ここ最近はぐずついた天気が続き、雨の日はなんとなーく気分が乗らない...そんな時は2階建てバスに乗ってお出かけというのはいかがでしょうか?
唐突に何をといわれるかも知れませんが、雨の日には雨の日なりに、バスを使ったショートトリップを楽しむ方法があるのですよ♪
今回取り上げるのは、前の記事でもご紹介した季節限定の定期観光バス「オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周」。本年5/1~7/25までの間、オープントップバスで初夏の諏訪湖の景色を楽しみつつ、諏訪大社などの観光スポットを巡るツアーとなっています。
本務車であるオープントップバスでの旅の模様をレポした前回の記事、およびツアーの詳細は以下のURLからどうぞ。
前回の記事(→こちら)
ツアーの詳細(→こちら)
ツアーの名が示す通り、ここでは基本的にオープントップ改造がなされたジェイアールバス関東さんの真っ赤なエアロキング・D654-02503号車が使用されます。
しかし、それだと雨が降った時に困りますよね。
なので今回のツアーでは、そうした部分にもしっかり配慮されています。なんと、雨天時には通常タイプの屋根付きキングで運行されるのです!!

オープントップバスでの旅も楽しいですが、むしろこっちの方がレアケース。しかも、我が国では珍しい2階建てバスに乗って信州を旅できるとあっては、是非とも乗りに行きたいのがバス好きというものでしょう。
ということで、雨予報となった休日、オープントップバスの雨天代走を狙って出撃してみました!!
---------------
オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周
午後便・雨天代走


ジェイアールバス関東D654-08502号車
車種:三菱ふそう エアロキング
型式:BKG-MU66JS
年式:2008年式
ナンバー:諏訪200か133
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
---------------
やっぱりエアロキングは迫力がすごい!
当ツアーでこそ予備車として活躍する車ですが、かつては高速バスとして大阪に名古屋にと飛び回っていた歴戦の猛者です。二階席を擁するその佇まいはまさに「王者」の風格。オープントップ型のキングとはまた違った存在感を放っています。
恥ずかしながら、私は青春エコドリーム仕様のBKG-エアロキングには初めて乗車します。内装だけは見たことがありますが、乗り心地やエンジン音はどんな感じなんだろうと、色々と気になる存在でした。そんな新鮮味あふれるツアー今回の旅、楽しんで参りたいと思います!
1.最前席の眺望を楽しみながら茅野駅へ
ツアーの始まりは下諏訪駅前から。
出発の約10分前、下諏訪駅前のバス停で乗車扱いが始まります。

今回も例によって中扉から2階へと登ります。

1階にも座席がありますが、当ツアーでは2階席のみ販売されています。
かつて青春エコドリーム号などで使用されていたため、2階席には4列シートが並んでいます。

プライベートカーテンも付いていますが、今回のツアーではもちろん使用されないので、荷物棚に収納されていました。
階段を登ったところには、荷物置き場もありました。

荷室の少ないエアロキングでの長距離旅に配慮した仕様となっているようです。
また、窓枠にはシートと同じモケットが貼られ、青色のカーテンが設置してあります。

加えて、撮影していませんが、各座席にはAC100Vコンセントが設置されていました。
乗車扱いが終わると、ガイドさんによる人数確認などが行われ、バスは早速動き出します。
くぐもった6M70エンジンの唸りと共に、バスは下諏訪駅前を発車。

駅前の交差点から国道20号線へと入っていきます。

今回は2階の最前席に着座できたので、前面展望は最高です!

オープントップバスを起用したツアーではないけれど、エアロキングの2階席からの素晴らしい眺めを楽しみながら周遊旅ができるだけでも十分です。
バスは下諏訪町から諏訪市に入り、次の乗車停留所である上諏訪駅へと進みます。

上諏訪駅での停車後、茅野駅へと向かって行きます。

茅野駅にほど近い上原交差点を斜め左に直進し、駅前へと続く狭隘路へと入っていきます。


その道からは茅野市の景色を見渡すことができます。

茅野市駅前の駅ビル・ベルビアの脇をすり抜け、茅野市駅ロータリーへ。

茅野市駅前にあるJRバス関東のバス停で、10分弱のトイレ休憩となります。

ここで乗車扱いが終了し、バスは茅野駅前を出発していきます。
茅野駅から南下して国道20号線を横断し、諏訪大社上社本宮へと向かいます。

諏訪大社上社本宮に到着しましたが...あいにくのお天気だったことから人出はまばら...

バスは例によって上社ドライブインに到着し、ここで約20分ほどの見学時間となります。

雨が強くなったり弱くなったりする中だったので、今日は上社に詣でることなく、じっくりと撮影を楽しむことに。




せっかくなのでと、周辺のお店でソフトクリームを買ってみました。

この他にもお土産屋さんや軽食など、色々なお店が揃っているので、ついつい目移りしてしまいます(^^;
おっと、気づけば出発時刻が迫っている!
食べかけのソフトクリームを抱えたまま、慌ててバスに戻ります。
ほどなくしてバスは上社ドライブインを発車。しばらく走ると諏訪湖に出ます。

ここから諏訪湖の周りをぐるりと半周し、下社春宮へ。

春宮の大鳥居をくぐり、参道を進むと、下馬橋が見えてきます。

下馬橋の先にある春宮バス駐車場に駐車し、ここで再び見学時間となります。

一応、発車時刻は決められていましたが、かなり巻いて運行されているようでした。ガイドさんから「出発時間は少し遅くなっても大丈夫ですよ」と言って頂けたので、ちょっとゆっくりすることに。
そんな私が向かった先は、前回の訪問でお参りが叶わなかった春宮さん。


前回の分もしっかりと手を合わせてきました。
もう少し時間があったので、ガイドさんが紹介してくれた「万治の石仏」も見に行ってきました。

日頃の行いのせいか、ここ最近あんまり良いことがなかったので、しっかりと願掛けしてきました。そういう時だけ都合の良い信心しか持ち合わせていなくとも、お願いは聞き届けて頂けるのでしょうか...
ガイドさんのお言葉に甘え、出発時刻を少し過ぎたくらいの時間にバスへと戻りました。乗車確認後、バスは再び走り出します。
下諏訪町を抜け、岡谷市へ。

午後便は高速走行がありません。代わりに釜口水門を経由して、諏訪湖を間近に眺めながら諏訪湖を一周するコースとなります。
本町交差点から再び諏訪湖へと向かっていきます。

イルフ童画館前を通過。

岡谷駅近くの跨線橋を渡ります。

ほどなくして、諏訪湖唯一の流出河川である天竜川と、そこに掛かる天竜橋が見えてきます。

釜口水門を横目に見ながら天竜橋を渡ります。

こちらが釜口水門。

バスはそのまま諏訪湖の南側をぐるりと回っていきます。

普段は堤防があったりして湖面がこんな風に見えることは無いのですが、2階建てバスの眺望はさすがですね!
上社→下社へと向かう時に通った新川の河口に戻ってきました。

ここからヨットハーバーまで同じコースをしばらく走り、ヨットハーバー交差点からは茅野方面へ向かっていきます。

有名な角上魚類の前を通過していきます。

四賀弐津交差点で国道20号線に合流となります。

本当なら交差点を右折して茅野駅へと向かう所ですが、今回は茅野での降車がないので、そのまま左折して上諏訪方面へ走っていきます。
時計を見ると17時半を回ったところ。生憎の天気も相まって薄暗くなり始めた街並みを眺めつつ、国道20号線から細道を分岐して、一気に下諏訪駅前へと戻ります。

下諏訪駅の駅舎が見えてきました。いよいよ旅も終わりです。

下諏訪駅前の駐車場に入り、ここでドアオープン。おおよそ3時間半ほどで下諏訪駅前まで戻ってきました。

運転手さん、ガイドさん、悪天候にも関わらず丁寧にご案内・ご対応頂き、本当にありがとうございました。お陰様で今回も楽しめました!!
当ツアーではこうしたイベントが体験できるので、雨の日もなかなか良いものです。何より2階建てバスに乗って旅をするという特別感が何よりも嬉しいです。せっかくのチャンスですし、今度は座席やコースを変えて、また違った眺めを楽しんでみようかな...なんて考えています。
当ツアーはこのように、オープントップバスが使用できない時でも楽しめる工夫が成され、良い意味で期待を裏切られたツアーでした。運行期間もまだまだありますし、引き続き色んな角度から当路線を眺めてみたいと思います!
*****************
ツアーの帰り際、こんなものを購入してみました。

中国ジェイアールバスのオープントップバスである「めいぷるスカイ号」のミニカーです!
プルバックで走らせて遊べるし、合成音声も流れるしで、結構凝った仕様です。オープントップバスのミニカーというのもいい感じ。バス好きならずとも楽しめるミニカーなので、購入してみてはいかがでしょうか(^^)
唐突に何をといわれるかも知れませんが、雨の日には雨の日なりに、バスを使ったショートトリップを楽しむ方法があるのですよ♪
今回取り上げるのは、前の記事でもご紹介した季節限定の定期観光バス「オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周」。本年5/1~7/25までの間、オープントップバスで初夏の諏訪湖の景色を楽しみつつ、諏訪大社などの観光スポットを巡るツアーとなっています。
本務車であるオープントップバスでの旅の模様をレポした前回の記事、およびツアーの詳細は以下のURLからどうぞ。
前回の記事(→こちら)
ツアーの詳細(→こちら)
ツアーの名が示す通り、ここでは基本的にオープントップ改造がなされたジェイアールバス関東さんの真っ赤なエアロキング・D654-02503号車が使用されます。
しかし、それだと雨が降った時に困りますよね。
なので今回のツアーでは、そうした部分にもしっかり配慮されています。なんと、雨天時には通常タイプの屋根付きキングで運行されるのです!!
オープントップバスでの旅も楽しいですが、むしろこっちの方がレアケース。しかも、我が国では珍しい2階建てバスに乗って信州を旅できるとあっては、是非とも乗りに行きたいのがバス好きというものでしょう。
ということで、雨予報となった休日、オープントップバスの雨天代走を狙って出撃してみました!!
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オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周
午後便・雨天代走
ジェイアールバス関東D654-08502号車
車種:三菱ふそう エアロキング
型式:BKG-MU66JS
年式:2008年式
ナンバー:諏訪200か133
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
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やっぱりエアロキングは迫力がすごい!
当ツアーでこそ予備車として活躍する車ですが、かつては高速バスとして大阪に名古屋にと飛び回っていた歴戦の猛者です。二階席を擁するその佇まいはまさに「王者」の風格。オープントップ型のキングとはまた違った存在感を放っています。
恥ずかしながら、私は青春エコドリーム仕様のBKG-エアロキングには初めて乗車します。内装だけは見たことがありますが、乗り心地やエンジン音はどんな感じなんだろうと、色々と気になる存在でした。そんな新鮮味あふれるツアー今回の旅、楽しんで参りたいと思います!
1.最前席の眺望を楽しみながら茅野駅へ
ツアーの始まりは下諏訪駅前から。
出発の約10分前、下諏訪駅前のバス停で乗車扱いが始まります。
今回も例によって中扉から2階へと登ります。
1階にも座席がありますが、当ツアーでは2階席のみ販売されています。
かつて青春エコドリーム号などで使用されていたため、2階席には4列シートが並んでいます。
プライベートカーテンも付いていますが、今回のツアーではもちろん使用されないので、荷物棚に収納されていました。
階段を登ったところには、荷物置き場もありました。
荷室の少ないエアロキングでの長距離旅に配慮した仕様となっているようです。
また、窓枠にはシートと同じモケットが貼られ、青色のカーテンが設置してあります。
加えて、撮影していませんが、各座席にはAC100Vコンセントが設置されていました。
乗車扱いが終わると、ガイドさんによる人数確認などが行われ、バスは早速動き出します。
くぐもった6M70エンジンの唸りと共に、バスは下諏訪駅前を発車。
駅前の交差点から国道20号線へと入っていきます。
今回は2階の最前席に着座できたので、前面展望は最高です!
オープントップバスを起用したツアーではないけれど、エアロキングの2階席からの素晴らしい眺めを楽しみながら周遊旅ができるだけでも十分です。
バスは下諏訪町から諏訪市に入り、次の乗車停留所である上諏訪駅へと進みます。
上諏訪駅での停車後、茅野駅へと向かって行きます。
茅野駅にほど近い上原交差点を斜め左に直進し、駅前へと続く狭隘路へと入っていきます。
その道からは茅野市の景色を見渡すことができます。
茅野市駅前の駅ビル・ベルビアの脇をすり抜け、茅野市駅ロータリーへ。
茅野市駅前にあるJRバス関東のバス停で、10分弱のトイレ休憩となります。
ここで乗車扱いが終了し、バスは茅野駅前を出発していきます。
茅野駅から南下して国道20号線を横断し、諏訪大社上社本宮へと向かいます。
諏訪大社上社本宮に到着しましたが...あいにくのお天気だったことから人出はまばら...
バスは例によって上社ドライブインに到着し、ここで約20分ほどの見学時間となります。
雨が強くなったり弱くなったりする中だったので、今日は上社に詣でることなく、じっくりと撮影を楽しむことに。
せっかくなのでと、周辺のお店でソフトクリームを買ってみました。

この他にもお土産屋さんや軽食など、色々なお店が揃っているので、ついつい目移りしてしまいます(^^;
おっと、気づけば出発時刻が迫っている!
食べかけのソフトクリームを抱えたまま、慌ててバスに戻ります。
ほどなくしてバスは上社ドライブインを発車。しばらく走ると諏訪湖に出ます。
ここから諏訪湖の周りをぐるりと半周し、下社春宮へ。
春宮の大鳥居をくぐり、参道を進むと、下馬橋が見えてきます。
下馬橋の先にある春宮バス駐車場に駐車し、ここで再び見学時間となります。
一応、発車時刻は決められていましたが、かなり巻いて運行されているようでした。ガイドさんから「出発時間は少し遅くなっても大丈夫ですよ」と言って頂けたので、ちょっとゆっくりすることに。
そんな私が向かった先は、前回の訪問でお参りが叶わなかった春宮さん。
前回の分もしっかりと手を合わせてきました。
もう少し時間があったので、ガイドさんが紹介してくれた「万治の石仏」も見に行ってきました。
日頃の行いのせいか、ここ最近あんまり良いことがなかったので、しっかりと願掛けしてきました。そういう時だけ都合の良い信心しか持ち合わせていなくとも、お願いは聞き届けて頂けるのでしょうか...
ガイドさんのお言葉に甘え、出発時刻を少し過ぎたくらいの時間にバスへと戻りました。乗車確認後、バスは再び走り出します。
下諏訪町を抜け、岡谷市へ。
午後便は高速走行がありません。代わりに釜口水門を経由して、諏訪湖を間近に眺めながら諏訪湖を一周するコースとなります。
本町交差点から再び諏訪湖へと向かっていきます。
イルフ童画館前を通過。
岡谷駅近くの跨線橋を渡ります。
ほどなくして、諏訪湖唯一の流出河川である天竜川と、そこに掛かる天竜橋が見えてきます。
釜口水門を横目に見ながら天竜橋を渡ります。
こちらが釜口水門。
バスはそのまま諏訪湖の南側をぐるりと回っていきます。
普段は堤防があったりして湖面がこんな風に見えることは無いのですが、2階建てバスの眺望はさすがですね!
上社→下社へと向かう時に通った新川の河口に戻ってきました。
ここからヨットハーバーまで同じコースをしばらく走り、ヨットハーバー交差点からは茅野方面へ向かっていきます。
有名な角上魚類の前を通過していきます。
四賀弐津交差点で国道20号線に合流となります。
本当なら交差点を右折して茅野駅へと向かう所ですが、今回は茅野での降車がないので、そのまま左折して上諏訪方面へ走っていきます。
時計を見ると17時半を回ったところ。生憎の天気も相まって薄暗くなり始めた街並みを眺めつつ、国道20号線から細道を分岐して、一気に下諏訪駅前へと戻ります。
下諏訪駅の駅舎が見えてきました。いよいよ旅も終わりです。
下諏訪駅前の駐車場に入り、ここでドアオープン。おおよそ3時間半ほどで下諏訪駅前まで戻ってきました。
運転手さん、ガイドさん、悪天候にも関わらず丁寧にご案内・ご対応頂き、本当にありがとうございました。お陰様で今回も楽しめました!!
当ツアーではこうしたイベントが体験できるので、雨の日もなかなか良いものです。何より2階建てバスに乗って旅をするという特別感が何よりも嬉しいです。せっかくのチャンスですし、今度は座席やコースを変えて、また違った眺めを楽しんでみようかな...なんて考えています。
当ツアーはこのように、オープントップバスが使用できない時でも楽しめる工夫が成され、良い意味で期待を裏切られたツアーでした。運行期間もまだまだありますし、引き続き色んな角度から当路線を眺めてみたいと思います!
*****************
ツアーの帰り際、こんなものを購入してみました。
中国ジェイアールバスのオープントップバスである「めいぷるスカイ号」のミニカーです!
プルバックで走らせて遊べるし、合成音声も流れるしで、結構凝った仕様です。オープントップバスのミニカーというのもいい感じ。バス好きならずとも楽しめるミニカーなので、購入してみてはいかがでしょうか(^^)
2021年5月1日から7月25日までの間、ジェイアールバス関東のオープントップバスを起用した定期観光バス「オープントップバスで行く『信州の旅』ぐるっと諏訪湖1周」が運行されています!
ジェイアールさんのオープントップバスということで、ピンときた方も多いはず。
使用車両はずばり、この車です!
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オープントップバスで行く「信州の旅」ぐるっと諏訪湖1周
午前便(9:10 下諏訪駅発)

ジェイアールバス関東D654-02503号車
車種:三菱ふそう エアロキング
型式:MU612TX
年式:2002年式
ナンバー:諏訪200か132
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
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オープントップバスの名が示す通り、2階席の屋根を取り払った特別仕様の2階建てバスです。かつてはジェイアールバス関東で活躍していた車両ですが、オープントップ化の改造を受け、ジェイアール四国バスの定期観光バス『めいぷるスカイ号』として活躍してきました。そして、昨年秋にジェイアールバス関東へと返却され、管内の観光路線の担当車両として、各地を転々としているようです。
そんな特別仕様車がついに長野県に降り立ち、県内各地の観光路線を走ってくれるというのです。なんだかワクワクしますよね(^^)
ツアーの詳細は、以下のURLからどうぞ。
https://www.jreast.co.jp/press/2020/nagano/20210322_na02.pdf
そんな『信州の旅』の最初の地は諏訪湖。豊かな水を湛えた諏訪湖をぐるっと回り、諏訪大社などを巡りながら景色を楽しめる、まさに新緑の季節にはうってつけのツアーです。いつも眺めている諏訪の景色を2階建てのオープントップバスから眺められるという貴重な経験ができるとあって、私はツアーの開始を心待ちにしていたのでした。
よく晴れたGWの某日、ついにその日がやってきました。今回はそんな旅の模様をお伝えしていきたいと思います!!
写真点数が非常に多いので、お時間の許す限り、じっくりとご覧頂ければと思います(^^)
1.いよいよオープントップバスに乗車!
ツアーの始発は下諏訪駅から。
ここにはジェイアールバス関東諏訪支店の車庫があるので、支店の外側にある専用バス停からの発着となります。

午前便と午後便の2便がそれぞれ運行されていますが、今回は午前便をセレクト。理由は、午前便だけは高速道路走行があるからです(午後便は全線一般道経由)。
下諏訪駅前に到着すると、既に専用車両である真っ赤なエアロキングが待機していました。




2階建ての巨体に天井が取り払われた姿...見れば見るほど特徴的な車両です。諏訪ナンバーを冠する初めてのエアロキングということも、この車の大きな特徴の一つではないかと。
定期観光バスということで、団体表示(バスステッカー)もバッチリ。

バスステッカーには、ジェイアールバスのマークであるツバメが花をくわえて飛んでいる絵がプリントされていました。とても可愛らしいですね!
私も乗車受付を済ませ、中扉から乗車します。

オープントップバスなので、開放されている座席は2階席のみ。高速車の名残であるトイレも付いていますが、今回のツアーでは使えません。
感染症対策のための検温と消毒を終え、2階へ登ってみると・・・


カラフルなシートが配置された開放的な空間が広がっていました!
階段から後ろのスペースにも座席があり、最後部はガイドさん用のシートと放送機器が配置されています。

そもそも、エアロキングの2階部分で腰をかがめずに立ち上がることが出来るなんて、その時点ですごく特別な気持ちになります。
自席に腰掛け、シートベルトを締めて発車を待ちます。

ほどなくして、バスは下諏訪駅を発車していきました。オープントップバスの旅の始まりです!!
2.諏訪の街並みを眺めながら茅野へ!
下諏訪駅を出て、駅前の信号から国道20号線へ。

バスはそのまま諏訪湖を右手に見ながら走ります。


天候はまさに快晴。オープントップバスに乗るには最高の天気です。

ただ、当日は朝の最低気温が0℃となるなど、寒い朝でもありました。風がちょっぴり冷たいなと思っていたところに、ガイドさんがブランケットを配ってくださいました。

ジェイアールバス関東の刺繍が入ったブランケットです。こうした心遣いが嬉しいですね(^^)
ほどなくしてバスは諏訪市へ入り、上諏訪駅へと向かっていきます。

上諏訪駅前で5分ほど停車します。駅前にある真新しいビル「アーク諏訪」の前にあるバス停で乗車扱いを行います。


上諏訪駅を出て、諏訪の市街地を走ります。ここからは茅野駅へと向かっていきます。


道中、バスの前方には八ヶ岳が見えてきました。

駅前の細い道を抜けると、茅野駅前の駅ビルが見えてきます。


茅野駅前へとアプローチする直前の信号は感知式。オープントップバスでは、その感知センサーもじっくりと眺めることができます。

おもわず「へぇ~!こんな風になってるんだ!」とセンサーをしげしげと眺めてみました(^^)
エアロキングにはいささか手狭に感じるロータリーを回ったら、茅野駅前に到着です!


ここでは乗車扱いとともに10分弱のトイレ休憩となったので、ちょいと撮影もさせて頂きました。



茅野駅に佇む真っ赤な巨体の存在感に圧倒されます。停車中も子どもたちや駅を利用するお客さんたちが「2階建てバスだ~!」と驚いている姿が見られました。
今さらですが、このバスは座席に空きがあれば、予約不要で乗車することもできるようです。もちろんWeb予約などで席を確保しておくに越したことはないですが、駅前でこの姿を見かけて即決!というのも面白いのではないでしょうか。実際、乗車当日もそのようなお客さんが何組かおられました。やっぱりオープントップの2階建てバスの存在はインパクトがありますね。
3.オープントップバスで諏訪の名所と諏訪湖の眺望を満喫!
休憩後、茅野駅の駅員さんにお見送りを受けながら茅野駅を出発します。乗車扱いはここで終了です。

ここからはいよいよ観光モード。まずは諏訪大社上社を目指すようです。
途中、上川にかかる橋から八ヶ岳が綺麗に見えました。

折よく特急あずさもやってきて、素敵なコラボショットが撮れました。もちろん無暗に立ち上がったりしてはいけませんが、窓ガラス越しだったのがちょっとだけ悔しいです(^^;
宮川を渡っていきます。

改めて諏訪湖の回りを巡ってみると、諏訪湖に流入する河川は本当に多いんだなと感じます。全部で31の河川が諏訪湖に注いでいるそうです。ちなみに、流出するのは天竜川のみです。
上社前宮を通過。この間、ガイドさんが丁寧に諏訪大社を解説してくださいます。長野県民でありながら細かいことまで知らなかったので、とても勉強になりました。

諏訪大社上社本宮に到着です。

バスは参道の途中にある上社ドライブインのバス専用駐車場に停車します。

ここで30分ほど散策の時間となりました。
で、私はというと...やっぱり撮影タイムです!





ひとしきりバスの姿を眺めた後、さすがに我ながら不信心だろうと思い直し、上社本宮に詣でてみました。

こんな態度じゃ神様も苦笑いだろうと思いつつ、せめてご挨拶だけはと(^^;
上社を出ると、今度は下社春宮へと向かっていきます。
途中の田んぼには既に水が張ってありました。もうすぐ田植えですね。

新川沿いに諏訪湖へと向かい、石船渡交差点からは諏訪湖の周りをぐるっと走ります。

県歌「信濃の国」に歌われる「諏訪の海」を左手に眺め、ゆったりと走ります。

湖岸に植わっているマルメロの木には花が付いていました。

湖岸の名所を眺めながら、下諏訪町へと戻っていきます。ちなみに、こちらは千人風呂で有名な「片倉館」です。

春宮の参道へと入る際、大鳥居をくぐります。大鳥居はオープントップバスからだとこんな風に見えます。なかなかの迫力です!

バスはそのまま参道を直進し、下馬橋を眺めながら春宮の目前へと進みます(橋の下の方が見えませんが、反り橋になってます)。

ちなみに、この下馬橋は現在でも遷座祭の時に使われているのだそうです。
諏訪大社下社春宮に到着。

バスは春宮バス駐車場に着けられました。

ここでは20分ほどの時間が取られていました。
バス駐車場は春宮の本当に目の前にあるので、こんなショットを頂くこともできます。

熱心に写真を撮っていると、運転手さんとガイドさんが気を遣って、ドアを閉めてくださいました。

さすがに他のお客さんが戻られる際に申し訳ないので、撮影は手短に...(^^;
気が付いたら、参拝してる時間がほとんどなくなっていました。
実は私、春宮に来たのは初めてだったので、それこそきちんと手を合わせるべきだったのですけど...今回は仕方ありません。
改めて参拝に来ようと思い直し、私たちは春宮を後にしました。
4.ツアーのクライマックスは高速道路走行!
春宮を出ると、次はいよいよ高速道路へと入っていきます。バスは下諏訪から岡谷の長地へと抜け、下諏訪岡谷バイパスを経て岡谷ICを目指します。
途中、長地トンネルを抜けます。オープントップバスでトンネルを抜けるのは、なんだかドキドキします。

トンネルを抜け、岡谷市の高台に出ます。

後方には諏訪湖が見えます。

バスは岡谷インター入口へ。

ETCレーンを通過すると、後方から聞こえるエンジンの唸りが一際高まり、バスが加速を始めます。

バスの加速に伴い、前方から吹き込む風がどんどん強くなります!

鮮やかな加速と合流を見届けたのもつかの間、すぐに岡谷トンネルに入ります。

頭上に迫るトンネルの壁やトンネル内に反響する轟音がダイナミックな走りを見せつけてくれます!!多くの人がスマホなどで写真や動画を撮影していました。
岡谷トンネルを抜け、バスは岡谷JCTから中央道へと合流。

中央道は、先ほど通った下諏訪岡谷バイパスの対岸側の高台を走っているので、そこからの眺めも見事です。


普通車等では防音壁に阻まれて景色を眺めることはできません。しかし、2階建てバスともなると、防音壁を超えてそこからの眺めを存分に楽しむことができます(^^)
続いて花岡トンネル。

トンネル内の空気はひやりとしていましたが、ここまで来るともはや寒さも気にならないくらいテンションが上がっていました。
と、ここで予定外の休憩。バスは諏訪湖SAに入っていきます。だいぶ時間を巻いて運行されているため、休憩と時間調整を兼ねて停車して頂けるようです。


オープントップバスの車内から眺める諏訪湖と諏訪湖SA。これまた見慣れた景色ですが、やはり高いところから眺めると新鮮ですね。
エアロキングの巨躯は、諏訪湖SAでもその存在感を存分に発揮。




サービスエリアはお客さんで賑わっていましたが、みんな口々に「あれはなんだ?」と注目されていました。
おおよそ15分ほどの休憩の後、バスは諏訪湖SAを発車。

諏訪湖SAの先にある諏訪ICで高速を降ります。


大迫力の高速走行を終え、茅野駅→上諏訪駅→下諏訪駅の順に降車扱いを行っていきます。先ほどとは逆ルートとなるので、詳細は割愛します(厳密には茅野駅から上諏訪駅に向かうルートがちょっと違いましたが)。
上諏訪駅を過ぎた頃、新宿へと向かう高速バス・新宿-諏訪岡谷線JR3814便とスライドしました。

こちらはジェイアールバス関東諏訪支店のエアロエース・H654-09404号車です。このエアロエースは全高3.5mのハイデッカーですが、それを上回る車高のエアロキングは、まさにエアロエースを見下ろすようにして狭隘路をすれ違うという光景となりました。こんな視界が楽しめるのも、2階建てバスならではですね。
その後も国道20号線をひた走り、バスはついに終起点となる下諏訪駅へと戻ってきました。

車窓からは、当ツアーにおける雨天時の予備車(屋根付き)となるもう1台のエアロキング(D654-08502号車)の姿を見ることが出来ました。
バスはそのまま駅前の駐車場でぐるりと転回。そのまま下諏訪駅前のバス停に着けられました。

定刻より少しだけ早い到着となりましたが、本当に楽しかったです!!
最初から最後まで、見ごたえ・乗りごたえ十分。美しい景色もさることながら、オープントップバスで見慣れた街を巡るといういつもとは違った特別感があり、とても素敵なイベントとなりました。そして、当然ながら換気は完璧です。観光バスが振るわないご時世ではありますが、こと当ツアーに限ってはその心配をほとんどしなくてよいというのも良いところです。ツアーは7/25までなので、梅雨や暑さの合間を縫ってお出かけ...というのも面白いのではないでしょうか(^^)
今回は、本ツアーの模様を、いつにも増して膨大な写真と長大な文章と共にお送りしてきました。お見苦しい限りで大変恐縮です。その分だけ楽しめるツアーですよ、ということで、どうかお目こぼしください。
最後になりますが、当日、様々なご配慮を頂いた運転手さん、ガイドさん、ご一緒頂いた皆様、本当にありがとうございました。
ジェイアールさんのオープントップバスということで、ピンときた方も多いはず。
使用車両はずばり、この車です!
----------
オープントップバスで行く「信州の旅」ぐるっと諏訪湖1周
午前便(9:10 下諏訪駅発)
ジェイアールバス関東D654-02503号車
車種:三菱ふそう エアロキング
型式:MU612TX
年式:2002年式
ナンバー:諏訪200か132
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
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オープントップバスの名が示す通り、2階席の屋根を取り払った特別仕様の2階建てバスです。かつてはジェイアールバス関東で活躍していた車両ですが、オープントップ化の改造を受け、ジェイアール四国バスの定期観光バス『めいぷるスカイ号』として活躍してきました。そして、昨年秋にジェイアールバス関東へと返却され、管内の観光路線の担当車両として、各地を転々としているようです。
そんな特別仕様車がついに長野県に降り立ち、県内各地の観光路線を走ってくれるというのです。なんだかワクワクしますよね(^^)
ツアーの詳細は、以下のURLからどうぞ。
https://www.jreast.co.jp/press/2020/nagano/20210322_na02.pdf
そんな『信州の旅』の最初の地は諏訪湖。豊かな水を湛えた諏訪湖をぐるっと回り、諏訪大社などを巡りながら景色を楽しめる、まさに新緑の季節にはうってつけのツアーです。いつも眺めている諏訪の景色を2階建てのオープントップバスから眺められるという貴重な経験ができるとあって、私はツアーの開始を心待ちにしていたのでした。
よく晴れたGWの某日、ついにその日がやってきました。今回はそんな旅の模様をお伝えしていきたいと思います!!
写真点数が非常に多いので、お時間の許す限り、じっくりとご覧頂ければと思います(^^)
1.いよいよオープントップバスに乗車!
ツアーの始発は下諏訪駅から。
ここにはジェイアールバス関東諏訪支店の車庫があるので、支店の外側にある専用バス停からの発着となります。
午前便と午後便の2便がそれぞれ運行されていますが、今回は午前便をセレクト。理由は、午前便だけは高速道路走行があるからです(午後便は全線一般道経由)。
下諏訪駅前に到着すると、既に専用車両である真っ赤なエアロキングが待機していました。
2階建ての巨体に天井が取り払われた姿...見れば見るほど特徴的な車両です。諏訪ナンバーを冠する初めてのエアロキングということも、この車の大きな特徴の一つではないかと。
定期観光バスということで、団体表示(バスステッカー)もバッチリ。
バスステッカーには、ジェイアールバスのマークであるツバメが花をくわえて飛んでいる絵がプリントされていました。とても可愛らしいですね!
私も乗車受付を済ませ、中扉から乗車します。
オープントップバスなので、開放されている座席は2階席のみ。高速車の名残であるトイレも付いていますが、今回のツアーでは使えません。
感染症対策のための検温と消毒を終え、2階へ登ってみると・・・
カラフルなシートが配置された開放的な空間が広がっていました!
階段から後ろのスペースにも座席があり、最後部はガイドさん用のシートと放送機器が配置されています。
そもそも、エアロキングの2階部分で腰をかがめずに立ち上がることが出来るなんて、その時点ですごく特別な気持ちになります。
自席に腰掛け、シートベルトを締めて発車を待ちます。
ほどなくして、バスは下諏訪駅を発車していきました。オープントップバスの旅の始まりです!!
2.諏訪の街並みを眺めながら茅野へ!
下諏訪駅を出て、駅前の信号から国道20号線へ。
バスはそのまま諏訪湖を右手に見ながら走ります。
天候はまさに快晴。オープントップバスに乗るには最高の天気です。
ただ、当日は朝の最低気温が0℃となるなど、寒い朝でもありました。風がちょっぴり冷たいなと思っていたところに、ガイドさんがブランケットを配ってくださいました。
ジェイアールバス関東の刺繍が入ったブランケットです。こうした心遣いが嬉しいですね(^^)
ほどなくしてバスは諏訪市へ入り、上諏訪駅へと向かっていきます。
上諏訪駅前で5分ほど停車します。駅前にある真新しいビル「アーク諏訪」の前にあるバス停で乗車扱いを行います。
上諏訪駅を出て、諏訪の市街地を走ります。ここからは茅野駅へと向かっていきます。
道中、バスの前方には八ヶ岳が見えてきました。
駅前の細い道を抜けると、茅野駅前の駅ビルが見えてきます。
茅野駅前へとアプローチする直前の信号は感知式。オープントップバスでは、その感知センサーもじっくりと眺めることができます。
おもわず「へぇ~!こんな風になってるんだ!」とセンサーをしげしげと眺めてみました(^^)
エアロキングにはいささか手狭に感じるロータリーを回ったら、茅野駅前に到着です!
ここでは乗車扱いとともに10分弱のトイレ休憩となったので、ちょいと撮影もさせて頂きました。
茅野駅に佇む真っ赤な巨体の存在感に圧倒されます。停車中も子どもたちや駅を利用するお客さんたちが「2階建てバスだ~!」と驚いている姿が見られました。
今さらですが、このバスは座席に空きがあれば、予約不要で乗車することもできるようです。もちろんWeb予約などで席を確保しておくに越したことはないですが、駅前でこの姿を見かけて即決!というのも面白いのではないでしょうか。実際、乗車当日もそのようなお客さんが何組かおられました。やっぱりオープントップの2階建てバスの存在はインパクトがありますね。
3.オープントップバスで諏訪の名所と諏訪湖の眺望を満喫!
休憩後、茅野駅の駅員さんにお見送りを受けながら茅野駅を出発します。乗車扱いはここで終了です。
ここからはいよいよ観光モード。まずは諏訪大社上社を目指すようです。
途中、上川にかかる橋から八ヶ岳が綺麗に見えました。
折よく特急あずさもやってきて、素敵なコラボショットが撮れました。もちろん無暗に立ち上がったりしてはいけませんが、窓ガラス越しだったのがちょっとだけ悔しいです(^^;
宮川を渡っていきます。
改めて諏訪湖の回りを巡ってみると、諏訪湖に流入する河川は本当に多いんだなと感じます。全部で31の河川が諏訪湖に注いでいるそうです。ちなみに、流出するのは天竜川のみです。
上社前宮を通過。この間、ガイドさんが丁寧に諏訪大社を解説してくださいます。長野県民でありながら細かいことまで知らなかったので、とても勉強になりました。
諏訪大社上社本宮に到着です。
バスは参道の途中にある上社ドライブインのバス専用駐車場に停車します。
ここで30分ほど散策の時間となりました。
で、私はというと...やっぱり撮影タイムです!
ひとしきりバスの姿を眺めた後、さすがに我ながら不信心だろうと思い直し、上社本宮に詣でてみました。
こんな態度じゃ神様も苦笑いだろうと思いつつ、せめてご挨拶だけはと(^^;
上社を出ると、今度は下社春宮へと向かっていきます。
途中の田んぼには既に水が張ってありました。もうすぐ田植えですね。
新川沿いに諏訪湖へと向かい、石船渡交差点からは諏訪湖の周りをぐるっと走ります。
県歌「信濃の国」に歌われる「諏訪の海」を左手に眺め、ゆったりと走ります。
湖岸に植わっているマルメロの木には花が付いていました。
湖岸の名所を眺めながら、下諏訪町へと戻っていきます。ちなみに、こちらは千人風呂で有名な「片倉館」です。
春宮の参道へと入る際、大鳥居をくぐります。大鳥居はオープントップバスからだとこんな風に見えます。なかなかの迫力です!
バスはそのまま参道を直進し、下馬橋を眺めながら春宮の目前へと進みます(橋の下の方が見えませんが、反り橋になってます)。
ちなみに、この下馬橋は現在でも遷座祭の時に使われているのだそうです。
諏訪大社下社春宮に到着。
バスは春宮バス駐車場に着けられました。
ここでは20分ほどの時間が取られていました。
バス駐車場は春宮の本当に目の前にあるので、こんなショットを頂くこともできます。
熱心に写真を撮っていると、運転手さんとガイドさんが気を遣って、ドアを閉めてくださいました。
さすがに他のお客さんが戻られる際に申し訳ないので、撮影は手短に...(^^;
気が付いたら、参拝してる時間がほとんどなくなっていました。
実は私、春宮に来たのは初めてだったので、それこそきちんと手を合わせるべきだったのですけど...今回は仕方ありません。
改めて参拝に来ようと思い直し、私たちは春宮を後にしました。
4.ツアーのクライマックスは高速道路走行!
春宮を出ると、次はいよいよ高速道路へと入っていきます。バスは下諏訪から岡谷の長地へと抜け、下諏訪岡谷バイパスを経て岡谷ICを目指します。
途中、長地トンネルを抜けます。オープントップバスでトンネルを抜けるのは、なんだかドキドキします。
トンネルを抜け、岡谷市の高台に出ます。
後方には諏訪湖が見えます。
バスは岡谷インター入口へ。
ETCレーンを通過すると、後方から聞こえるエンジンの唸りが一際高まり、バスが加速を始めます。
バスの加速に伴い、前方から吹き込む風がどんどん強くなります!
鮮やかな加速と合流を見届けたのもつかの間、すぐに岡谷トンネルに入ります。
頭上に迫るトンネルの壁やトンネル内に反響する轟音がダイナミックな走りを見せつけてくれます!!多くの人がスマホなどで写真や動画を撮影していました。
岡谷トンネルを抜け、バスは岡谷JCTから中央道へと合流。
中央道は、先ほど通った下諏訪岡谷バイパスの対岸側の高台を走っているので、そこからの眺めも見事です。
普通車等では防音壁に阻まれて景色を眺めることはできません。しかし、2階建てバスともなると、防音壁を超えてそこからの眺めを存分に楽しむことができます(^^)
続いて花岡トンネル。
トンネル内の空気はひやりとしていましたが、ここまで来るともはや寒さも気にならないくらいテンションが上がっていました。
と、ここで予定外の休憩。バスは諏訪湖SAに入っていきます。だいぶ時間を巻いて運行されているため、休憩と時間調整を兼ねて停車して頂けるようです。
オープントップバスの車内から眺める諏訪湖と諏訪湖SA。これまた見慣れた景色ですが、やはり高いところから眺めると新鮮ですね。
エアロキングの巨躯は、諏訪湖SAでもその存在感を存分に発揮。
サービスエリアはお客さんで賑わっていましたが、みんな口々に「あれはなんだ?」と注目されていました。
おおよそ15分ほどの休憩の後、バスは諏訪湖SAを発車。
諏訪湖SAの先にある諏訪ICで高速を降ります。
大迫力の高速走行を終え、茅野駅→上諏訪駅→下諏訪駅の順に降車扱いを行っていきます。先ほどとは逆ルートとなるので、詳細は割愛します(厳密には茅野駅から上諏訪駅に向かうルートがちょっと違いましたが)。
上諏訪駅を過ぎた頃、新宿へと向かう高速バス・新宿-諏訪岡谷線JR3814便とスライドしました。
こちらはジェイアールバス関東諏訪支店のエアロエース・H654-09404号車です。このエアロエースは全高3.5mのハイデッカーですが、それを上回る車高のエアロキングは、まさにエアロエースを見下ろすようにして狭隘路をすれ違うという光景となりました。こんな視界が楽しめるのも、2階建てバスならではですね。
その後も国道20号線をひた走り、バスはついに終起点となる下諏訪駅へと戻ってきました。
車窓からは、当ツアーにおける雨天時の予備車(屋根付き)となるもう1台のエアロキング(D654-08502号車)の姿を見ることが出来ました。
バスはそのまま駅前の駐車場でぐるりと転回。そのまま下諏訪駅前のバス停に着けられました。
定刻より少しだけ早い到着となりましたが、本当に楽しかったです!!
最初から最後まで、見ごたえ・乗りごたえ十分。美しい景色もさることながら、オープントップバスで見慣れた街を巡るといういつもとは違った特別感があり、とても素敵なイベントとなりました。そして、当然ながら換気は完璧です。観光バスが振るわないご時世ではありますが、こと当ツアーに限ってはその心配をほとんどしなくてよいというのも良いところです。ツアーは7/25までなので、梅雨や暑さの合間を縫ってお出かけ...というのも面白いのではないでしょうか(^^)
今回は、本ツアーの模様を、いつにも増して膨大な写真と長大な文章と共にお送りしてきました。お見苦しい限りで大変恐縮です。その分だけ楽しめるツアーですよ、ということで、どうかお目こぼしください。
最後になりますが、当日、様々なご配慮を頂いた運転手さん、ガイドさん、ご一緒頂いた皆様、本当にありがとうございました。
6月から運行を再開した中央高速バス各路線の運行再開レポをお送りしていきます。第3回目となる今回は、新宿-諏訪岡谷線の模様をお届けしたいと思います(^^)
なお、例によって掲載の情報は記事執筆時点での情報です。最新情報は京王バスさんのWebサイトで確認してください。
・京王バスのWebサイト
https://www.keio-bus.com/
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
新宿-諏訪岡谷線は、文字通り諏訪・岡谷・茅野より山梨県を経て、東京へと至る路線です。最大の特徴は、長野県発着の路線でありながら、小淵沢や韮崎といった山梨県西部地域でも乗降車扱いがあること。現在、中央高速バスの東京行きの路線でこの地域をカバーしているのは諏訪岡谷線のみで、そのあたりの需要をかなり汲んでいる重要な路線となります。
当路線も例にもれず、新型コロナウィルス感染症対策のために全便運休となっていましたが、松本線等と時を同じくして復活。諏訪岡谷地域のみならず、山梨県西部地域の皆さんにも福音となったことでしょう(^^)
そんな新宿-諏訪岡谷線の再開、さっそく迎え撃ってきました!
新宿-諏訪岡谷線KO3803便(上諏訪経由・岡谷行き)
<1号車>京王バス東X51311号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QRG-MS96VP
年式:2013年式
ナンバー:杉並210あ311
所属営業所:京王バス東 永福町営業所
記念すべき再開後の新宿発第1号となる3803便です!まだ完全にダイヤが復活していないので、この便が始発となります。
やってきたのは、のっけから元・世田谷営業所のエアロエースでした!やっぱり、長野県中南信向けの路線で世田谷営業所の車が入ってくると違和感があります(^^; 木曽福島線はずっと世田谷の担当だったのに、他路線で元・世田谷の車を見ると新鮮に感じるのは何故だろうw
新宿-諏訪岡谷線JR3810便(新宿行き)
<1号車>ジェイアールバス関東H654-08401号車


車種:三菱ふそう エアロエース
型式:BKG-MS96JP
年式:2008年式
ナンバー:諏訪200か16
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
お次はジェイアールさんのBKG-エースです!レギュラーでBKG-エースが入る貴重な路線のため、久々に姿を見られて良かったです。伊那市の中央道支店に長らく疎開していたのですが、その車たちが元気な姿で目の前に現れると、とても安心します。
行先表示灯の「バスタ新宿(新宿駅)」という表示が何とも言えず頼もしいです!!

この表示を見ると、いよいよ諏訪岡谷線も復活したなぁという感じがしますね!
新宿-諏訪岡谷線KO3807便(上諏訪経由・岡谷行き)
<1号車>京王バス東X61806号車

車種:日野 セレガHD
型式:2TG-RU1ASDA
年式:2018年式
ナンバー:杉並210あ806
所属営業所:京王バス東 永福町営業所
続いては、再び京王さんの便。今度は2TG-セレガが登板です。個人的には駒ヶ根線の運休以来、京王さんの2TG-セレガに長いことご無沙汰しています。たまに駒ヶ根にも顔を出す車両がこうして現れてくれたので、運が良かったなと(^^)
なお、最前列はビニールカーテンで飛沫防止を図っている様子が分かります。
新宿-諏訪岡谷線JR3814便(新宿行き)
<1号車>ジェイアールバス関東H654-09403号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:BKG-MS96JP
年式:2009年式
ナンバー:諏訪200か14
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
こちらも諏訪支店お馴染みのBKG-エアロエースです。楽座シート搭載車となりますが、実はまだ乗ったことがありません。こちらもまたいつか折を見て乗りに行こうかなと思っている次第。
・・・って、よく見たらこの車、逆T字窓なんですね!前便・JR3810便のH654-08401号車(元・東京支店)は全固定窓でしたから、導入元の支店によるのかも知れません。
新宿-諏訪岡谷線AK3853便(岡谷経由・上諏訪行き)
<1号車>アルピコ交通18064号車



車種:日野 セレガHD
型式:2TG-RU1ASDA
年式:2018年式
ナンバー:諏訪200か92
所属営業所:アルピコ交通中南信支社 茅野営業所
最後に、満を持してアルピコ交通(茅野)のセレガが登場です!当初はこんなに待つ予定じゃなかったのですが、やっぱりアルピコ交通がないと締まらないな...と思い、予定を大幅に変更して、新宿からの折り返し便を狙ってみた次第(^^;
5色のアルピコカラー(通称:ダイナミックストライプ)は、やっぱり我々長野県民にとって特別なのです♪ 待った甲斐あって、諏訪岡谷線の復活を象徴する車両たちを思い残すことなく見届けることができました!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今回は、諏訪岡谷線の復活の模様をお送りしてきました。現在のところ、運行本数としては京王・アルピコ・JRで各2便ずつ、計6往復分となります。山梨交通とフジエクスプレスも参画する路線ですが、そちらは相変わらず運休のまま。ワガママを言ってしまえば、山交もフジエクも元に戻ってほしいなぁと思います。
中央高速バス運行再開レポートはまだ続きます。次回は、新宿-白馬線の模様をお送りしていこうと思いますので、お楽しみに!
なお、例によって掲載の情報は記事執筆時点での情報です。最新情報は京王バスさんのWebサイトで確認してください。
・京王バスのWebサイト
https://www.keio-bus.com/
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
新宿-諏訪岡谷線は、文字通り諏訪・岡谷・茅野より山梨県を経て、東京へと至る路線です。最大の特徴は、長野県発着の路線でありながら、小淵沢や韮崎といった山梨県西部地域でも乗降車扱いがあること。現在、中央高速バスの東京行きの路線でこの地域をカバーしているのは諏訪岡谷線のみで、そのあたりの需要をかなり汲んでいる重要な路線となります。
当路線も例にもれず、新型コロナウィルス感染症対策のために全便運休となっていましたが、松本線等と時を同じくして復活。諏訪岡谷地域のみならず、山梨県西部地域の皆さんにも福音となったことでしょう(^^)
そんな新宿-諏訪岡谷線の再開、さっそく迎え撃ってきました!
新宿-諏訪岡谷線KO3803便(上諏訪経由・岡谷行き)
<1号車>京王バス東X51311号車
車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QRG-MS96VP
年式:2013年式
ナンバー:杉並210あ311
所属営業所:京王バス東 永福町営業所
記念すべき再開後の新宿発第1号となる3803便です!まだ完全にダイヤが復活していないので、この便が始発となります。
やってきたのは、のっけから元・世田谷営業所のエアロエースでした!やっぱり、長野県中南信向けの路線で世田谷営業所の車が入ってくると違和感があります(^^; 木曽福島線はずっと世田谷の担当だったのに、他路線で元・世田谷の車を見ると新鮮に感じるのは何故だろうw
新宿-諏訪岡谷線JR3810便(新宿行き)
<1号車>ジェイアールバス関東H654-08401号車
車種:三菱ふそう エアロエース
型式:BKG-MS96JP
年式:2008年式
ナンバー:諏訪200か16
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
お次はジェイアールさんのBKG-エースです!レギュラーでBKG-エースが入る貴重な路線のため、久々に姿を見られて良かったです。伊那市の中央道支店に長らく疎開していたのですが、その車たちが元気な姿で目の前に現れると、とても安心します。
行先表示灯の「バスタ新宿(新宿駅)」という表示が何とも言えず頼もしいです!!
この表示を見ると、いよいよ諏訪岡谷線も復活したなぁという感じがしますね!
新宿-諏訪岡谷線KO3807便(上諏訪経由・岡谷行き)
<1号車>京王バス東X61806号車
車種:日野 セレガHD
型式:2TG-RU1ASDA
年式:2018年式
ナンバー:杉並210あ806
所属営業所:京王バス東 永福町営業所
続いては、再び京王さんの便。今度は2TG-セレガが登板です。個人的には駒ヶ根線の運休以来、京王さんの2TG-セレガに長いことご無沙汰しています。たまに駒ヶ根にも顔を出す車両がこうして現れてくれたので、運が良かったなと(^^)
なお、最前列はビニールカーテンで飛沫防止を図っている様子が分かります。
新宿-諏訪岡谷線JR3814便(新宿行き)
<1号車>ジェイアールバス関東H654-09403号車
車種:三菱ふそう エアロエース
型式:BKG-MS96JP
年式:2009年式
ナンバー:諏訪200か14
所属営業所:ジェイアールバス関東 諏訪支店
こちらも諏訪支店お馴染みのBKG-エアロエースです。楽座シート搭載車となりますが、実はまだ乗ったことがありません。こちらもまたいつか折を見て乗りに行こうかなと思っている次第。
・・・って、よく見たらこの車、逆T字窓なんですね!前便・JR3810便のH654-08401号車(元・東京支店)は全固定窓でしたから、導入元の支店によるのかも知れません。
新宿-諏訪岡谷線AK3853便(岡谷経由・上諏訪行き)
<1号車>アルピコ交通18064号車
車種:日野 セレガHD
型式:2TG-RU1ASDA
年式:2018年式
ナンバー:諏訪200か92
所属営業所:アルピコ交通中南信支社 茅野営業所
最後に、満を持してアルピコ交通(茅野)のセレガが登場です!当初はこんなに待つ予定じゃなかったのですが、やっぱりアルピコ交通がないと締まらないな...と思い、予定を大幅に変更して、新宿からの折り返し便を狙ってみた次第(^^;
5色のアルピコカラー(通称:ダイナミックストライプ)は、やっぱり我々長野県民にとって特別なのです♪ 待った甲斐あって、諏訪岡谷線の復活を象徴する車両たちを思い残すことなく見届けることができました!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今回は、諏訪岡谷線の復活の模様をお送りしてきました。現在のところ、運行本数としては京王・アルピコ・JRで各2便ずつ、計6往復分となります。山梨交通とフジエクスプレスも参画する路線ですが、そちらは相変わらず運休のまま。ワガママを言ってしまえば、山交もフジエクも元に戻ってほしいなぁと思います。
中央高速バス運行再開レポートはまだ続きます。次回は、新宿-白馬線の模様をお送りしていこうと思いますので、お楽しみに!
Posted by むすまる(2号車) at
07:00
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