2020年11月07日
東京都を走る初代セレガ(関東バス131号車)
東京都内で初代セレガに乗車できるだなんて、とんでもない盲点でした。

バス仲間との会話の中でポッと出てきた話題でしたが、調べてみたらまだ現役で走っているとのこと。その路線とは、関東バスが運行する吉祥寺-お台場線です。
・関東バス 吉祥寺-お台場直行バス
https://www.kanto-bus.co.jp/express/odaiba.php
土日および休日のみの運行ではありますが、吉祥寺駅からお台場・大江戸温泉物語を結んでいます。そんな都会のど真ん中を走る路線に、希少車である初代セレガが専用車として運行されているのです。にわかには信じがたい話です。
また、乗車時間約90分で、料金が片道880円(※2020年11月現在)というのも魅力です。交通系ICカードでの決済にも対応してます。まさか1,000円かからずに初代セレガに乗車できるだなんて...こんな贅沢があっていいのだろうか(^^;
今となってはその姿すらほとんど見かけなくなってしまった初代セレガ。今回の記事では、その乗車旅の模様をお送りしていこうと思います。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
1.旅の始まりは大江戸温泉物語から!
お台場にある温泉施設・大江戸温泉物語。
その目の前に、朝の便で吉祥寺駅からやってきた関東バス131号車が待機していました。
-----------------
吉祥寺-お台場直行バス 吉祥寺駅方面行き1便
11:25発→吉祥寺駅前行き
関東バス131号車



車種:日野 セレガFD
型式:KC-RU3FSCB
年式:1999年式
ナンバー:多摩230あ131
所属営業所:関東バス 武蔵野営業所
-----------------
紛れもなく初代セレガです。日野自動車のセレガは、このモデルから始まりました。Sexy & Elegant だから セレガ(S'elega)。それを体現するとともに、現行型のセレガにも通ずる優美なデザインが本当に素敵です。
個人的に、フロントマスクがとても好きです。

かつては地元のバス会社でも飽きるほど見られた個体で、懐かしさを感じるフロントマスクです。
年々厳しくなる排ガス規制にも見事に適合し、今も元気で走り続けている希少な個体というのも、なかなかグッとくるポイントですね。
バス停は大江戸温泉物語の建物の目の前にあります。

ロータリーの外れに標柱があり、そこでバスを待ちます。
暫くの後、野太いイグニッション音が聞こえます。バスが発車準備を始めたようです。

点検のためか、ライトが点灯します。
発車5分前、バスが動き始めました。特徴的なシフト音とホイールパークの音を伴い、バス停へとゆっくり入線してきます。
そして折戸がガバッと開き、乗車扱いが始まります。運転手さんに吉祥寺駅前まで行くことを伝え、その外観に似つかわしくないICカード決済を完了。いよいよ車内へと進みます。
おや?どこかで見覚えのある内装・・・

それもそのはず。この車はかつてMBCラインという会社にいた車両とのことで、山梨交通に高速車として中古導入されたC763号車(2000年式セレガFS)と同郷の車両なのです!
C763号車は既に引退してしまっていますが、その面影を感じる車がこうして都内をブンブン走っているというのは、なんとも不思議な感覚です。
灰皿が設置された座席に年代を感じます(車内は全面禁煙のため、灰皿そのものは取り外されています)。ジュースラックも金属製ですね。

上を見上げれば、ちょっと古めかしいエアコン吹き出し口と、やや新しめの降車ボタン。

このギャップがなんとも言えません。
バスは自由席です。ということで、もちろん後方に着座。

初代セレガのエンジン音とシフト音を目一杯楽しみたいと思います!
2.一路、吉祥寺へ!
バスは大江戸温泉前を出発。案内放送がかかります。

日本語、英語での案内に加え、中国語、韓国語での案内まで入っていました。多くの外国人観光客に配慮した設定であることが伺えます。
さてさて、バスは次の乗車停留所・ホテルグランドニッコー東京台場へ。


ホテル自体もご覧の通りの威容。バス停にはポーターさんがおられるなど、格調高いホテルです。恐らく私には一生縁がないでしょう(^^;
フジテレビを眺めつつ、バスは次の乗車停留所であるヴィーナスフォートへ。


ショッピングセンターの裏手側?のバス停で乗車扱いです。
ヴィーナスフォートを出たバスは、私が良く仕事で降り立つ国際展示場駅前へ。

こちらの画像は後ろにあるワシントンホテルです。バス停は、りんかい線の国際展示場駅にほど近いところにありました。仕事で散々来ているはずなのに、このバス停の存在にすら気づかなかった...
東京ビッグサイトを横目に、ここからは一路、都心へと向かっていきます。

次に停車するのは高井戸駅。

首都高台場線に入り、レインボーブリッジを通過します。

力強い大排気量エンジン音が頼もしいです!
高速道路を軽やかに走るバスの走行音を楽しんでいたら、あっという間に新宿を過ぎ、高井戸へ。

後方席に座っているのを良いことに、インターを通過したところを撮影です♪
京王線の高井戸駅前に到着。


これより降車扱いが始まります。
次は、終点の吉祥寺駅北口です。

休日ということで、人通りの激しい吉祥寺駅前のロータリーで降車となります。

順調に来れたので、バスは定刻より15分ほどの早着となりました。運転手さん、お疲れ様でした(^^)
3.再びお台場へ
今日はこれで終わりじゃありません!まさかの往復乗車を楽しむことにします(^^)
乗車便は13:20発のお台場方面行き2便。
全く同じバスに乗り、全く同じコースを折り返しです。運転手さんももちろん同じ。奇異の眼差しを感じないでもないですが...構わず乗車です!!
再び高井戸駅前から高井戸ICへと入り、首都高へ。

江戸城弁慶濠で釣りやボートを楽しむ人々の姿を眺めながら、お台場へと向かっていきます。
今度はさっきと逆回りとなるので、先ほどはゆっくり見られなかった東京タワーを眺めることができました。


都心環状線をグルリと周り、バスは再び台場線へと進んでいきます。
台場線といえば、レインボーブリッジ!


某ドラマの光景が蘇ります♪
ビルの隙間から東京スカイツリーも見えました。

東京の2大タワー、無事にコンプリートです!
首都高を降りると、吉祥寺行きの最初の停留所であったホテルグランドニッコーに停車します。

続いてヴィーナスフォート。

さらに国際展示場駅前と過ぎます。

お客さんがあまり乗っていなかったせいか、定刻よりだいぶ巻き気味に運行しているようです。もっと乗っていたいですが、さすがにそれは叶わないご様子(^^;
そして、日本科学未来館の横を過ぎ、バスは大江戸温泉物語へと戻っていきます。

道路はコロナ禍のせいもあってか、渋滞もなく順調。
最終的に、定刻より30分近く巻いて、再び大江戸温泉物語に到着です。

運転手さんに御礼を言って下車。往復ともに大変お世話になりましたm(__)m
私たちが降車すると行先表示が「回送」へと変わり、バスは停留所を離れていきました。

そして、先ほどと同じ待機場に再び入り、折り返しまで待機となる模様です。次の折り返しは17:30発の高井戸・吉祥寺駅経由→武蔵野営業所行きで、やや長めの待機時間となります。帰りは、温泉から帰る人たちを乗せて戻ることになるのでしょう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こんな感じで、初代セレガへの乗車は無事に完了となりました。乗車時間90分というのは長いようで短いので、「もう終わってしまったか」という感じです。
都内でレギュラー運用に入るセレガFDは、恐らくこの1台だけではないでしょうか。これほどの高年式車でありながら、まだまだ現役で活躍している車はなかなかありません。特に、塩カルの被害が深刻な雪国を走る車両は、その分だけ劣化も早く、気づけば世代交代が起こってしまっているという状況です。私の地元のバス会社からも、初代セレガの高速・貸切車が完全に姿を消して早4年。仕方のないこととはいえ、寂しい思いをしていました。
しかし、そんな懐かしい型式の車両に、よりによって都内で会えたのです。これは嬉しい出来事でした。とはいえ、年式も年式ですから、このタイミングで乗れたことは非常に幸運でした。許される限りは末永く頑張ってほしいなと思います。
今回の旅も、お陰様で良い思い出となりました。改めましてありがとうございました!!
バス仲間との会話の中でポッと出てきた話題でしたが、調べてみたらまだ現役で走っているとのこと。その路線とは、関東バスが運行する吉祥寺-お台場線です。
・関東バス 吉祥寺-お台場直行バス
https://www.kanto-bus.co.jp/express/odaiba.php
土日および休日のみの運行ではありますが、吉祥寺駅からお台場・大江戸温泉物語を結んでいます。そんな都会のど真ん中を走る路線に、希少車である初代セレガが専用車として運行されているのです。にわかには信じがたい話です。
また、乗車時間約90分で、料金が片道880円(※2020年11月現在)というのも魅力です。交通系ICカードでの決済にも対応してます。まさか1,000円かからずに初代セレガに乗車できるだなんて...こんな贅沢があっていいのだろうか(^^;
今となってはその姿すらほとんど見かけなくなってしまった初代セレガ。今回の記事では、その乗車旅の模様をお送りしていこうと思います。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
1.旅の始まりは大江戸温泉物語から!
お台場にある温泉施設・大江戸温泉物語。
その目の前に、朝の便で吉祥寺駅からやってきた関東バス131号車が待機していました。
-----------------
吉祥寺-お台場直行バス 吉祥寺駅方面行き1便
11:25発→吉祥寺駅前行き
関東バス131号車
車種:日野 セレガFD
型式:KC-RU3FSCB
年式:1999年式
ナンバー:多摩230あ131
所属営業所:関東バス 武蔵野営業所
-----------------
紛れもなく初代セレガです。日野自動車のセレガは、このモデルから始まりました。Sexy & Elegant だから セレガ(S'elega)。それを体現するとともに、現行型のセレガにも通ずる優美なデザインが本当に素敵です。
個人的に、フロントマスクがとても好きです。
かつては地元のバス会社でも飽きるほど見られた個体で、懐かしさを感じるフロントマスクです。
年々厳しくなる排ガス規制にも見事に適合し、今も元気で走り続けている希少な個体というのも、なかなかグッとくるポイントですね。
バス停は大江戸温泉物語の建物の目の前にあります。
ロータリーの外れに標柱があり、そこでバスを待ちます。
暫くの後、野太いイグニッション音が聞こえます。バスが発車準備を始めたようです。
点検のためか、ライトが点灯します。
発車5分前、バスが動き始めました。特徴的なシフト音とホイールパークの音を伴い、バス停へとゆっくり入線してきます。
そして折戸がガバッと開き、乗車扱いが始まります。運転手さんに吉祥寺駅前まで行くことを伝え、その外観に似つかわしくないICカード決済を完了。いよいよ車内へと進みます。
おや?どこかで見覚えのある内装・・・
それもそのはず。この車はかつてMBCラインという会社にいた車両とのことで、山梨交通に高速車として中古導入されたC763号車(2000年式セレガFS)と同郷の車両なのです!
C763号車は既に引退してしまっていますが、その面影を感じる車がこうして都内をブンブン走っているというのは、なんとも不思議な感覚です。
灰皿が設置された座席に年代を感じます(車内は全面禁煙のため、灰皿そのものは取り外されています)。ジュースラックも金属製ですね。
上を見上げれば、ちょっと古めかしいエアコン吹き出し口と、やや新しめの降車ボタン。
このギャップがなんとも言えません。
バスは自由席です。ということで、もちろん後方に着座。
初代セレガのエンジン音とシフト音を目一杯楽しみたいと思います!
2.一路、吉祥寺へ!
バスは大江戸温泉前を出発。案内放送がかかります。
日本語、英語での案内に加え、中国語、韓国語での案内まで入っていました。多くの外国人観光客に配慮した設定であることが伺えます。
さてさて、バスは次の乗車停留所・ホテルグランドニッコー東京台場へ。
ホテル自体もご覧の通りの威容。バス停にはポーターさんがおられるなど、格調高いホテルです。恐らく私には一生縁がないでしょう(^^;
フジテレビを眺めつつ、バスは次の乗車停留所であるヴィーナスフォートへ。
ショッピングセンターの裏手側?のバス停で乗車扱いです。
ヴィーナスフォートを出たバスは、私が良く仕事で降り立つ国際展示場駅前へ。
こちらの画像は後ろにあるワシントンホテルです。バス停は、りんかい線の国際展示場駅にほど近いところにありました。仕事で散々来ているはずなのに、このバス停の存在にすら気づかなかった...
東京ビッグサイトを横目に、ここからは一路、都心へと向かっていきます。
次に停車するのは高井戸駅。
首都高台場線に入り、レインボーブリッジを通過します。
力強い大排気量エンジン音が頼もしいです!
高速道路を軽やかに走るバスの走行音を楽しんでいたら、あっという間に新宿を過ぎ、高井戸へ。
後方席に座っているのを良いことに、インターを通過したところを撮影です♪
京王線の高井戸駅前に到着。
これより降車扱いが始まります。
次は、終点の吉祥寺駅北口です。
休日ということで、人通りの激しい吉祥寺駅前のロータリーで降車となります。
順調に来れたので、バスは定刻より15分ほどの早着となりました。運転手さん、お疲れ様でした(^^)
3.再びお台場へ
今日はこれで終わりじゃありません!まさかの往復乗車を楽しむことにします(^^)
乗車便は13:20発のお台場方面行き2便。
全く同じバスに乗り、全く同じコースを折り返しです。運転手さんももちろん同じ。奇異の眼差しを感じないでもないですが...構わず乗車です!!
再び高井戸駅前から高井戸ICへと入り、首都高へ。
江戸城弁慶濠で釣りやボートを楽しむ人々の姿を眺めながら、お台場へと向かっていきます。
今度はさっきと逆回りとなるので、先ほどはゆっくり見られなかった東京タワーを眺めることができました。
都心環状線をグルリと周り、バスは再び台場線へと進んでいきます。
台場線といえば、レインボーブリッジ!
某ドラマの光景が蘇ります♪
ビルの隙間から東京スカイツリーも見えました。
東京の2大タワー、無事にコンプリートです!
首都高を降りると、吉祥寺行きの最初の停留所であったホテルグランドニッコーに停車します。
続いてヴィーナスフォート。
さらに国際展示場駅前と過ぎます。
お客さんがあまり乗っていなかったせいか、定刻よりだいぶ巻き気味に運行しているようです。もっと乗っていたいですが、さすがにそれは叶わないご様子(^^;
そして、日本科学未来館の横を過ぎ、バスは大江戸温泉物語へと戻っていきます。
道路はコロナ禍のせいもあってか、渋滞もなく順調。
最終的に、定刻より30分近く巻いて、再び大江戸温泉物語に到着です。
運転手さんに御礼を言って下車。往復ともに大変お世話になりましたm(__)m
私たちが降車すると行先表示が「回送」へと変わり、バスは停留所を離れていきました。
そして、先ほどと同じ待機場に再び入り、折り返しまで待機となる模様です。次の折り返しは17:30発の高井戸・吉祥寺駅経由→武蔵野営業所行きで、やや長めの待機時間となります。帰りは、温泉から帰る人たちを乗せて戻ることになるのでしょう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こんな感じで、初代セレガへの乗車は無事に完了となりました。乗車時間90分というのは長いようで短いので、「もう終わってしまったか」という感じです。
都内でレギュラー運用に入るセレガFDは、恐らくこの1台だけではないでしょうか。これほどの高年式車でありながら、まだまだ現役で活躍している車はなかなかありません。特に、塩カルの被害が深刻な雪国を走る車両は、その分だけ劣化も早く、気づけば世代交代が起こってしまっているという状況です。私の地元のバス会社からも、初代セレガの高速・貸切車が完全に姿を消して早4年。仕方のないこととはいえ、寂しい思いをしていました。
しかし、そんな懐かしい型式の車両に、よりによって都内で会えたのです。これは嬉しい出来事でした。とはいえ、年式も年式ですから、このタイミングで乗れたことは非常に幸運でした。許される限りは末永く頑張ってほしいなと思います。
今回の旅も、お陰様で良い思い出となりました。改めましてありがとうございました!!
【乗車記】名古屋ライナー甲府4号(山梨交通C778号車)
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【乗車記】名古屋-伊那箕輪線SN14515便(信南交通1241号車)
Posted by むすまる(2号車) at 07:00│Comments(2)
│乗車記
この記事へのコメント
初代セレガの写真ありがとうございます。車内の写真もありがとうございます。古いバスの写真もこれからもお願いします。観光バスはプライベートで乗った事がありません。料金が安いのはありがたいですね。セレガのハイブリッドの写真もお願いします。
Posted by えど at 2021年10月26日 21:46
> えど 様
関東付近だと、こうした車両もどんどん見られなくなってきていますね。貴重な車両が残っているうちに、しっかり見収めておきたいなと思っています。
ご要望頂いたセレガハイブリッドは...富士急あたりで乗るしかないですかね(^^;
関東付近だと、こうした車両もどんどん見られなくなってきていますね。貴重な車両が残っているうちに、しっかり見収めておきたいなと思っています。
ご要望頂いたセレガハイブリッドは...富士急あたりで乗るしかないですかね(^^;
Posted by むすまる(2号車)
at 2021年10月27日 23:36
