
西へ向かって走ること約15分、バスは終点の竜王へ到着となりました。
竜王駅前のショッピングセンターに併設されている立体駐車場の前へぐるりと回り込み、降車用バス停にてドアオープンです。
ガーラの走りをもっと楽しんでいたかったですが、名残を惜しみながら降車します。実際に乗車してみると、順調に来られれば4時間〜4時間半くらいの行路でした。ちょうど新宿-飯田線に乗ったくらいの距離感でしょうか。そう考えると、名古屋と山梨県は意外と近いんだなという印象です。鉄道だと、名古屋から新幹線や特急を利用しても3時間半くらいかかるので、山梨県西部までのバス利用者がかなりいたことも納得できます。
そんな行路をガーラ2000、しかもスーパーハイデッカーの車両で乗り通すことができたのは本当に良い経験になりました。ここまで安全・快適に送り届けてくださった運転手さん、ありがとうございました!
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上述の通り、名古屋ライナー甲府号は長野県内でも乗降扱いが行われます。南信地方限定ではありますが、南信から山梨県へ直行する数少ない交通手段ということで、以前の乗車旅でも高森BSから利用させて頂いたことがあります。
・【乗車記】名古屋ライナー甲府2号(ジェイアール東海バス747-09951号車)
https://msmrbus2.naganoblog.jp/e2503732.html
聞くところによると、私が乗車した日に限らず、長野県内での乗降も割とあるそうです。南信から山梨県内へと向かうお客さんにすっかり定着している様子が伺えます。東京、名古屋、大阪、長野市、そして山梨と、多様な目的地にバス一本で行けてしまう南信の高速バスネットワークの凄さを改めて感じます。
現在でこそC778号車が姿を表すことがなくなった名古屋線ですが、まだ数台のガーラ(ハイデッカーですが)は名古屋向けに存続しているようです。割と乗りごたえのある路線なので、V8エンジン搭載のガーラでの旅を楽しんでみるのも面白いかもしれません!
随分とご無沙汰しております。
早いもので2021年も残すところ僅かとなりました。気づけばめっきり寒くなり、世間はすっかり冬の装いです。今年一年も短かったなと感じる今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回は久々の更新です。
せっかくの機会なので、いったいどんな記事をお送りするのが良いかなと考えましたが、今年9月にデビューした山梨交通の新規車・C906号車をご紹介したいと思います。また、10月末にC906号車への乗車した際の記録も併せてお送りしていこうかと。
それでは早速、主役に登場して頂きましょう!



山梨交通C906号車
車種:いすゞ ガーラHD
型式:QTG-RU1ASCJ
年式:2015年式
ナンバー:山梨200か994
所属営業所:山梨交通 敷島営業所
ミリ波レーダー・車線逸脱防止装置を備えたガーラハイデッカーです。ご覧の通り新車ではなく移籍車であり、フロントのメッキパーツは装着されていません。さらに、リアの燃費基準ステッカーが+15%となっているため、規制記号はQTG-であると結論付けました。
ということで、エンジンは標準出力のA09Cエンジンです。山梨交通の7速高速車はC901号車に続いて2台目となります。最近、山梨交通にはこの手の仕様が着々と増えてきている感じです。
-----------------------------
せっかく導入されたC906号車。乗りたいなぁ...乗れるかなぁ...なんて思っていたら、導入から間もない10月末にそのチャンスが巡ってきました!新宿発→岡谷行きの3817便にC906号車が充当されていたのです!!
新宿-諏訪岡谷線YK3817便
17:25 バスタ新宿発→岡谷行き



期待していたとはいえ、導入されたばかりの車にこんなにも早く乗車できて良かったです。
せっかく乗車できたので、車内をじっくりと拝見。
座席としては4列スタンダードシートが公式側10列、非公式側12列で並び、1番から10番までの座席に補助席を備えた54人乗りです。


また、公式側最後部にはトイレが取り付けられています。
各シートには飛沫防止用のプラスチック板があり、シートテーブルは付いていません。

コンセントやフリーWi-Fiも、現状では装備されていない模様です。
前方モニター、降車ボタン等はレシップ製でした(※終点間際で撮影)。

ちなみに、運賃箱は一水製です。
双葉SA(双葉東バス停)での乗車扱い兼休憩中、闇夜に佇む新規車のお姿を頂いてみました。




山梨交通の車両はどれも綺麗にされているので、撮影のし甲斐があります。
山梨交通の塗装が施されたばかりの艶やかなボディ。

側面に記載された「C906」の車号は、まぎれもない最新グループの車両である証です。
バスは夜の中央道を軽快に駆け抜け、終点の岡谷にはほぼ定刻通りでの到着となりました。

ふと気づいたのですが、C906号車が岡谷に降り立つのはこの日が初めてのことでした。狙い通りC906号車に乗車できたという幸運に感謝するとともに、そんな記念すべき日に立ち会えて良かったなぁと思える乗車旅でした。
早いもので2021年も残すところ僅かとなりました。気づけばめっきり寒くなり、世間はすっかり冬の装いです。今年一年も短かったなと感じる今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回は久々の更新です。
せっかくの機会なので、いったいどんな記事をお送りするのが良いかなと考えましたが、今年9月にデビューした山梨交通の新規車・C906号車をご紹介したいと思います。また、10月末にC906号車への乗車した際の記録も併せてお送りしていこうかと。
それでは早速、主役に登場して頂きましょう!
山梨交通C906号車
車種:いすゞ ガーラHD
型式:QTG-RU1ASCJ
年式:2015年式
ナンバー:山梨200か994
所属営業所:山梨交通 敷島営業所
ミリ波レーダー・車線逸脱防止装置を備えたガーラハイデッカーです。ご覧の通り新車ではなく移籍車であり、フロントのメッキパーツは装着されていません。さらに、リアの燃費基準ステッカーが+15%となっているため、規制記号はQTG-であると結論付けました。
ということで、エンジンは標準出力のA09Cエンジンです。山梨交通の7速高速車はC901号車に続いて2台目となります。最近、山梨交通にはこの手の仕様が着々と増えてきている感じです。
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せっかく導入されたC906号車。乗りたいなぁ...乗れるかなぁ...なんて思っていたら、導入から間もない10月末にそのチャンスが巡ってきました!新宿発→岡谷行きの3817便にC906号車が充当されていたのです!!
新宿-諏訪岡谷線YK3817便
17:25 バスタ新宿発→岡谷行き
期待していたとはいえ、導入されたばかりの車にこんなにも早く乗車できて良かったです。
せっかく乗車できたので、車内をじっくりと拝見。
座席としては4列スタンダードシートが公式側10列、非公式側12列で並び、1番から10番までの座席に補助席を備えた54人乗りです。
また、公式側最後部にはトイレが取り付けられています。
各シートには飛沫防止用のプラスチック板があり、シートテーブルは付いていません。
コンセントやフリーWi-Fiも、現状では装備されていない模様です。
前方モニター、降車ボタン等はレシップ製でした(※終点間際で撮影)。
ちなみに、運賃箱は一水製です。
双葉SA(双葉東バス停)での乗車扱い兼休憩中、闇夜に佇む新規車のお姿を頂いてみました。
山梨交通の車両はどれも綺麗にされているので、撮影のし甲斐があります。
山梨交通の塗装が施されたばかりの艶やかなボディ。
側面に記載された「C906」の車号は、まぎれもない最新グループの車両である証です。
バスは夜の中央道を軽快に駆け抜け、終点の岡谷にはほぼ定刻通りでの到着となりました。
ふと気づいたのですが、C906号車が岡谷に降り立つのはこの日が初めてのことでした。狙い通りC906号車に乗車できたという幸運に感謝するとともに、そんな記念すべき日に立ち会えて良かったなぁと思える乗車旅でした。
茅野駅から高遠駅を経て、南アルプスの玄関口である仙流荘までを結ぶ登山バス「南アルプスジオライナー号」の運行が始まっています。

その経路に、8月4日より高遠駅⇔仙流荘までの回送ルートを路線化した区間便が設定され、利便性が更に高まりました!
今春より長谷循環バスが減便されたこともあって、茅野駅→高遠駅→仙流荘へと移動した後は、ジオライナーの折り返し便を夕方まで待つ以外に高遠駅へと戻る手段はありませんでした。その救済もあってか、ジオライナーが高遠駅へと戻る回送ルートを区間便として追加運行されることになりました。これにより、午前中に下山したお客さんが高遠駅まで戻れるようになったというわけです。そして、高遠駅からは高遠線で伊那バスターミナルや伊那市駅・伊那北駅まで行けるので、高速バスや鉄道でのアクセスも改善された模様です。
・・・あぁ、また良からぬことを閃いてしまった。
今年は木曽福島駅と高遠駅・仙流荘を結ぶ「パノラマライナー号」が運行されていません。このため、名古屋から公共交通を使って南アルプスにアクセスするには少しハードルが高くなります。
では、高速バスならどうか?
ちょいと時刻表を調べてみると、名古屋からの高速バスに乗って伊那に入り、そこから高遠線→ジオライナーと乗り継いだら、南アルプスにアクセスできるではありませんか!
そんなわけで、私は愚かにも、高速バスを使ったジオライナー乗り継ぎルート『高速バス名古屋線-南アルプスジオライナー号乗り継ぎチャレンジ』を実行してみようと思い立ったのでした。
旅程の概要は下記の通り。
①信南交通の名古屋行きで伊那BT→瑞浪天徳BSへ移動
②名鉄バスの箕輪行きで瑞浪天徳BS→伊那BTへ折り返し
③ジェイアールバス関東の高遠線で伊那BT→高遠駅へ移動
④南アルプスジオライナー号に乗り継いで高遠駅→仙流荘へ移動
⑤ジオライナーの区間便(新規設定)で仙流荘→高遠駅へ折り返し
さすがに名古屋からの乗車を楽しむことはできませんが、瑞浪天徳で名鉄便に乗り換えることによって、朝に名古屋を出発する旅が疑似体験できるというわけです。時刻表的には非常にタイトですが、なんとかなるでしょう。そんな楽観論を掲げ、私は早朝の伊那バスターミナルよりこの日のチャレンジを開始したのでした!
*********************
チャレンジ①
6:00 伊那BT→8:07 瑞浪天徳
名古屋-伊那箕輪線SN14406便
信南交通1387号車(2TG-MS06GP)

旅の始まりは信南交通の名古屋行きです。まずは伊那バスターミナルから乗り換えバス停の瑞浪天徳を目指します。折しも、同社では最新型となる令和顔エアロエースが来てくれました!
LCDディスプレイに表示される「名鉄バスセンター行きです」の文字が新鮮味を感じます。

バスは順調に中央道を南下し、恵那峡SAで8:00まで休憩となりました。




単に名古屋線に乗り継ぐことが目的なら瑞浪天徳まで行かず、その手前の中津川や、なんなら長野県内で降りても良かったんですが、恵那峡でじっくり撮影したかったのでこのルートにしてみたのです♪
乗務員さんが少し長めに休憩を取ってくださったので、10分差で箕輪を出てきた阪急観光バスのアルペン伊那号が追いつきました。

お陰で、こんなコラボショットを頂くことができました。
恵那峡SAを出てしばらく走ると、瑞浪天徳バス停に到着。信南交通1387号車とはここでお別れです。

到着時刻は8:16(定刻+9分)だったのですが、乗り換えには十分間に合います。
そそくさと下り線のバス停から上り線のバス停へと移動し、バスを待ちます。

考えてみたら、瑞浪天徳BSを利用するのは初めてです。こんな感じなんだなぁと周りの景色を眺めていたら、次に乗り継ぐ名鉄バスがやってきました。
チャレンジ②
8:23 瑞浪天徳→10:38 伊那BT(※菅の台経由)
名古屋-伊那箕輪線MB14507便
名鉄バス2013号車(BKG-MS96JP)

ここから本日の乗り継ぎチャレンジが本格的にスタートします。といっても、さっき来たルートをそのまま折り返すだけなんですが(^^;
車両は名鉄バスの中では古参クラスとなる2010年式エアロエース。同社からも徐々に数を減らすBKG-エアロエースに乗車できた幸運もさることながら、図らずも最新型の令和顔エアロエースと初期型のエアロエースを乗り比べる旅となりました。
瑞浪天徳を定刻通り発車したバスは、しばらくして恵那峡SAへと入っていきます。


私はほんの40分前に反対側(下り)に滞在していたのですが、細かいことを気にしてはいけません。
休憩中のSAではこんな並びが。

右手前から、新宿-名古屋線を担当する名鉄バス2352号車、私の乗る名鉄バス2013号車、名鉄観光バス、更には最奥部に名鉄運輸が並ぶ光景となりました。まさに名鉄4並び。いいものを見せて頂きました。
10分強の休憩の後、バスは再び中央道を走ります。
駒ヶ根ICで高速道路を降り、7月~10月だけの季節運行ルートである菅の台バスセンターへ。

やはりというべきか、登山に来られたお客さんが何人か降車されました。
その後もバスは順調に一般道を走り、定刻通り伊那バスターミナルに到着です。

ここの乗り継ぎが今チャレンジ最大の難所だったのですが、お陰様で無事クリアです!
チャレンジ③
10:45 伊那BT→11:07 高遠駅
高遠線(高遠さくらの湯行き)
ジェイアールバス関東L538-00509号車(KC-UA460HAN改)

高遠線にはだいぶ余裕を持って乗り継げました。車両は元・東急バスのUAノンステです。高遠線は今年4月より伊那バスターミナル発着となったことから、高速バスや他の路線バスとの接続が非常に良くなりました。
お馴染みの路線・見慣れた景色ではありますが、今回のようにトリッキーな旅で利用するとまた新鮮に見えてくるのが不思議です。
バスに揺られること20分強、定刻通り高遠駅に到着となりました。

目の前には既に、茅野駅からやってきた南アルプスジオライナー号が時間調整をしていました。高遠線との接続も兼ねた待機となっているようです。ここまで来たら勝ったも同然!私は嬉々として目の前に停車するジオライナーに乗り継ぎました。
チャレンジ④
11:10 高遠駅→11:30 仙流荘
南アルプスジオライナー号(仙流荘行き)
ジェイアールバス関東L538-05503号車(ADG-RA273MAN)

ジオライナー号にはジェイアールバス関東で唯一と思われるRAワンステが入っていました。ジオライナーは毎年この車が担当しているようです。
車体の側面には「南アルプスジオライナー 仙流荘行き」のステッカーが貼られていました。

7月に乗車した時にはなかったので、最近貼り付けられたものだと思います。
バスは定刻通り高遠駅を発車。
朝は雨が降っていましたが、天候が急速に回復し、すっかり真夏の風景となりました。

美和ダムの上流部までやってきました。普段はバスで通ることがないルートなので、車窓の景色が楽しいです。


ダムに土砂の堆積を防ぐためのバイパストンネルの取り入れ口となる分波堰や、三峰川支流の黒川沿いにある水力発電所を眺めつつ、バスは仙流荘へと向かっていきます。
終点の仙流荘には定刻通り到着です!
登山に見えたお客さんは、ここで北沢峠へと向かう南アルプス林道バスに乗り換えます。

これまでだったらバスはこのまま回送となるのですが、今年はここから更に高遠駅までのルートが路線化されたため、折り返しのためにしばし待機します。
折り返し待ちの間にちょいと撮影。

夏山の景色に佇む日デRAというのも、この時期だけ見られる特別な光景ですね。
チャレンジ⑤
11:35 仙流荘→11:55 高遠駅
南アルプスジオライナー号(高遠駅行き区間便)
ジェイアールバス関東L538-05503号車(ADG-RA273MAN)

さあさあ、ここへ来てようやく今回の旅のメインが登場でございますよ!この区間便に乗りたいばかりに今回の如き無茶苦茶なチャレンジが始まったわけですから、断固外すわけにはいきません!!
さっき乗ってきたばかりのバスに再び乗り込み、仙流荘を出発です。

バスはほどなく高遠大橋を経て、風情に満ちた高遠町の市街地へ。


当然ながら往復ともに同じルートを通るわけですが、行きと帰りで座席を変えたので、車窓の景色を満喫します。
終点の高遠駅には定刻通り到着です。

乗り継ぎ時間が非常にタイトな旅ではあったものの、『高速バス名古屋線-南アルプスジオライナー号乗り継ぎチャレンジ』を見事完遂することができました!
これにより、名古屋からの高速バスが大幅に遅れない限り、高速バスを利用した南アルプスへのアクセスが可能であることが確認できました。道中のハラハラも含めて、私としてはとても楽しい旅ができたなぁと思います。
また、仙流荘⇔高遠駅の区間便が設定されたことにより、ジオライナーの全区間完乗を果たすこともできました。仙流荘から高遠駅までの区間は実際に乗ってみるとあっさりしたルートですが、この区間を走る路線バスが大きく減便された今、仙流荘から高遠駅に直接アクセスできる手段としては非常に大きいと思います。今夏の登山バスは新型コロナウィルス感染症の拡大などで色々と制約を受けつつも、その分は様々な楽しみ方が生まれたなと思えた今回のチャレンジでした。
最後になりますが、今回の乗り継ぎ旅で安全・快適に送り届けてくださった各社の運転手さん、本当にありがとうございました!
*************************
おまけ。
高遠駅では、ジオライナーと国鉄復刻カラーとのツーショットも実現しました。

どちらもジェイアールバス関東中央道支店の名物車両とあって、存在感がすごいですね!
こんなところも、この地域の路線バスならではの面白さかなぁと。
その経路に、8月4日より高遠駅⇔仙流荘までの回送ルートを路線化した区間便が設定され、利便性が更に高まりました!
今春より長谷循環バスが減便されたこともあって、茅野駅→高遠駅→仙流荘へと移動した後は、ジオライナーの折り返し便を夕方まで待つ以外に高遠駅へと戻る手段はありませんでした。その救済もあってか、ジオライナーが高遠駅へと戻る回送ルートを区間便として追加運行されることになりました。これにより、午前中に下山したお客さんが高遠駅まで戻れるようになったというわけです。そして、高遠駅からは高遠線で伊那バスターミナルや伊那市駅・伊那北駅まで行けるので、高速バスや鉄道でのアクセスも改善された模様です。
・・・あぁ、また良からぬことを閃いてしまった。
今年は木曽福島駅と高遠駅・仙流荘を結ぶ「パノラマライナー号」が運行されていません。このため、名古屋から公共交通を使って南アルプスにアクセスするには少しハードルが高くなります。
では、高速バスならどうか?
ちょいと時刻表を調べてみると、名古屋からの高速バスに乗って伊那に入り、そこから高遠線→ジオライナーと乗り継いだら、南アルプスにアクセスできるではありませんか!
そんなわけで、私は愚かにも、高速バスを使ったジオライナー乗り継ぎルート『高速バス名古屋線-南アルプスジオライナー号乗り継ぎチャレンジ』を実行してみようと思い立ったのでした。
旅程の概要は下記の通り。
①信南交通の名古屋行きで伊那BT→瑞浪天徳BSへ移動
②名鉄バスの箕輪行きで瑞浪天徳BS→伊那BTへ折り返し
③ジェイアールバス関東の高遠線で伊那BT→高遠駅へ移動
④南アルプスジオライナー号に乗り継いで高遠駅→仙流荘へ移動
⑤ジオライナーの区間便(新規設定)で仙流荘→高遠駅へ折り返し
さすがに名古屋からの乗車を楽しむことはできませんが、瑞浪天徳で名鉄便に乗り換えることによって、朝に名古屋を出発する旅が疑似体験できるというわけです。時刻表的には非常にタイトですが、なんとかなるでしょう。そんな楽観論を掲げ、私は早朝の伊那バスターミナルよりこの日のチャレンジを開始したのでした!
*********************
チャレンジ①
6:00 伊那BT→8:07 瑞浪天徳
名古屋-伊那箕輪線SN14406便
信南交通1387号車(2TG-MS06GP)
旅の始まりは信南交通の名古屋行きです。まずは伊那バスターミナルから乗り換えバス停の瑞浪天徳を目指します。折しも、同社では最新型となる令和顔エアロエースが来てくれました!
LCDディスプレイに表示される「名鉄バスセンター行きです」の文字が新鮮味を感じます。
バスは順調に中央道を南下し、恵那峡SAで8:00まで休憩となりました。
単に名古屋線に乗り継ぐことが目的なら瑞浪天徳まで行かず、その手前の中津川や、なんなら長野県内で降りても良かったんですが、恵那峡でじっくり撮影したかったのでこのルートにしてみたのです♪
乗務員さんが少し長めに休憩を取ってくださったので、10分差で箕輪を出てきた阪急観光バスのアルペン伊那号が追いつきました。
お陰で、こんなコラボショットを頂くことができました。
恵那峡SAを出てしばらく走ると、瑞浪天徳バス停に到着。信南交通1387号車とはここでお別れです。
到着時刻は8:16(定刻+9分)だったのですが、乗り換えには十分間に合います。
そそくさと下り線のバス停から上り線のバス停へと移動し、バスを待ちます。
考えてみたら、瑞浪天徳BSを利用するのは初めてです。こんな感じなんだなぁと周りの景色を眺めていたら、次に乗り継ぐ名鉄バスがやってきました。
チャレンジ②
8:23 瑞浪天徳→10:38 伊那BT(※菅の台経由)
名古屋-伊那箕輪線MB14507便
名鉄バス2013号車(BKG-MS96JP)
ここから本日の乗り継ぎチャレンジが本格的にスタートします。といっても、さっき来たルートをそのまま折り返すだけなんですが(^^;
車両は名鉄バスの中では古参クラスとなる2010年式エアロエース。同社からも徐々に数を減らすBKG-エアロエースに乗車できた幸運もさることながら、図らずも最新型の令和顔エアロエースと初期型のエアロエースを乗り比べる旅となりました。
瑞浪天徳を定刻通り発車したバスは、しばらくして恵那峡SAへと入っていきます。
私はほんの40分前に反対側(下り)に滞在していたのですが、細かいことを気にしてはいけません。
休憩中のSAではこんな並びが。
右手前から、新宿-名古屋線を担当する名鉄バス2352号車、私の乗る名鉄バス2013号車、名鉄観光バス、更には最奥部に名鉄運輸が並ぶ光景となりました。まさに名鉄4並び。いいものを見せて頂きました。
10分強の休憩の後、バスは再び中央道を走ります。
駒ヶ根ICで高速道路を降り、7月~10月だけの季節運行ルートである菅の台バスセンターへ。
やはりというべきか、登山に来られたお客さんが何人か降車されました。
その後もバスは順調に一般道を走り、定刻通り伊那バスターミナルに到着です。
ここの乗り継ぎが今チャレンジ最大の難所だったのですが、お陰様で無事クリアです!
チャレンジ③
10:45 伊那BT→11:07 高遠駅
高遠線(高遠さくらの湯行き)
ジェイアールバス関東L538-00509号車(KC-UA460HAN改)
高遠線にはだいぶ余裕を持って乗り継げました。車両は元・東急バスのUAノンステです。高遠線は今年4月より伊那バスターミナル発着となったことから、高速バスや他の路線バスとの接続が非常に良くなりました。
お馴染みの路線・見慣れた景色ではありますが、今回のようにトリッキーな旅で利用するとまた新鮮に見えてくるのが不思議です。
バスに揺られること20分強、定刻通り高遠駅に到着となりました。
目の前には既に、茅野駅からやってきた南アルプスジオライナー号が時間調整をしていました。高遠線との接続も兼ねた待機となっているようです。ここまで来たら勝ったも同然!私は嬉々として目の前に停車するジオライナーに乗り継ぎました。
チャレンジ④
11:10 高遠駅→11:30 仙流荘
南アルプスジオライナー号(仙流荘行き)
ジェイアールバス関東L538-05503号車(ADG-RA273MAN)
ジオライナー号にはジェイアールバス関東で唯一と思われるRAワンステが入っていました。ジオライナーは毎年この車が担当しているようです。
車体の側面には「南アルプスジオライナー 仙流荘行き」のステッカーが貼られていました。
7月に乗車した時にはなかったので、最近貼り付けられたものだと思います。
バスは定刻通り高遠駅を発車。
朝は雨が降っていましたが、天候が急速に回復し、すっかり真夏の風景となりました。
美和ダムの上流部までやってきました。普段はバスで通ることがないルートなので、車窓の景色が楽しいです。
ダムに土砂の堆積を防ぐためのバイパストンネルの取り入れ口となる分波堰や、三峰川支流の黒川沿いにある水力発電所を眺めつつ、バスは仙流荘へと向かっていきます。
終点の仙流荘には定刻通り到着です!
登山に見えたお客さんは、ここで北沢峠へと向かう南アルプス林道バスに乗り換えます。
これまでだったらバスはこのまま回送となるのですが、今年はここから更に高遠駅までのルートが路線化されたため、折り返しのためにしばし待機します。
折り返し待ちの間にちょいと撮影。
夏山の景色に佇む日デRAというのも、この時期だけ見られる特別な光景ですね。
チャレンジ⑤
11:35 仙流荘→11:55 高遠駅
南アルプスジオライナー号(高遠駅行き区間便)
ジェイアールバス関東L538-05503号車(ADG-RA273MAN)
さあさあ、ここへ来てようやく今回の旅のメインが登場でございますよ!この区間便に乗りたいばかりに今回の如き無茶苦茶なチャレンジが始まったわけですから、断固外すわけにはいきません!!
さっき乗ってきたばかりのバスに再び乗り込み、仙流荘を出発です。
バスはほどなく高遠大橋を経て、風情に満ちた高遠町の市街地へ。
当然ながら往復ともに同じルートを通るわけですが、行きと帰りで座席を変えたので、車窓の景色を満喫します。
終点の高遠駅には定刻通り到着です。
乗り継ぎ時間が非常にタイトな旅ではあったものの、『高速バス名古屋線-南アルプスジオライナー号乗り継ぎチャレンジ』を見事完遂することができました!
これにより、名古屋からの高速バスが大幅に遅れない限り、高速バスを利用した南アルプスへのアクセスが可能であることが確認できました。道中のハラハラも含めて、私としてはとても楽しい旅ができたなぁと思います。
また、仙流荘⇔高遠駅の区間便が設定されたことにより、ジオライナーの全区間完乗を果たすこともできました。仙流荘から高遠駅までの区間は実際に乗ってみるとあっさりしたルートですが、この区間を走る路線バスが大きく減便された今、仙流荘から高遠駅に直接アクセスできる手段としては非常に大きいと思います。今夏の登山バスは新型コロナウィルス感染症の拡大などで色々と制約を受けつつも、その分は様々な楽しみ方が生まれたなと思えた今回のチャレンジでした。
最後になりますが、今回の乗り継ぎ旅で安全・快適に送り届けてくださった各社の運転手さん、本当にありがとうございました!
*************************
おまけ。
高遠駅では、ジオライナーと国鉄復刻カラーとのツーショットも実現しました。
どちらもジェイアールバス関東中央道支店の名物車両とあって、存在感がすごいですね!
こんなところも、この地域の路線バスならではの面白さかなぁと。
Posted by むすまる(2号車) at
07:00
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│信南交通│ジェイアールバス関東│JRバス関東中央道支店│乗車記│中央道高速バス│名古屋-伊那箕輪線│高遠線│伊那市内の路線バス│名鉄バス│南アルプスジオライナー号(季節運行)
茅野駅から南アルプスの麓までを結ぶ季節運行路線 南アルプスジオライナー号 が運行を開始しました!

昨年は新型コロナウィルス感染症の関係で運行中止となってしまいましたが、今年はめでたく運行されるようになったようです。2021年度の運行期間は7月22日(木・祝)~9月26日(日)までで、7月22日~8月16日までは毎日運行、8月21日~9月26日までは土日祝運行となる模様です。例年に比べると運行期間が短いですが、限定的ながらも運行してもらえることが何よりもうれしいです。
ただし、ジオライナーと同じく「南アルプスライナー号」の一角を務めるパノラマライナー号(木曽福島駅-仙流荘)に関しては、今年の運行は行われない模様です。
詳しい時刻表やルートなどは、下記の伊那市観光協会のHPに記載があります。
・南アルプスライナー号2021
https://inashi-kankoukyoukai.jp/contents/archives/36184
ルートをざっくり説明すると、茅野駅から杖突峠を超えて伊那市へ入り、高遠駅を経由した後、南アルプスの玄関口である仙流荘までを直結しています。所要時間にして1時間10分。仙流荘からさらに北沢峠までを結んでいる南アルプス登山バスとの接続も完璧です。
運行開始の報を受け、私も早速乗りに行ってみました。といっても、昼間に全ルートを乗り通してしまうと夕方まで帰ってくる手段がないので、茅野駅から高遠駅までの区間乗車としました。今回はその時の模様をお送りしていきたいと思います。
※8月4日より仙流荘⇔高遠駅間の運行便が追加されたので、午前便で茅野駅から仙流荘へ乗り通しても高遠駅まで戻ってこれるようになりました。
********************
乗車日は7月の連休中。JRに乗って茅野駅に降り立つと、駅構内は登山バッグを抱えた大勢のお客さんで賑わっていました。多くのお客さんは八ヶ岳や車山などを目指す様子でしたが、その中の一部は、ジオライナーを利用して南アルプスに向かう方々のようです。季節運行のバス路線をちゃんと把握して登山計画を立てられているあたり、さすがだなぁと感心しきりです。
10時ごろ、この日のジオライナーを担当するジェイアールバス関東の車両が回送されてきました。車両は中央道支店所属の日デRAワンステです!
-----------------
南アルプスジオライナー号
10:20 茅野駅発→高遠駅経由・仙流荘行き

ジェイアールバス関東L538-05503号車
車種:日産ディーゼル スペースランナーRA
型式:ADG-RA273MAN
年式:2005年式
ナンバー:松本200か1433
所属営業所:ジェイアールバス関東 中央道支店
-----------------
中央道支店の名物車両(だと個人的には思っている)L538-05503号車です!
この車両は前まで「松本230あ5503」のナンバーを付けていましたが、昨年秋から今年の春まで一時的に宇都宮支店に出張していた関係でナンバーが変わり、現在は「松本200か1433」のナンバーに変わっています。
ジェイアールバス関東では極めて希少なRAワンステですが、そんな車両に何も考えずに乗れてしまう地域柄に感謝しつつ、早速車内へと入っていきます。
定刻となり、バスが動き出します。
茅野駅を出て早速、この路線の見せ場である杖突峠に突入です!

つづら折りのカーブが続く杖突峠は普通車で登っていても割と苦しい登りです。しかし、私たちを乗せたバスは、300馬力のパワーを誇るMD92エンジンの頼もしい咆哮と共に、峠道をするすると登っていきます。

峠の頂上が近づいてくると、ちょっとだけ景色が開けてきました。ここから茅野の街並みを見下ろすことができます。

頂上のほど近くにある杖突峠バス停を過ぎると、展望台やカフェなどが楽しめる「峠の茶屋」が見えます。

連休中ということもあり、多くの車やバイクなどが休憩していました。
峠の茶屋を過ぎると、茅野市から伊那市へと入っていきます。伊那市に入るとすぐに、今度は下り坂となります。

排気ブレーキやシフトダウンを駆使しながら、バスはスムーズに坂を下っていきます。これまで走ってきた林の中の道とは景色が一変し、今度は緑のまぶしい川べりの道をゆったりと進みます。

途中、道路の拡張工事区間を通過しました。細い旧道から分岐した新道は、将来的に主ルートとして使われるようです。

三義・長谷循環線の的場バス停を過ぎたところで国道152号線からいったん離れました。高遠中学校前を経由して高遠本町へと向かうようです。

前に乗った時は、写真の横一直線に走っているバイパスを真っすぐ走っていったのですが、今年のルートは違うみたいですね。
旧道から高遠本町に出ます。まもなく降車バス停である高遠駅です。

ほどなくして高遠駅に到着!
茅野駅からは50分弱。高遠駅までの運賃は1,420円です。

バスはここから終点の仙流荘を目指して走っていきますが、私は残念ながらここで降車としました。高遠駅で降りるのは私くらいかと思っていたら、私のほかにも茅野駅から高遠駅までの区間利用者がチラホラといました。茅野から高遠までを結ぶ、地域の足としても活躍しているようです。途中のバス停で停車しない直行便であるということも、この路線の魅力の一つなのかなぁと思いました。
ともあれ、南アルプスジオライナーの乗車旅はここで終了です。杖突峠という難所にも関わらず、快適かつ安全に送り届けてくださった運転手さん、どうもありがとうございました!!
********************
近くのお店でお昼を食べて高遠駅に戻ってくると、先ほどお見送りしたL538-05503号車が高遠駅で待機していました。


L538-05503号車はここで夕方まで待機し、今度は登山を終えたお客さんを仙流荘から茅野駅へと運ぶ任に当たるようです。茅野駅→仙流荘行きの利用率を見る限り、帰りもきっと大勢のお客さんが利用されることでしょう。
長いようで短い信州の夏山ですが、感染症対策も万全に、今シーズンも多くの方に楽しんで頂けるといいなと思っています。
昨年は新型コロナウィルス感染症の関係で運行中止となってしまいましたが、今年はめでたく運行されるようになったようです。2021年度の運行期間は7月22日(木・祝)~9月26日(日)までで、7月22日~8月16日までは毎日運行、8月21日~9月26日までは土日祝運行となる模様です。例年に比べると運行期間が短いですが、限定的ながらも運行してもらえることが何よりもうれしいです。
ただし、ジオライナーと同じく「南アルプスライナー号」の一角を務めるパノラマライナー号(木曽福島駅-仙流荘)に関しては、今年の運行は行われない模様です。
詳しい時刻表やルートなどは、下記の伊那市観光協会のHPに記載があります。
・南アルプスライナー号2021
https://inashi-kankoukyoukai.jp/contents/archives/36184
ルートをざっくり説明すると、茅野駅から杖突峠を超えて伊那市へ入り、高遠駅を経由した後、南アルプスの玄関口である仙流荘までを直結しています。所要時間にして1時間10分。仙流荘からさらに北沢峠までを結んでいる南アルプス登山バスとの接続も完璧です。
運行開始の報を受け、私も早速乗りに行ってみました。といっても、昼間に全ルートを乗り通してしまうと夕方まで帰ってくる手段がないので、茅野駅から高遠駅までの区間乗車としました。今回はその時の模様をお送りしていきたいと思います。
※8月4日より仙流荘⇔高遠駅間の運行便が追加されたので、午前便で茅野駅から仙流荘へ乗り通しても高遠駅まで戻ってこれるようになりました。
********************
乗車日は7月の連休中。JRに乗って茅野駅に降り立つと、駅構内は登山バッグを抱えた大勢のお客さんで賑わっていました。多くのお客さんは八ヶ岳や車山などを目指す様子でしたが、その中の一部は、ジオライナーを利用して南アルプスに向かう方々のようです。季節運行のバス路線をちゃんと把握して登山計画を立てられているあたり、さすがだなぁと感心しきりです。
10時ごろ、この日のジオライナーを担当するジェイアールバス関東の車両が回送されてきました。車両は中央道支店所属の日デRAワンステです!
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南アルプスジオライナー号
10:20 茅野駅発→高遠駅経由・仙流荘行き
ジェイアールバス関東L538-05503号車
車種:日産ディーゼル スペースランナーRA
型式:ADG-RA273MAN
年式:2005年式
ナンバー:松本200か1433
所属営業所:ジェイアールバス関東 中央道支店
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中央道支店の名物車両(だと個人的には思っている)L538-05503号車です!
この車両は前まで「松本230あ5503」のナンバーを付けていましたが、昨年秋から今年の春まで一時的に宇都宮支店に出張していた関係でナンバーが変わり、現在は「松本200か1433」のナンバーに変わっています。
ジェイアールバス関東では極めて希少なRAワンステですが、そんな車両に何も考えずに乗れてしまう地域柄に感謝しつつ、早速車内へと入っていきます。
定刻となり、バスが動き出します。
茅野駅を出て早速、この路線の見せ場である杖突峠に突入です!
つづら折りのカーブが続く杖突峠は普通車で登っていても割と苦しい登りです。しかし、私たちを乗せたバスは、300馬力のパワーを誇るMD92エンジンの頼もしい咆哮と共に、峠道をするすると登っていきます。
峠の頂上が近づいてくると、ちょっとだけ景色が開けてきました。ここから茅野の街並みを見下ろすことができます。
頂上のほど近くにある杖突峠バス停を過ぎると、展望台やカフェなどが楽しめる「峠の茶屋」が見えます。
連休中ということもあり、多くの車やバイクなどが休憩していました。
峠の茶屋を過ぎると、茅野市から伊那市へと入っていきます。伊那市に入るとすぐに、今度は下り坂となります。
排気ブレーキやシフトダウンを駆使しながら、バスはスムーズに坂を下っていきます。これまで走ってきた林の中の道とは景色が一変し、今度は緑のまぶしい川べりの道をゆったりと進みます。
途中、道路の拡張工事区間を通過しました。細い旧道から分岐した新道は、将来的に主ルートとして使われるようです。
三義・長谷循環線の的場バス停を過ぎたところで国道152号線からいったん離れました。高遠中学校前を経由して高遠本町へと向かうようです。
前に乗った時は、写真の横一直線に走っているバイパスを真っすぐ走っていったのですが、今年のルートは違うみたいですね。
旧道から高遠本町に出ます。まもなく降車バス停である高遠駅です。
ほどなくして高遠駅に到着!
茅野駅からは50分弱。高遠駅までの運賃は1,420円です。
バスはここから終点の仙流荘を目指して走っていきますが、私は残念ながらここで降車としました。高遠駅で降りるのは私くらいかと思っていたら、私のほかにも茅野駅から高遠駅までの区間利用者がチラホラといました。茅野から高遠までを結ぶ、地域の足としても活躍しているようです。途中のバス停で停車しない直行便であるということも、この路線の魅力の一つなのかなぁと思いました。
ともあれ、南アルプスジオライナーの乗車旅はここで終了です。杖突峠という難所にも関わらず、快適かつ安全に送り届けてくださった運転手さん、どうもありがとうございました!!
********************
近くのお店でお昼を食べて高遠駅に戻ってくると、先ほどお見送りしたL538-05503号車が高遠駅で待機していました。
L538-05503号車はここで夕方まで待機し、今度は登山を終えたお客さんを仙流荘から茅野駅へと運ぶ任に当たるようです。茅野駅→仙流荘行きの利用率を見る限り、帰りもきっと大勢のお客さんが利用されることでしょう。
長いようで短い信州の夏山ですが、感染症対策も万全に、今シーズンも多くの方に楽しんで頂けるといいなと思っています。
過去の乗車記からお送りします。
今回の旅の始まりは長野県東部にある東御市から。
御代田駅から軽井沢駅を経由し、池袋駅東口までを結ぶ千曲線「軽井沢2便」を利用してみました!
その理由は、久々に西武観光バスの車両に乗りたかったからです。同じ千曲線といえども、千曲バスとは異なる車両や内装が楽しめるので、個人的にいつも楽しみにしています。
今日は何に乗れるかな...とドキドキしながら、しなの鉄道に揺られて早朝の御代田駅へ。駅前はまだ人通りもなく静かでしたが、その静寂を破るように独特なエンジン音が聞こえてきました。特徴的な吹け上がりにピンと来て、咄嗟にカメラを構えます。
---------------
千曲線 軽井沢2便
7:30 御代田駅発→池袋駅東口行き


西武観光バス1879号車
車種:日産ディーゼル スペースアロー
型式:PKG-RA274RBN
年式:2008年式
ナンバー:長野200か1539
所属営業所:西武観光バス 軽井沢営業所
---------------
西武観光バスのスペースアロー・1879号車です!
今ではすっかり貴重な存在となった西工C-Iが来てくれました!!
西工C-Iといえば、この切れ長なフロントマスク。

この架装は2002年にモデルチェンジした02MCですが、今でも色褪せることのない特徴的でカッコいいデザインだと思います。
・・・少し早めに回送されてきたからか、乗車改札はまだ始まらないようです。その隙に御代田駅前でのショットを頂いてみました。

御代田駅前に佇むライオンズカラー(レオカラー)の西工車体もなかなか見られないものとなりつつありますので、個人的に貴重な機会となったなぁと。
そんな感傷に浸っていたら、ドアが開きました。どうやら乗車扱いが始まったようです。メールで届いた乗車券を運転手さんにお見せして乗車改札完了。早速車内へと入ります。
車内はこんな感じ。

この車種の特徴ですが、トイレが進行方向右側(非公式側)に設置されています。これに伴って非常口が右側前方に移動しており、車両の中央部・ホイールベース間にあります。ただ、トイレのサイズによっては左側に設置されるケースもあるようです(富士急グループの同車種などがそうです)。
シートは補助席付きのスタンダードシートが並びます。

座席定員は補助席含め51名となります。
エアコン吹き出し口も、この車種ならではのデザインです。

また、運転席まわりには感染対策のためのビニールカーテンが下がっており、乗客への感染対策を促す案内が掲示されていました。

御代田駅からの乗客は私の他にもう一人。
どこか懐かしさを感じる内装に包まれながら、終点の池袋までの旅路を楽しみたいと思います!
**************************
バスは定刻通り御代田駅前を発車。

跨線橋を超え、国道18号線を東へ進みます。

最初の乗車バス停である信濃追分を過ぎたら、軽井沢バイパスから離れて中軽井沢方面へ。

その先にある中軽井沢バス停に停車します。

中山道を軽井沢駅に向かって走っていると、草軽交通のセレガ・5022号車とスライドしました。こちらは貸切車です。

続いて、同じく草軽交通の令和顔エアロエース・506号車とスライド。フルカラーLED表示が特徴的ですが、こちらも貸切車です。

どうやら、学校行事かなにかの配車に遭遇したようです。
さらに、またまた草軽交通のエアロバス・2027号車とスライドしました。こちらは東急リムジンから移籍した車両で、天井直結型空調と草津温泉ラッピングが特徴的な1台です。

すれ違った時は回送表示だったので、北軽井沢始発の草津温泉行きに入るための回送中だったものと思われます。
何かと特徴的なバスたちとの邂逅を経て、軽井沢町役場の前にある町役場病院前バス停を通過。その後、バスは軽井沢駅前のロータリーに入ります。

軽井沢駅前を出ると、今度はプリンス通りを南下していきます。

現在は休止となっていますが、本来であれば軽井沢プリンスホテルウェストや軽井沢ショッピングプラザ前といったバス停でも乗降車があります。
先ほど分かれた軽井沢バイパスと交差したら、バイパスの南側に広がる軽井沢72ゴルフに停車。

ただ、昨今の情勢と季節柄、駐車場はガランとしています。
バスはゴルフ場の先にある碓氷バイパスを抜け、群馬県へと入りました。

バイパスを下りた先にある碓氷軽井沢ICから上信越自動車道へ。

特徴的なターボ音が心地よく響き、バスはスムーズに高速道路へと合流しました。
上信越自動車道碓氷橋に差し掛かります。上信越道名物?の全長1km以上にもなる巨大な斜張橋です。

富岡ICでいったん高速道路を降り、インターの程近くにある富岡バス停にて最後の乗車扱いを行います。

全てのバス停で乗車扱いを終え、バスは再び富岡ICから高速へと戻ります。
その先にある藤岡JCTから関越道へと合流し、上里SAで15分間の休憩となりました。

キリッと冷えた朝に佇む西工ネオロイヤルは本当にカッコいいですね!
そうは言っても季節は真冬。外にいるとなかなか寒いです。私は少し早めに車内へと戻ることにしました。ポカポカに暖房された車内と、SAで調達したホットコーヒーが身に沁みる...
発車時刻直前に運転手さんが乗車確認を始めます。乗客は私を含めて10名と少し。若い方のほか、熟年のご夫婦なども利用されており、様々な層のニーズがあるんだなと実感しました。
ほどなくして乗車確認が終了。
お客さんも全員戻られたようで、予定通り上里SAを発車となりました。
バスは再び関越道を東京へ向かって走ります。心地よい揺れにうつらうつらしていたら、バスはいつの間にか最初の降車バス停である川越的場を過ぎ、練馬ICから一般道へと降りていきました。

練馬駅(練馬区役所前)から下落合駅と降車扱いを行い、バスは終着の池袋駅東口へと向かいます。

バスは西武池袋本店の前にある池袋駅東口バス停に着けられました。

都内の一般道で渋滞していたため、定刻より15分ほど遅れての到着です。
この車の導入当時としてはまだまだ珍しかった9L級ダウンサイジングエンジン×ZF製6速ATでのドライブはいつ乗っても本当に楽しく、その度に新しい発見があります。今回も例に漏れず、約4時間の旅が本当にあっという間に感じました。昨今の情勢も手伝って、スペースアローRAという車自体が次々と消えて行っている状況です。そんな中でこの車に乗れたのは僥倖でしたし、良い思い出ができて良かったです。
始発から終点まで安全に送り届けて下さった運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!
今回の旅の始まりは長野県東部にある東御市から。
御代田駅から軽井沢駅を経由し、池袋駅東口までを結ぶ千曲線「軽井沢2便」を利用してみました!
その理由は、久々に西武観光バスの車両に乗りたかったからです。同じ千曲線といえども、千曲バスとは異なる車両や内装が楽しめるので、個人的にいつも楽しみにしています。
今日は何に乗れるかな...とドキドキしながら、しなの鉄道に揺られて早朝の御代田駅へ。駅前はまだ人通りもなく静かでしたが、その静寂を破るように独特なエンジン音が聞こえてきました。特徴的な吹け上がりにピンと来て、咄嗟にカメラを構えます。
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千曲線 軽井沢2便
7:30 御代田駅発→池袋駅東口行き
西武観光バス1879号車
車種:日産ディーゼル スペースアロー
型式:PKG-RA274RBN
年式:2008年式
ナンバー:長野200か1539
所属営業所:西武観光バス 軽井沢営業所
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西武観光バスのスペースアロー・1879号車です!
今ではすっかり貴重な存在となった西工C-Iが来てくれました!!
西工C-Iといえば、この切れ長なフロントマスク。
この架装は2002年にモデルチェンジした02MCですが、今でも色褪せることのない特徴的でカッコいいデザインだと思います。
・・・少し早めに回送されてきたからか、乗車改札はまだ始まらないようです。その隙に御代田駅前でのショットを頂いてみました。
御代田駅前に佇むライオンズカラー(レオカラー)の西工車体もなかなか見られないものとなりつつありますので、個人的に貴重な機会となったなぁと。
そんな感傷に浸っていたら、ドアが開きました。どうやら乗車扱いが始まったようです。メールで届いた乗車券を運転手さんにお見せして乗車改札完了。早速車内へと入ります。
車内はこんな感じ。
この車種の特徴ですが、トイレが進行方向右側(非公式側)に設置されています。これに伴って非常口が右側前方に移動しており、車両の中央部・ホイールベース間にあります。ただ、トイレのサイズによっては左側に設置されるケースもあるようです(富士急グループの同車種などがそうです)。
シートは補助席付きのスタンダードシートが並びます。
座席定員は補助席含め51名となります。
エアコン吹き出し口も、この車種ならではのデザインです。
また、運転席まわりには感染対策のためのビニールカーテンが下がっており、乗客への感染対策を促す案内が掲示されていました。
御代田駅からの乗客は私の他にもう一人。
どこか懐かしさを感じる内装に包まれながら、終点の池袋までの旅路を楽しみたいと思います!
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バスは定刻通り御代田駅前を発車。
跨線橋を超え、国道18号線を東へ進みます。
最初の乗車バス停である信濃追分を過ぎたら、軽井沢バイパスから離れて中軽井沢方面へ。
その先にある中軽井沢バス停に停車します。
中山道を軽井沢駅に向かって走っていると、草軽交通のセレガ・5022号車とスライドしました。こちらは貸切車です。
続いて、同じく草軽交通の令和顔エアロエース・506号車とスライド。フルカラーLED表示が特徴的ですが、こちらも貸切車です。
どうやら、学校行事かなにかの配車に遭遇したようです。
さらに、またまた草軽交通のエアロバス・2027号車とスライドしました。こちらは東急リムジンから移籍した車両で、天井直結型空調と草津温泉ラッピングが特徴的な1台です。
すれ違った時は回送表示だったので、北軽井沢始発の草津温泉行きに入るための回送中だったものと思われます。
何かと特徴的なバスたちとの邂逅を経て、軽井沢町役場の前にある町役場病院前バス停を通過。その後、バスは軽井沢駅前のロータリーに入ります。
軽井沢駅前を出ると、今度はプリンス通りを南下していきます。
現在は休止となっていますが、本来であれば軽井沢プリンスホテルウェストや軽井沢ショッピングプラザ前といったバス停でも乗降車があります。
先ほど分かれた軽井沢バイパスと交差したら、バイパスの南側に広がる軽井沢72ゴルフに停車。
ただ、昨今の情勢と季節柄、駐車場はガランとしています。
バスはゴルフ場の先にある碓氷バイパスを抜け、群馬県へと入りました。
バイパスを下りた先にある碓氷軽井沢ICから上信越自動車道へ。
特徴的なターボ音が心地よく響き、バスはスムーズに高速道路へと合流しました。
上信越自動車道碓氷橋に差し掛かります。上信越道名物?の全長1km以上にもなる巨大な斜張橋です。
富岡ICでいったん高速道路を降り、インターの程近くにある富岡バス停にて最後の乗車扱いを行います。
全てのバス停で乗車扱いを終え、バスは再び富岡ICから高速へと戻ります。
その先にある藤岡JCTから関越道へと合流し、上里SAで15分間の休憩となりました。
キリッと冷えた朝に佇む西工ネオロイヤルは本当にカッコいいですね!
そうは言っても季節は真冬。外にいるとなかなか寒いです。私は少し早めに車内へと戻ることにしました。ポカポカに暖房された車内と、SAで調達したホットコーヒーが身に沁みる...
発車時刻直前に運転手さんが乗車確認を始めます。乗客は私を含めて10名と少し。若い方のほか、熟年のご夫婦なども利用されており、様々な層のニーズがあるんだなと実感しました。
ほどなくして乗車確認が終了。
お客さんも全員戻られたようで、予定通り上里SAを発車となりました。
バスは再び関越道を東京へ向かって走ります。心地よい揺れにうつらうつらしていたら、バスはいつの間にか最初の降車バス停である川越的場を過ぎ、練馬ICから一般道へと降りていきました。
練馬駅(練馬区役所前)から下落合駅と降車扱いを行い、バスは終着の池袋駅東口へと向かいます。
バスは西武池袋本店の前にある池袋駅東口バス停に着けられました。
都内の一般道で渋滞していたため、定刻より15分ほど遅れての到着です。
この車の導入当時としてはまだまだ珍しかった9L級ダウンサイジングエンジン×ZF製6速ATでのドライブはいつ乗っても本当に楽しく、その度に新しい発見があります。今回も例に漏れず、約4時間の旅が本当にあっという間に感じました。昨今の情勢も手伝って、スペースアローRAという車自体が次々と消えて行っている状況です。そんな中でこの車に乗れたのは僥倖でしたし、良い思い出ができて良かったです。
始発から終点まで安全に送り届けて下さった運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!
伊那バスのPKG-セレガ・21180号車での旅(→こちら)を楽しんだ後は、信南交通の箕輪行きで長野へと戻っていきます。例によって始発から終点までの通し乗車です。
名鉄バスセンターで待つことしばし、帰り道でお世話になる車両が入線してきました。
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名古屋-伊那箕輪線SN14515便
15:30 名鉄バスセンター・栄経由→箕輪行き

信南交通1241号車
車種:三菱ふそう エアロエース
型式:2TG-MS06GP
年式:2017年式
ナンバー:松本200か1241
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所
※恵那峡SAにて撮影
-------------------
この日は信南交通が最初に導入したMS06エアロエースが来てくれました。2017年の暮れに稼働を開始した車で、8速AMT・Shift Pilotと7.7Lの6S10エンジンを搭載したMC後エアロエースの初代導入車となります。
名鉄バスセンターに回送されてきた1241号は、西日本ジェイアールバスや名鉄バスと並び、乗車扱いを始めます。

私も早速のりばへ向かい、車内へと入ります。
内装は落ち着きのあるカラーで統一され、ヘッドサポーター付き4列ハイエンドワイドシートが並んでいます。

座席数は36席で、最後部にはパウダールーム付き大型トイレが備えてあります。
また、全席にAC100Vコンセントが配されています。

写真のコンセントは窓側ですが、通路側もシートの脇にコンセントがあります。
シート前方には大型のシートテーブル。

足元には靴を脱いで使用するタイプの大型フットレストがあります。

シート前方には飛沫防止用のアクリル板があります。

石畳調のフロアも良い感じです。

このように、もともと豪華であった信南交通の車内がMS06になってからグレードアップし、更に快適さを増した仕様になっています。お馴染みのフリーWi-Fiも飛んでいますし、長旅でもゆったり過ごせるようになっているのが更にありがたいですね。
******************
さて、バスはいよいよ名鉄バスセンターを出発。バスセンターの長いスロープを下り、次の乗車バス停である栄へと向かいます。
名鉄バス名古屋中央営業所の横を通り、名古屋高速の新洲崎JCTを眺めながら伏見通りを北へ。

栄バスターミナル(オアシス21)に入っていきます。

バスターミナルへ入ってすぐ、バスは少しバックして8番のりばへ到着。ここで乗車扱いを行います。

栄バスターミナルを発車後、バスは名古屋高速へ。

バスは小牧北JCTから東名高速に合流し、小牧JCTからは中央道へと入っていきます。
その後、桃花台バス停で乗車扱い。

ほんの4時間ほど前に名古屋行きで通りかかったバス停を、今度は反対車線から眺めてみました。
岐阜県へと近づくにつれ、付近に緑が目立ってきます。

こうした四季折々の車窓の変化をゆったり楽しめるのも高速バス旅の魅力ですね。
休憩場所の恵那峡SAが近づいてきました。

ここで15分弱の休憩となりました。発車時刻は17:05とのことです。




明るいところで見てみると信南交通さんの車体は本当に美しいですね。
鏡のようなボディのほか、ピカピカに磨かれたホイールも目を引きます。

この輝きはいつ見ても圧倒されます。担当乗務員さんの愛情を感じますね。
休憩後、バスは再び長野県に向けて走り出します。
恵那峡SAから少し走ったところで、中津川バス停にて乗降車扱いを行います。

続いて、神坂PA内にある馬籠バス停に停車。

恵那山トンネルを抜けて長野県へと入り、阿智PA内にある駒場バス停に到着。

昼間に通ったルートとはいえ、反対側から眺めてみると違った風情があります。
その後、上飯田→高森→松川→飯島と停車し、乗降車扱いはここで終了です。その先の駒ヶ根IC以降のバス停は降車専用となります。
駒ヶ根ICバス停通過後は一般道を走行しながら駒ヶ根BT→宮田→沢渡→伊那BTと通過していきます。



見慣れた景色をぼんやりと眺めながら過ごします。やっぱりバスに乗って眺める景色は、自分で車などを運転しながら眺める景色とは一味違います。私の場合は、見慣れた景色だからこそ余計にそう感じられるのかもしれません。
バスは伊那ICから再び高速道路へ。

私以外のお客さんは伊那IC前バス停で全員降車されました。終点の箕輪まで向かう乗客は私だけのようです。
中央道箕輪を通過し、バスは次の伊北ICから再び一般道へ。

伊北IC前→箕輪町役場入口と過ぎて行きます。


いよいよ終点の箕輪に到着です。

出発の時と同様、伊那バス箕輪営業所の敷地を建物に沿ってグルリと回り、バス停の横でドアオープンとなりました。

時計を見ると、ほぼ定刻での到着です。
信南交通らしい豪華で快適な車内はもとより、エアロエースの乗り心地や急坂でのパワフルな走りなど、最初から最後まで楽しみの尽きない旅となりました。
運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!
**********************
前記事でも書かせて頂いたように、今回の旅は実に半年ぶりとなる高速バス乗車旅となりました。図らずも伊那バスの古参車と信南交通のShift Pilotとを乗り比べる旅となったわけですが、それぞれに良さや楽しさがあり、最初から最後まで様々な発見がありました。まさにバス旅の再開に相応しい素敵な思い出ができたと思います。
感染症対策も引き続き怠りなく、ここから徐々にバス旅を再開していく予定です。次の乗車計画もしっかり練っていますので、またどこかでご報告できればと思っています。お楽しみに!
名鉄バスセンターで待つことしばし、帰り道でお世話になる車両が入線してきました。
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名古屋-伊那箕輪線SN14515便
15:30 名鉄バスセンター・栄経由→箕輪行き
信南交通1241号車
車種:三菱ふそう エアロエース
型式:2TG-MS06GP
年式:2017年式
ナンバー:松本200か1241
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所
※恵那峡SAにて撮影
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この日は信南交通が最初に導入したMS06エアロエースが来てくれました。2017年の暮れに稼働を開始した車で、8速AMT・Shift Pilotと7.7Lの6S10エンジンを搭載したMC後エアロエースの初代導入車となります。
名鉄バスセンターに回送されてきた1241号は、西日本ジェイアールバスや名鉄バスと並び、乗車扱いを始めます。
私も早速のりばへ向かい、車内へと入ります。
内装は落ち着きのあるカラーで統一され、ヘッドサポーター付き4列ハイエンドワイドシートが並んでいます。
座席数は36席で、最後部にはパウダールーム付き大型トイレが備えてあります。
また、全席にAC100Vコンセントが配されています。
写真のコンセントは窓側ですが、通路側もシートの脇にコンセントがあります。
シート前方には大型のシートテーブル。
足元には靴を脱いで使用するタイプの大型フットレストがあります。
シート前方には飛沫防止用のアクリル板があります。
石畳調のフロアも良い感じです。
このように、もともと豪華であった信南交通の車内がMS06になってからグレードアップし、更に快適さを増した仕様になっています。お馴染みのフリーWi-Fiも飛んでいますし、長旅でもゆったり過ごせるようになっているのが更にありがたいですね。
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さて、バスはいよいよ名鉄バスセンターを出発。バスセンターの長いスロープを下り、次の乗車バス停である栄へと向かいます。
名鉄バス名古屋中央営業所の横を通り、名古屋高速の新洲崎JCTを眺めながら伏見通りを北へ。
栄バスターミナル(オアシス21)に入っていきます。
バスターミナルへ入ってすぐ、バスは少しバックして8番のりばへ到着。ここで乗車扱いを行います。
栄バスターミナルを発車後、バスは名古屋高速へ。
バスは小牧北JCTから東名高速に合流し、小牧JCTからは中央道へと入っていきます。
その後、桃花台バス停で乗車扱い。
ほんの4時間ほど前に名古屋行きで通りかかったバス停を、今度は反対車線から眺めてみました。
岐阜県へと近づくにつれ、付近に緑が目立ってきます。
こうした四季折々の車窓の変化をゆったり楽しめるのも高速バス旅の魅力ですね。
休憩場所の恵那峡SAが近づいてきました。
ここで15分弱の休憩となりました。発車時刻は17:05とのことです。
明るいところで見てみると信南交通さんの車体は本当に美しいですね。
鏡のようなボディのほか、ピカピカに磨かれたホイールも目を引きます。
この輝きはいつ見ても圧倒されます。担当乗務員さんの愛情を感じますね。
休憩後、バスは再び長野県に向けて走り出します。
恵那峡SAから少し走ったところで、中津川バス停にて乗降車扱いを行います。
続いて、神坂PA内にある馬籠バス停に停車。
恵那山トンネルを抜けて長野県へと入り、阿智PA内にある駒場バス停に到着。
昼間に通ったルートとはいえ、反対側から眺めてみると違った風情があります。
その後、上飯田→高森→松川→飯島と停車し、乗降車扱いはここで終了です。その先の駒ヶ根IC以降のバス停は降車専用となります。
駒ヶ根ICバス停通過後は一般道を走行しながら駒ヶ根BT→宮田→沢渡→伊那BTと通過していきます。
見慣れた景色をぼんやりと眺めながら過ごします。やっぱりバスに乗って眺める景色は、自分で車などを運転しながら眺める景色とは一味違います。私の場合は、見慣れた景色だからこそ余計にそう感じられるのかもしれません。
バスは伊那ICから再び高速道路へ。
私以外のお客さんは伊那IC前バス停で全員降車されました。終点の箕輪まで向かう乗客は私だけのようです。
中央道箕輪を通過し、バスは次の伊北ICから再び一般道へ。
伊北IC前→箕輪町役場入口と過ぎて行きます。
いよいよ終点の箕輪に到着です。
出発の時と同様、伊那バス箕輪営業所の敷地を建物に沿ってグルリと回り、バス停の横でドアオープンとなりました。
時計を見ると、ほぼ定刻での到着です。
信南交通らしい豪華で快適な車内はもとより、エアロエースの乗り心地や急坂でのパワフルな走りなど、最初から最後まで楽しみの尽きない旅となりました。
運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!
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前記事でも書かせて頂いたように、今回の旅は実に半年ぶりとなる高速バス乗車旅となりました。図らずも伊那バスの古参車と信南交通のShift Pilotとを乗り比べる旅となったわけですが、それぞれに良さや楽しさがあり、最初から最後まで様々な発見がありました。まさにバス旅の再開に相応しい素敵な思い出ができたと思います。
感染症対策も引き続き怠りなく、ここから徐々にバス旅を再開していく予定です。次の乗車計画もしっかり練っていますので、またどこかでご報告できればと思っています。お楽しみに!
箕輪バス停に入線してきた伊那バス21180号車
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先日、半年ぶりに高速バスの旅に出かけてみました。感染対策も万全に、向かった先は名古屋。行程は伊那バス便と信南交通便での往復です。なんてことはない往復旅なのですが、久々のバス旅となると話は別です。あまりにも気持ちがはやり過ぎて、出発の20分前からバスを待ち続けるという徹底ぶり。我ながら何やってんだろうなと(^^;
とはいえ、せっかくのバス旅ですから始発から終点までじっくり楽しみたい。そんな思いから、私は名古屋-伊那箕輪線の始発バス停である箕輪までやってきました。バス停で待つこと数分、伊那バス本社からこの日の担当車両が回送されてきました。
特徴的なフォルムにロングストロークなシフト音。期待通り、PKG-代のセレガが来てくれたようです!
バスはロータリーをグルリと回り、伊那バス箕輪営業所の建物の北側にあるバス停付近に停車しました。ここで乗車扱いが始まります。
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名古屋-伊那箕輪線IN14409便
8:30 箕輪発→栄経由・名鉄バスセンター行き
伊那バス21180号車
車種:日野 セレガHD
型式:PKG-RU1ESAA
年式:2009年式
ナンバー:松本200か700
所属営業所:伊那バス本社営業所
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直近の運用パターンから当便に21180号車が入ることを読んでいましたが、当日は見事に引き当てることができました!
この車両にどうしても乗りたかった理由は、21180号車が伊那バスでの最古参クラスの車両となったからです。乗れるうちにしっかり乗っておきたいと思い、この日・この便を選びました。
伊那バスの当世代を象徴する特徴といえば、このデザイン。
今となってはすっかり数を減らした折戸・Jピラー付きの車両です。
ひとしきり撮影させて頂いてから乗車改札を終え、いよいよ車内へと入ります。
この日は最後部に着座。
21180号車に乗れるなら、エンジンサウンドを楽しまないわけにはいかないでしょう(^^)
後方にある車番もバッチリ。
撮影場所が明らかに箕輪じゃないですが...どうかお目こぼしください。
シートは4列ハイグレードシートで、正座席36席の仕様。
シート前方には、シートモケットと同じ布が貼られたシートテーブルを備えます。
この車は、かつて新宿線を担当していた車両のため、最後部のシートだけはコンセント付きとなっています。
この車両が新宿線を担当していた時は、コンセント付きの仕様がまだ珍しかった頃です。9番席にのみ設定されていた1人で2席を独占できるプレミア席である「ひとりだけシート」ならではの仕様ですね。
ちなみに、現行の伊那バス車両は全ての座席にコンセントが付けられており、快適性が一層増しています。
ちょっと話は逸れますが、ひとりだけシートのプレミア感を象徴する仕様としてはこんなものも。
写真からは、9番席と8番席の肘掛けの形状が異なっているのがお分かり頂けると思います。9番席の大型肘掛けの中にはテーブルが収納されており、シート前方のテーブルとは別に、手元側にもテーブルを展開できるようになっています。こんな仕様もまた、ひとりだけシートがいかに特別な座席であったかを裏付けるものだと思います。
車両の後方にはトイレが設置されています。
最近流行りのパウダールーム付きトイレではなく、小さいタイプのトイレボックスとなっています。
トイレボックスの反対側には不自然な仕切りが。その仕切りの中はどうなっているのかというと・・・
電話席と呼ばれるサービスシートがあります。
降車ボタンが取り付けられているほか、車両後方および通路側にはカーテンもあります。携帯電話での通話以外にも、着替えなどに使用できるようです。
こうしたシートを備えた車両は、伊那バスで稼働しているものの中では最後の1台となりました。本当に貴重な仕様です。長旅も快適に安心して過ごせる仕様が追及された車内をじっくり味わいつつ、名古屋への短い旅に出発です!
*****************
発車時刻直前、名古屋行きのアナウンスが流れます。
ほどなくしてギアが入り、バスはゆっくりと動き出しました。
FFシフトの小気味よい音が聞こえ、次いでE13Cエンジンが湧きあがるような轟音を奏でます。
バスはその先の箕輪町役場入口→伊北インター前のバス停でそれぞれ停車し、伊北インターから中央道へと入ります。その後、中央道箕輪に停車し、伊那インターを目指して走っていきます。
伊那インターからいったん中央道を下り、伊那インター前での乗車扱いの後、バイパスを下って伊那バスターミナルへ。
伊那バスターミナルでお客さんが数名乗車され、バスは定刻通りに伊那バスターミナルを発車。
伊那バスターミナルから少し走り、伊那バス本社の横を通過して国道153号線へと入ります。
バスはその後、沢渡→宮田と停車し、大田切川を渡ります。
いつもだったら、ここから中央アルプスが綺麗に見えるのですが、この日は生憎の天気で、山の上の方はすっかり曇っていました。
駒ヶ根駅前を通り、駒ヶ根バスターミナルへと向かいます。
駒ヶ根バスターミナルもほぼ定刻通り通過。
そのまま駒ヶ根高原へと向かってバイパスを駆け上がり、駒ヶ根インターから再び高速へと入ります。
ここからの乗車バス停は全て高速道路上にあります。また、飯島からは乗車扱い/降車扱いを共に行うようになるので、箕輪等からの区間乗車も可能です。
その後も飯島→松川→高森→上飯田・・・といった具合に、各バス停で停車。気づけば、バスは恵那山トンネルを抜けて岐阜県へと入っていきます。
神坂PA内にある馬籠バス停を過ぎ、中津川インターへ。
インターを降りた先にある施設「ちこり村」やチコリのオブジェが出迎えてくれます。
中津川バス停を通過したら、ほどなくして休憩場所の恵那峡SAに到着です。ここで15分弱の休憩となりました。
運転手さんが休憩時間を長めに取ってくれたので、伊那バス21180号車とじっくり戯れながら過ごします。
そんな貴重な時間も束の間、バスは10:55に恵那峡SAを発車します。
南へ下るにしたがって、空を覆っていた雲がどんどん晴れていきます。
バスは瑞浪天徳バス停を過ぎ、桃花台へ。
桃花台では、飯田行きの名鉄バス2356号車が乗車扱いを行っていました。
バスは更に中央道を南下。小牧市に入ります。緑の多い景色からコンクリートの多い景色へと一気に変わっていきます。
小牧JCTから東名高速に入り、その先にある小牧北JCTからは更に名古屋高速へと分岐します。
こちらは名古屋高速小牧料金所。急坂を登った高架上にあります。
東新町ICから名古屋高速を出たあたりで、栄への到着アナウンスが流れます。
ほどなくして栄に到着。栄といえばこの電波塔。かつては「名古屋テレビ塔」と呼ばれていましたが、いまは「中部電力MIRAI TOWER」というらしいです。
お客さんは栄で殆ど降車され、私を含めた1-2名ほどが終点の名鉄バスセンターへと向かうようです。
途中、名鉄バス名古屋中央営業所の横を通過します。
そしていよいよ下広井町交差点にさしかかり、名鉄バスセンターに向かうスロープを登っていきます。
名鉄バスセンターの3階降車場に到着。時刻は定刻+5分くらいでした。
車内点検を終えると、バスはすぐに回送表示へと切り替わり、降車場を出発していきます。
道中、すっかり聞きなれたシフト音やエンジン音を最後まで楽しみつつ、名鉄バスセンターを後にする21180号車をお見送りしました。このタイミングで、どんどん数を減らすPKG-セレガに乗車できたことは本当に良かったと思います。実に半年ぶりとなるバス旅のリスタートに相応しい、最高の車での旅でした。
運転手さん、楽しいドライブをありがとうございました!!
前回の旅(→こちら)の帰りです。
帰りに利用したのはお馴染みの千曲線です。今回は、バスタ新宿が始発となる上田11便をセレクトしました!
--------------
千曲線(上田線)上田11便
19:25 バスタ新宿発・池袋駅東口経由→上田駅・上田営業所行き


千曲バス923号車
車種:三菱ふそうエアロエース
型式:BKG-MS96JP
年式:2009年式
ナンバー:長野200か923
所属営業所:千曲バス 上田営業所
--------------
千曲バスのBKG-エアロエース・923号車が来てくれました!
千曲バスにおいても同年式の車両が引退を始める中、貴重な機会に恵まれて良かったです。
おや?車内に何か見える・・・

なんと、座席の間に飛沫防止用のカーテンが下がっていました!

夜行バスなどで見かけるプライベートカーテンが小さくカットされたもののようです。
個人的に、これは良く考えたなと思いました。他社バスで見かける飛沫防止措置はアクリル板であることが多いですが、これは布製です。消毒代わりにカーテンを洗濯することで綺麗にできるため、消毒の手間やホコリ等の防止に有効だと思います。
そんな措置が講じられた車内の全景はこんな感じ。

正座席は4列ハイスタンダードシート38席です。公式側最後部にはトイレを備えます。
座席間カーテンも、上部がメッシュ状になって光が入るので、思ったより圧迫感がありません。

最前列はさすがに前方が暗かったですが、これは仕方ないです。
********************
定刻となり、バスが動き出しました。
感染症対策がしっかりと施された車内に揺られ、私は一路上田を目指します。
バスタ新宿を出発したバスは、池袋駅東口→下落合駅→練馬区役所前と乗車扱いを行い、練馬ICから関越道へ。関越道の途中にある川越的場を過ぎたら、乗車扱いは終了です。この日は平日だったのですが、お客さんもかなり乗られており、車内は約2/3ほどが埋まりました。
夜の関越道をひた走り、ふと気づけばバスは休憩場所の上里SAへと到着。

ここで20分弱の休憩となりました。
休憩中、ジェイアールバス関東の新宿-佐久小諸線(13号)が到着しました。

当日の朝に乗車したH657-16403号車と同年式のH6547-16405号車(QRG-RU1ESBA)でした。
ほどなくして、今度は西武バスの新潟線が到着。

こちらはガーラHD・1321号車(QPG-RU1ESBJ)でした。
ひとしきりバス観察に精を出したら、私もバスへ戻ります。発車時刻は21:35でした。
上里SAを出たバスは、ほどなくして藤岡JCTから上信越道へ。上信越道を少し走った先にある富岡から降車が始まります。お客さんが多かったこともあり、その後の全てのバス停で降車扱いを行いながら、ようやく上田へと戻ってきました。
降車予定だった上田駅前には、ほぼ定刻通りの到着でした。

結局、お客さんは全員上田駅で降車されました。平日にも関わらずなかなかの乗車率だったことから、高速バス・千曲線の利用性の高さを改めて実感する旅となりました。
最後に、深夜の到着にも関わらず安全に送り届けて下さった運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございましたm(__)m
帰りに利用したのはお馴染みの千曲線です。今回は、バスタ新宿が始発となる上田11便をセレクトしました!
--------------
千曲線(上田線)上田11便
19:25 バスタ新宿発・池袋駅東口経由→上田駅・上田営業所行き
千曲バス923号車
車種:三菱ふそうエアロエース
型式:BKG-MS96JP
年式:2009年式
ナンバー:長野200か923
所属営業所:千曲バス 上田営業所
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千曲バスのBKG-エアロエース・923号車が来てくれました!
千曲バスにおいても同年式の車両が引退を始める中、貴重な機会に恵まれて良かったです。
おや?車内に何か見える・・・
なんと、座席の間に飛沫防止用のカーテンが下がっていました!
夜行バスなどで見かけるプライベートカーテンが小さくカットされたもののようです。
個人的に、これは良く考えたなと思いました。他社バスで見かける飛沫防止措置はアクリル板であることが多いですが、これは布製です。消毒代わりにカーテンを洗濯することで綺麗にできるため、消毒の手間やホコリ等の防止に有効だと思います。
そんな措置が講じられた車内の全景はこんな感じ。
正座席は4列ハイスタンダードシート38席です。公式側最後部にはトイレを備えます。
座席間カーテンも、上部がメッシュ状になって光が入るので、思ったより圧迫感がありません。
最前列はさすがに前方が暗かったですが、これは仕方ないです。
********************
定刻となり、バスが動き出しました。
感染症対策がしっかりと施された車内に揺られ、私は一路上田を目指します。
バスタ新宿を出発したバスは、池袋駅東口→下落合駅→練馬区役所前と乗車扱いを行い、練馬ICから関越道へ。関越道の途中にある川越的場を過ぎたら、乗車扱いは終了です。この日は平日だったのですが、お客さんもかなり乗られており、車内は約2/3ほどが埋まりました。
夜の関越道をひた走り、ふと気づけばバスは休憩場所の上里SAへと到着。
ここで20分弱の休憩となりました。
休憩中、ジェイアールバス関東の新宿-佐久小諸線(13号)が到着しました。
当日の朝に乗車したH657-16403号車と同年式のH6547-16405号車(QRG-RU1ESBA)でした。
ほどなくして、今度は西武バスの新潟線が到着。
こちらはガーラHD・1321号車(QPG-RU1ESBJ)でした。
ひとしきりバス観察に精を出したら、私もバスへ戻ります。発車時刻は21:35でした。
上里SAを出たバスは、ほどなくして藤岡JCTから上信越道へ。上信越道を少し走った先にある富岡から降車が始まります。お客さんが多かったこともあり、その後の全てのバス停で降車扱いを行いながら、ようやく上田へと戻ってきました。
降車予定だった上田駅前には、ほぼ定刻通りの到着でした。
結局、お客さんは全員上田駅で降車されました。平日にも関わらずなかなかの乗車率だったことから、高速バス・千曲線の利用性の高さを改めて実感する旅となりました。
最後に、深夜の到着にも関わらず安全に送り届けて下さった運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございましたm(__)m
昨年の乗車記録から、新宿-佐久小諸線での旅の模様をお送りしていきたいと思います!
ご多分に漏れず、当路線も新型コロナウィルス感染症の影響で減便運行が続いていますが、それでも半分弱ほどの便が運行されており、早朝に小諸を出る便や夜に新宿を出る便などが残っているのはありがたいです(※あくまで記事執筆時点での情報です。最新情報は、ジェイアールバス関東さんのホームページでご確認ください)。
今回利用したのは、朝6:30に小諸駅を出る4号です。長野・上田方面からだと、しなの鉄道(軽井沢行き)の小諸駅着が6:27となっており、接続時間としてはギリギリのように感じられます。ただ、バス停は駅の目の前なので、割と余裕で間に合ってしまうのです(^^)
----------------
新宿-佐久小諸4号
6:30 小諸駅発→バスタ新宿行き

ジェイアールバス関東H657-16403号車
車種:日野 セレガHD
型式:QRG-RU1ESBA
年式:2016年式
ナンバー:足立200か3516
所属営業所:ジェイアールバス関東 東京支店
----------------
本日お世話になる車は東京支店のH657-16403号車のようです。型式からもお分かり頂けるように、ギアは6速/高出力タイプの車両となっています。
発車まであまり時間がないので、撮影も手短に済ませ、サクッとバスに乗車します。事前にWeb決済してあったので、スマホに表示したバーコードをリーダーで読んでもらったら、乗車手続きは終了です。
座席は一番前にしてみました(^^)

最前席ということで、ジュースラックや荷物掛け等も全て前面の壁に取り付けられています。
シートはこんな感じです。

座席はヘッドサポーター付きハイエンドワイドシートで、正座席は40席です。ヘッドレストの部分が革製だったり、全席にUSBコンセントが配されていたりと、豪華で快適なシートです。
こちらがそのUSBコンセント。

窓側・通路側ともに、シート座面の横側に取り付けられています。
また、最後部にはパウダールーム付き大型トイレを備え、渋滞時やお化粧直しの際にも安心です。
フロアは木目調。

内装はブラウン系のカラーで統一され、電球色のLED照明なども相まって、温かみのある豪華な車内を演出しています。
車内の案内表示はLCDディスプレイです。

終着のバスタ新宿が表示されていました。
・・・・・・・・・
発車時刻となりました。
バスはドアを閉め、小諸駅を後にします。

出発してすぐに案内放送がかかり、停車バス停や行程がアナウンスされます。

小諸駅前から相生町交差点を右折。

ほどなくして、ジェイアールバス関東小諸支店前にやってきました。

乗車扱い中、小諸支店の様子がチラリと見えますね。

小諸支店を後にし、朝日が眩しい国道141号線を佐久方面へ向かって走ります。

途中、スクール運用に入ると思われる千曲バス小諸営業所の63号車(KK-RM252GSN)が走っていきました。

バスはいつの間にか佐久市に入っており、ここでもスクール運用に入る車両に遭遇。なんと、ジェイアールバス関東小諸支店所属で普段は碓氷線を受け持つ日デUA・M538-04406号車です。

上述のスクールバスと共に、私たちはそのまま佐久平駅前のバス停へと入っていきます。

佐久平駅での乗車扱い後、岩村田駅、佐久インター東バス停でそれぞれ停車。ここで乗車扱いが終了となり、佐久インターから上信越道へと入っていきます。
と、目の前から千曲バスのセレガSHD・1669号車(2RG-RU1ESDA)が走ってきました。

千曲バスの最新グループの貸切車を追いかけて高速に乗ります。

そこからは、休憩場所の上里SAまで一気に駆け抜けていきます。
小諸駅を出発してからおよそ1時間20分、休憩場所の上里SAに到着します。ここで15分弱の休憩です。


上里SAを発車後も、バスは順調に首都圏を目指して走ります。ところが、練馬ICを降りたところで渋滞に捕まってしまいました。時間帯的にしょうがないですね...
練馬駅での降車扱い後も、相変わらず渋滞が続きます。時間には余裕がありましたし、ゆっくりとはいえ車も流れているので、特に焦ることも無かったのは救いです。

甲州街道に合流する頃だったでしょうか、新宿到着のアナウンスが流れました。

ようやくバスタ新宿に到着です。ちなみに、目の前には富士五湖線に入るフジエクスプレスT1708号車がいました。駒ヶ根線にも入る車両なので、とても馴染み深いです。

最終的に、バスタ着は定刻+25分となりました。

早朝から渋滞の中を送り届けて下さった運転手さん、ありがとうございました!
最後までしっかりお見送りです。

渋滞に巻き込まれたとはいえ、それでも小諸からの乗車時間は3時間半程度でした。車内装備も快適で、料金的にもかなり有利なため、そのくらいなら全く問題ありません。今回は、東信と新宿を結ぶ新宿-佐久小諸線の便利さを改めて感じさせられた旅でした。
ご多分に漏れず、当路線も新型コロナウィルス感染症の影響で減便運行が続いていますが、それでも半分弱ほどの便が運行されており、早朝に小諸を出る便や夜に新宿を出る便などが残っているのはありがたいです(※あくまで記事執筆時点での情報です。最新情報は、ジェイアールバス関東さんのホームページでご確認ください)。
今回利用したのは、朝6:30に小諸駅を出る4号です。長野・上田方面からだと、しなの鉄道(軽井沢行き)の小諸駅着が6:27となっており、接続時間としてはギリギリのように感じられます。ただ、バス停は駅の目の前なので、割と余裕で間に合ってしまうのです(^^)
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新宿-佐久小諸4号
6:30 小諸駅発→バスタ新宿行き
ジェイアールバス関東H657-16403号車
車種:日野 セレガHD
型式:QRG-RU1ESBA
年式:2016年式
ナンバー:足立200か3516
所属営業所:ジェイアールバス関東 東京支店
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本日お世話になる車は東京支店のH657-16403号車のようです。型式からもお分かり頂けるように、ギアは6速/高出力タイプの車両となっています。
発車まであまり時間がないので、撮影も手短に済ませ、サクッとバスに乗車します。事前にWeb決済してあったので、スマホに表示したバーコードをリーダーで読んでもらったら、乗車手続きは終了です。
座席は一番前にしてみました(^^)
最前席ということで、ジュースラックや荷物掛け等も全て前面の壁に取り付けられています。
シートはこんな感じです。
座席はヘッドサポーター付きハイエンドワイドシートで、正座席は40席です。ヘッドレストの部分が革製だったり、全席にUSBコンセントが配されていたりと、豪華で快適なシートです。
こちらがそのUSBコンセント。
窓側・通路側ともに、シート座面の横側に取り付けられています。
また、最後部にはパウダールーム付き大型トイレを備え、渋滞時やお化粧直しの際にも安心です。
フロアは木目調。
内装はブラウン系のカラーで統一され、電球色のLED照明なども相まって、温かみのある豪華な車内を演出しています。
車内の案内表示はLCDディスプレイです。
終着のバスタ新宿が表示されていました。
・・・・・・・・・
発車時刻となりました。
バスはドアを閉め、小諸駅を後にします。
出発してすぐに案内放送がかかり、停車バス停や行程がアナウンスされます。
小諸駅前から相生町交差点を右折。
ほどなくして、ジェイアールバス関東小諸支店前にやってきました。
乗車扱い中、小諸支店の様子がチラリと見えますね。
小諸支店を後にし、朝日が眩しい国道141号線を佐久方面へ向かって走ります。
途中、スクール運用に入ると思われる千曲バス小諸営業所の63号車(KK-RM252GSN)が走っていきました。
バスはいつの間にか佐久市に入っており、ここでもスクール運用に入る車両に遭遇。なんと、ジェイアールバス関東小諸支店所属で普段は碓氷線を受け持つ日デUA・M538-04406号車です。
上述のスクールバスと共に、私たちはそのまま佐久平駅前のバス停へと入っていきます。
佐久平駅での乗車扱い後、岩村田駅、佐久インター東バス停でそれぞれ停車。ここで乗車扱いが終了となり、佐久インターから上信越道へと入っていきます。
と、目の前から千曲バスのセレガSHD・1669号車(2RG-RU1ESDA)が走ってきました。
千曲バスの最新グループの貸切車を追いかけて高速に乗ります。
そこからは、休憩場所の上里SAまで一気に駆け抜けていきます。
小諸駅を出発してからおよそ1時間20分、休憩場所の上里SAに到着します。ここで15分弱の休憩です。
上里SAを発車後も、バスは順調に首都圏を目指して走ります。ところが、練馬ICを降りたところで渋滞に捕まってしまいました。時間帯的にしょうがないですね...
練馬駅での降車扱い後も、相変わらず渋滞が続きます。時間には余裕がありましたし、ゆっくりとはいえ車も流れているので、特に焦ることも無かったのは救いです。
甲州街道に合流する頃だったでしょうか、新宿到着のアナウンスが流れました。
ようやくバスタ新宿に到着です。ちなみに、目の前には富士五湖線に入るフジエクスプレスT1708号車がいました。駒ヶ根線にも入る車両なので、とても馴染み深いです。
最終的に、バスタ着は定刻+25分となりました。
早朝から渋滞の中を送り届けて下さった運転手さん、ありがとうございました!
最後までしっかりお見送りです。
渋滞に巻き込まれたとはいえ、それでも小諸からの乗車時間は3時間半程度でした。車内装備も快適で、料金的にもかなり有利なため、そのくらいなら全く問題ありません。今回は、東信と新宿を結ぶ新宿-佐久小諸線の便利さを改めて感じさせられた旅でした。
2021年5月1日、上田市の下之郷~塩田~別所温泉を巡る観光路線『信州上田レイライン線』が誕生しました!
当路線は2019年の台風災害を受けて休止となっていた「信州の鎌倉シャトルバス」を代替する形で運行されているようで、歴史的な建造物や文化財などが多く残る「信州の鎌倉」を巡るルートが設定されています。路線の新規開設に伴い、始発バス停が従前の塩田平駅から下之郷駅へと変更されるなど、利便性が向上しています。
路線の概要や時刻表などは、下記の上田バスHPをご確認ください。
上田バスHP
http://www.uedabus.co.jp/teiki_kankou/shuttle_bus.html
また、以下の上田市HPには信州の鎌倉に関する詳しい案内が掲載されています。
上田市HP
https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/shogaku/30087.html
上田の貴重な文化財や塩田平の自然を楽しめる新規路線ということで、何だかとても楽しめそうです。というわけで、私も早速乗りに行ってきました!!
************************
旅の始まりは上田駅から。
せっかくなので、今年(2021年)3月末に全線復旧を遂げた上田電鉄別所線を利用して下之郷駅へと向かうことにしました。

お目当てのレイライン線は別所線と完璧に接続したダイヤになっているので、とても利用しやすいです。
電車は12:10に上田駅を発車。あの台風災害で崩落した赤い鉄橋を超えて城下駅へ。

その災害の模様を間近に見ていた私としては、ここが復旧して本当に良かったと感じるのです。
乗車時間にして15分、列車は下之郷駅に到着です。

ホームの端っこで列車をお見送りして、私は駅前のバス発着場へ。
駐車場には上田バスのローザ・F-023号車が待機していました。

上田バス F-023号車(KK-BE64EG?)長野200あ122
運行初日は京阪バスから移籍したレインボー・H-092号車が入っていたみたいですが、最近だとローザが頻繁に運用入りしているようです。本当はH-092号車に乗れることをちょっぴり期待していたんですが、その楽しみは次回以降に取っておきましょう♪
補助ステップがせり出した乗車口から車内へと入ります。

路線型ローザに乗るのも久々なので、これはこれで楽しい旅です!
定刻となり、バスが発車。
バスはまず生島足島神社の方へと向かって走ります。

田園風景を眺めながら、県道・上田丸子線を松本方面に向かって南下。

しばらく走って西へと右折。県道・別所丸子線へと入っていきます。

農村地帯とあって、大小の溜め池がたくさん見られます。ちなみに、この堤の向こう側にあるのは「来光寺池」という池らしいです。
バスはしばらく西へと走り、押出バス停付近を左折。無言館や山王山公園などを通過していきます。

塩田城の麓を通過。いよいよ信州の鎌倉らしい風景になってきました。

右手を見ると、少し小高い丘から上田の町並みが見渡せます。

前山寺や龍光院といった由緒ある寺院を眺めつつ、バスは山際を進んでいきます。こちらは、中禅寺の手前にある「信州の鎌倉あじさい小道」の入り口です。

その名が示す通り、道沿いに3万株もの紫陽花が植えられているそうです。
塩野川沿いに丘をいったん下ります。

大きな溜め池が見えてきました。これは舌喰池(したくいけ)というそうです。

なんだか怖い名前だな...と思って調べてみたんですが、予想通り悲しい歴史があるそうです。この池のほか、塩田地区の溜め池にまつわる様々なお話を紹介しているサイトがあったので、ご参考までにどうぞ。
ため池の昔話HP
http://www.shiodanosato.jp/tameike/mukashi.php
前山寺の末寺・満願寺の前を通過すると、山田バス停が見えてきます。趣のあるバス停ですね。

山田バス停を過ぎてしばらく走ると、景色が一変。

比欄樹バス停を過ぎ、別所温泉の温泉街に入っていきます。

そのすぐ先に、別所温泉駅があります。私はここで降車することにしました。

運賃は全区間均一運賃で、大人200円です。そのため、整理券は取らなくても大丈夫です。
バスはその先にある終着バス停・将軍塚まで行きます。

最後までしっかりお見送りです(^^)
ここで事件発生。
帰りの電車の時間を調べようとスマホを探したら...
ない...
スマホがない...
どうやらバスにスマホを落としてきてしまったようです。スマホをポケットに突っ込んで下車したつもりが、どうやらちゃんと入れられてなかったみたいで。
私は慌てて将軍塚駐車場へと走ります。将軍塚まではだいたい徒歩3分ほどで到着できますが、電車の時間までは10分くらいしかないので、ちょいと急ぎ足。
結局、終点の将軍塚まで歩く羽目になってしまいました。お陰でスマホも無事に回収。運転手さんにひたすらペコペコと頭を下げ、とりあえず一安心です。こんなことなら終点まで乗っときゃよかった・・・

転んでもただでは起きぬとばかりに、将軍塚駐車場で待機するF-023号車を写真に納めます。
しかしまぁ、これが高速バスとか路線バスの途中下車じゃなくて本当に良かったです。不幸中の幸いとはこのことですが、我ながらなんと情けないと反省しきり(^^;
再び足早に別所温泉駅へと戻ります。

時計(これもスマホで代替してた)を見たら、発車3分前です。
帰りの電車も、行きで利用したのと同じ上田電鉄別所線1003編成です。

帰りの電車旅も約30分ほど。のどかな初夏の田園風景をゆったりと走り、上田駅へと戻ってきました。
トラブルなどもありつつでしたが、信州上田レイライン線の旅を無事に楽しむことができました。沿線風景も美しいですし、文化財などの見どころもたくさんありました。終起点の別所温泉で温泉やグルメを楽しんだり、北向観音に詣でて...というのもまた楽しからずや、といったところです。
運行期間は毎年4月1日~11月30日までと設定されており、長いこと楽しめる観光路線となっています。今年も緑滴る季節を迎え、特にこれからの時期は「あじさい小道」に植えられた紫陽花が目を楽しませてくれることでしょう。また、夏の暑さを涼しげな雑木林でしばし忘れ、秋の紅葉を眺めながら寺院巡りというのもなかなか面白そう。信州上田レイライン線は、そんな四季折々の楽しみが詰まった路線でした。一度乗っただけではもったいないので、私も折を見て再訪してみたいと思います。
当路線は2019年の台風災害を受けて休止となっていた「信州の鎌倉シャトルバス」を代替する形で運行されているようで、歴史的な建造物や文化財などが多く残る「信州の鎌倉」を巡るルートが設定されています。路線の新規開設に伴い、始発バス停が従前の塩田平駅から下之郷駅へと変更されるなど、利便性が向上しています。
路線の概要や時刻表などは、下記の上田バスHPをご確認ください。
上田バスHP
http://www.uedabus.co.jp/teiki_kankou/shuttle_bus.html
また、以下の上田市HPには信州の鎌倉に関する詳しい案内が掲載されています。
上田市HP
https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/shogaku/30087.html
上田の貴重な文化財や塩田平の自然を楽しめる新規路線ということで、何だかとても楽しめそうです。というわけで、私も早速乗りに行ってきました!!
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旅の始まりは上田駅から。
せっかくなので、今年(2021年)3月末に全線復旧を遂げた上田電鉄別所線を利用して下之郷駅へと向かうことにしました。
お目当てのレイライン線は別所線と完璧に接続したダイヤになっているので、とても利用しやすいです。
電車は12:10に上田駅を発車。あの台風災害で崩落した赤い鉄橋を超えて城下駅へ。
その災害の模様を間近に見ていた私としては、ここが復旧して本当に良かったと感じるのです。
乗車時間にして15分、列車は下之郷駅に到着です。
ホームの端っこで列車をお見送りして、私は駅前のバス発着場へ。
駐車場には上田バスのローザ・F-023号車が待機していました。
上田バス F-023号車(KK-BE64EG?)長野200あ122
運行初日は京阪バスから移籍したレインボー・H-092号車が入っていたみたいですが、最近だとローザが頻繁に運用入りしているようです。本当はH-092号車に乗れることをちょっぴり期待していたんですが、その楽しみは次回以降に取っておきましょう♪
補助ステップがせり出した乗車口から車内へと入ります。
路線型ローザに乗るのも久々なので、これはこれで楽しい旅です!
定刻となり、バスが発車。
バスはまず生島足島神社の方へと向かって走ります。
田園風景を眺めながら、県道・上田丸子線を松本方面に向かって南下。
しばらく走って西へと右折。県道・別所丸子線へと入っていきます。
農村地帯とあって、大小の溜め池がたくさん見られます。ちなみに、この堤の向こう側にあるのは「来光寺池」という池らしいです。
バスはしばらく西へと走り、押出バス停付近を左折。無言館や山王山公園などを通過していきます。
塩田城の麓を通過。いよいよ信州の鎌倉らしい風景になってきました。
右手を見ると、少し小高い丘から上田の町並みが見渡せます。
前山寺や龍光院といった由緒ある寺院を眺めつつ、バスは山際を進んでいきます。こちらは、中禅寺の手前にある「信州の鎌倉あじさい小道」の入り口です。
その名が示す通り、道沿いに3万株もの紫陽花が植えられているそうです。
塩野川沿いに丘をいったん下ります。
大きな溜め池が見えてきました。これは舌喰池(したくいけ)というそうです。
なんだか怖い名前だな...と思って調べてみたんですが、予想通り悲しい歴史があるそうです。この池のほか、塩田地区の溜め池にまつわる様々なお話を紹介しているサイトがあったので、ご参考までにどうぞ。
ため池の昔話HP
http://www.shiodanosato.jp/tameike/mukashi.php
前山寺の末寺・満願寺の前を通過すると、山田バス停が見えてきます。趣のあるバス停ですね。
山田バス停を過ぎてしばらく走ると、景色が一変。
比欄樹バス停を過ぎ、別所温泉の温泉街に入っていきます。
そのすぐ先に、別所温泉駅があります。私はここで降車することにしました。
運賃は全区間均一運賃で、大人200円です。そのため、整理券は取らなくても大丈夫です。
バスはその先にある終着バス停・将軍塚まで行きます。
最後までしっかりお見送りです(^^)
ここで事件発生。
帰りの電車の時間を調べようとスマホを探したら...
ない...
スマホがない...
どうやらバスにスマホを落としてきてしまったようです。スマホをポケットに突っ込んで下車したつもりが、どうやらちゃんと入れられてなかったみたいで。
私は慌てて将軍塚駐車場へと走ります。将軍塚まではだいたい徒歩3分ほどで到着できますが、電車の時間までは10分くらいしかないので、ちょいと急ぎ足。
結局、終点の将軍塚まで歩く羽目になってしまいました。お陰でスマホも無事に回収。運転手さんにひたすらペコペコと頭を下げ、とりあえず一安心です。こんなことなら終点まで乗っときゃよかった・・・
転んでもただでは起きぬとばかりに、将軍塚駐車場で待機するF-023号車を写真に納めます。
しかしまぁ、これが高速バスとか路線バスの途中下車じゃなくて本当に良かったです。不幸中の幸いとはこのことですが、我ながらなんと情けないと反省しきり(^^;
再び足早に別所温泉駅へと戻ります。
時計(これもスマホで代替してた)を見たら、発車3分前です。
帰りの電車も、行きで利用したのと同じ上田電鉄別所線1003編成です。
帰りの電車旅も約30分ほど。のどかな初夏の田園風景をゆったりと走り、上田駅へと戻ってきました。
トラブルなどもありつつでしたが、信州上田レイライン線の旅を無事に楽しむことができました。沿線風景も美しいですし、文化財などの見どころもたくさんありました。終起点の別所温泉で温泉やグルメを楽しんだり、北向観音に詣でて...というのもまた楽しからずや、といったところです。
運行期間は毎年4月1日~11月30日までと設定されており、長いこと楽しめる観光路線となっています。今年も緑滴る季節を迎え、特にこれからの時期は「あじさい小道」に植えられた紫陽花が目を楽しませてくれることでしょう。また、夏の暑さを涼しげな雑木林でしばし忘れ、秋の紅葉を眺めながら寺院巡りというのもなかなか面白そう。信州上田レイライン線は、そんな四季折々の楽しみが詰まった路線でした。一度乗っただけではもったいないので、私も折を見て再訪してみたいと思います。