だいぶご無沙汰してしまいましたが、今回は名古屋-伊那箕輪線の乗車記をお届けしていきたいと思います。

今回セレクトしたのは、6:30に箕輪営業所を出発する14407便。本来だったら伊那バスが担当していたダイヤなのですが、新型コロナウィルス感染症の拡大による減便が生じ、信南交通の担当に代わっていました。

※7月下旬からの運行再開便の拡大に伴い、当便は伊那バス担当に戻っています。しかし、9月からは再び減便が発生するため、当便は再び信南交通の担当に戻るようです。

せっかくなので、始発から終点まで楽しみたいと思い、今回は箕輪~名鉄バスセンターまでの通し乗車としました。

箕輪バス停は伊那バス箕輪営業所にあります。駅からは少し離れていますが、発券所やタクシーの営業所もあるので、意外に利便性の高いバス停です。

営業所の奥の駐車スペースでは、今日の担当車両・信南交通796号車が発車を待っていました。

名古屋-伊那箕輪線SN14407便
6:30 箕輪発→名鉄バスセンター行き

1号車:信南交通796号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:LKG-MS96VP
年式:2011年式
ナンバー:松本200か796
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


まだ「回送」表示で、エンジンもかかっていませんでした。乗車当日は伊那バスとの2台運行だったので、2号車の到着を待っていたのかも知れません。ちょっと早く来すぎたかな(^^;

バス停のそばをぶらぶらしながら、しばしの時間つぶし。

当日はあいにくの天気で、雨がポツポツと降っていました。乗車したのは梅雨の長雨が明ける前の時期だったので、この時期にしては肌寒いくらい。早く梅雨が明けないかなぁと、モノトーンな空を眺めていたことが妙に記憶に残っています。

突如エンジンに火が入り、方向幕が『特急 名古屋』に切り替わります。

ということは・・・?

耳をすましていると、まだ車通りがなく静謐な箕輪の町並みから、重苦しい走行音が聞こえてきます。極めつけはストロークの長い特徴的なFFシフトの音。もう間違いありませんね(^^)

名古屋-伊那箕輪線SN14407便
6:30 箕輪発→名鉄バスセンター行き

2号車:伊那バス21180号車

車種:日野 セレガHD
型式:PKG-RU1ESAA
年式:2009年式
ナンバー:松本200か700
所属営業所:伊那バス 本社営業所


2号車は伊那バスのPKG-セレガ・21180号車でした。

今となっては貴重な名古屋線の2台運行、楽しみたいと思います!!

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2号車の伊那バスも捨てがたかったですが、今回は1号車の信南交通に乗車。乗車改札を終え、車内へと入ります。

今となっては絶滅危惧種となってしまった独特な内装が迎えてくれます。

この日は後方に着座。

開放的な車内でゆったりとした旅を楽しみたいと思います(^^)

シートはハイスタンダード仕様。

シートの間にはセンターアームレストが備えられたワイドシートとなっています。

有難いことに、全席コンセント付きです!

この車はもともと全席コンセント付きではなかったのですが、追加で装備されました。

オーバーホールの時に合わせて改造したのか、照明もLED式に換装されています。

カバーのおかげでLED独特なギラギラした感じが抑えられ、車内を明るく照らしてくれています。

信南交通の高速車といえば、車両最後方にある電話席。

2017年前半の導入である1208号車まで採用された、信南交通伝統の仕様といって良いでしょう。

降車ボタンとエアコンユニット、フロア柄、カーテン柄はこんな感じです。





特徴的な色合いのシートとは裏腹に、落ち着いたデザインの内装が採用されています。

さて、こんな感じに内装を楽しみつつ、発車の時を待ちます。

この車はもう新宿線に入らなくなったので、名古屋行きの表示がすっかり板についたご様子。

定刻となり、バスはドアを閉めて発車となりました。結局、箕輪から始発乗車するのは私だけのようです。

箕輪営業所を右折で出ると、すぐに箕輪町役場入口に到着します。

小雨の降る箕輪の街並みを抜け、バスはさらに伊北インターを目指します。

次は伊北インター前バス停。モスバーガー伊北インター店を過ぎた先にあります。



ここでも乗客はありません。

バスはそのまま伊北インターへと入り、中央道を走っていきます。

お天気や感染症の影響からか、休日にも関わらず、高速道路は閑散としています。

伊北インターから少し走り、中央道箕輪を通過。


ここからは見慣れた景色が広がります。

この先にある伊那インターでいったん高速を降り、伊那インター前バス停から伊那バスターミナルへ。

伊那BTではそこそこお客さんが乗車され、車内が徐々に活気づいてきました。

私の乗る1号車が伊那BTを出る頃、ちょうど入れ替わりで2号車が入線。

図ったかのような、見事なタイミングでした!

続いては沢渡。

この辺に来ると、朝が早かったこともあり、だんだんと眠気が...

バスはそのまま宮田を経て駒ヶ根へ。駒ヶ根バスターミナルへと向かう時に駒ヶ根駅前を通過するのですが、ちょうど中央アルプス観光の駒ヶ岳ロープウェイ線(始発)が待機していました。

慌てて撮ったので、逆光が酷いのはご愛敬です(^^;

駒ヶ根バスターミナルでの乗車扱いの後、バスは駒ヶ根ICより再び中央道に入ります。インター内の中央道駒ヶ根インターBSにて乗車扱いを行うと、一路名古屋を目指します。

次のバス停は中央道飯島です。

この辺でバス停の記録はいったん停止することにしました。

雨にけぶる中央道をひたすら南進。

ここは与田切川ですが、なかなか幻想的な雰囲気となっていました(^^)

このあたりで眠気が限界を迎えたため、大人しく休むことにしました。おやすみなさい zzz...

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・・・思ったより長く寝てしまいました。ここはどこだろうと車窓を見れば、バスはちょうど恵那峡トンネルを抜けて、長い下りに入っているところでした。

勾配が緩くなってきた頃、中津川インター内にある中津川BSに到着です。ここから少し走ったところに、休憩場所の恵那峡SAがあります。

恵那峡SAには8:40過ぎくらいに到着しました。発車時刻は8:55分とのアナウンスです。

外は相変わらず雨が降っていますが、休憩時間には早速お仕事が待っています♪

この時間、ちょうど強い雨雲がかかっていたみたいで、少し歩いただけでも結構濡れてしまいました。

離れた位置に2号車も到着。

本来なら10分休憩のところ、1号車の休憩を少し長く取ってくれたので、余裕をもって回収です♪

雨は相変わらず降り続いていますが、雨中の中央道を再び名古屋へと向かいます。

恵那ICを過ぎ、瑞浪天徳で再び停車。

たまに乗車があるバス停ですが、さすがにこの日は乗降車ともにありませんでした。

続いて桃花台BSを通過。

その先はすぐに小牧JCTとなり、中央道はここで終点です。バスは小牧JCTから東名高速→小牧ICから名古屋高速へと入っていきます。ここまで来ると、いよいよ旅も終わりが近づいてきます。

そして、いつものように東新町ICを降りて栄へ。

東濃鉄道さんの高速バスと並び、仲良く栄方面へと曲がっていきます。

驚くべきことに、今回は栄での降車がありませんでした。座席は半分以上が埋まっていましたが、全員が名鉄バスセンターに向かうようです。私は栄を降車なしで通過した経験がないので、これはこれで意外でした(^^;

そうしたこともあってか、大した遅れもなく、定刻通りに名鉄バスセンター到着となりました!

高速も名古屋市内もガラガラ。こんな姿を見ることになろうとは...と驚きに満ちた旅ではありましたが、今回も無事に到着となり、良かったです。運転手さん、お疲れ様でした。ありがとうございましたm(__)m

1号車が去ってしばらくすると、2号車の伊那バスも到着となりました。

時間差もあまりなく、こちらも順調に来たことが伺えます。お疲れ様でした(^^)

名古屋も雨がシトシトと降っていますが、天気は回復傾向とのこと。早く晴れると良いなぁと思いながら、私は次の目的地へと向かうのでした。  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通乗車記中央道高速バス名古屋-伊那箕輪線

運行再開したアルペン伊那号(阪急観光バス担当便)

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遅ればせながらですが、去る7月17日、伊那・箕輪・飯田エリア~京都・大阪エリアを結ぶ長距離路線であるアルペン伊那号が運行再開しました!!

アルペン伊那号には阪急観光バス、伊那バス、信南交通が参画しています。運行形態としては、阪急観光バスが毎日運行、伊那バスと信南交通が隔日交互運行となっています。7月17日の運行再開日は午前に大阪を出る阪急観光バス担当便と、午後に箕輪を出る伊那バス担当便の1本ずつでしたが、翌日18日からは全便が運行再開となっています。

今回の記事では、このほど運行再開となったアルペン伊那号の模様について一挙にご紹介していきたいと思います!

アルペン伊那号0001便
5:40 箕輪発→大阪・USJ行き

1号車:阪急観光バス286号車



車種:日野 セレガHD
型式:PKG-RU1ESAA
年式:2008年式
ナンバー:なにわ230あ286
所属営業所:阪急観光バス 中津営業所


運行再開を祝し、いの一番にお出迎えしたのは、何と言っても阪急観光バスさんの車両です!アルペン伊那号を専属で担当する2台のうち、286号車が運行再開の初便を担当していました。

そして、阪急観光バス286号車と同じくアルペン伊那号を専属で担当するもう1台の車両・287号車の姿も、伊那バス本社で拝見出来ました(^^)

阪急観光バス287号車

車種:日野 セレガHD
型式:PKG-RU1ESAA
年式:2008年式
ナンバー:なにわ230あ287
所属営業所:阪急観光バス 中津営業所


アルペン伊那号の折り返し待機は伊那バス本社となります。伊那バス本社の一角に阪急の高速バスが戻ってきてくれたこと、本当に嬉しいです!!

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続いては、アルペン伊那号の長野県側事業者のラインナップをご紹介します。

アルペン伊那号0002便
15:45 箕輪発→大阪行き

1号車:伊那バス25188号車



車種:日野 セレガHD
型式:QRG-RU1ASCA
年式:2013年式
ナンバー:松本230あ188
所属営業所:伊那バス 本社営業所


伊那バス25188号車です!
運行再開からしばらくの間は、これまで専属車だった27195号車ではなく、色々な車両が交代で担当するようになっていました。いずれにしても、ハイエンドワイドシート+パウダールーム付きトイレ車を中心に運行しているようです。

アルペン伊那号0002便
15:45 箕輪発→大阪行き

1号車:信南交通919号車



車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QRG-MS96VP
年式:2013年式
ナンバー:松本200か919
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


続いては信南交通担当のアルペン伊那号です。撮影当日は919号車が担当していました。信南交通担当便に関しては、ヘッドサポーター付きハイグレードシートとなっているのみならず、全席コンセント付きの車両で運行されています。

全便運行再開となったアルペン伊那号の姿、早々に見られて良かったです。今もって大変な中ですが、伊那バスターミナルにも徐々に賑わいが戻ってきていることは嬉しいことです。この姿が続いてくれるといいなぁと願っています。

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ちなみにですが、アルペン伊那号の運行再開を祝し、大阪~伊那までの旅を楽しんできました。その模様は後日改めてお伝えしたいと思います(^^)  

飯田(飯田商工会館)というバス停があります。
ここは、中央高速バス・新宿-飯田線の終起点バス停です(※当ブログでは、新宿-伊那飯田線・飯田系統を便宜的に新宿-飯田線と呼称しています)。えっ、飯田駅じゃないの?と思われるかも知れませんが、さにあらず。恐らく地元の方かバス好きな方くらいしか知らないのではと思われますが、飯田駅から少し離れたこの場所に、名古屋線や長野線の終起点があるのです。

実は私、飯田線はいつも途中下車で、始発~終点までの通し乗車をしてみたことがないのです。せっかくなので、そんな願望を叶えてみることにしました。

よって、今回の旅は飯田線を始発から終点まで乗り通す旅の模様をお送りしてきたいと思います!!

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今回乗車するのは、信南交通担当の特急便・SN3710便。当日は2台運行となっていたので、2号車に乗ってみることにしました。予約画面から、貸切車ではなく高速路線車であることが分かっていたのですが、2号車には何が来てくれるか分からない良さがあるので、それも併せて楽しんでみることにしました♪

定刻約10分前。
雨の降りしきる飯田商工会館前に、2台のエアロエースが到着しました!!

新宿-飯田線(新宿行き)SN3710便
7:24 飯田(飯田商工会館)発→バスタ新宿行き ※特急便

1号車:信南交通1152号車(QTG-MS96VP)
2号車:信南交通1060号車(QTG-MS96VP)


信南交通のQTG-エースが2台揃って入線です。しかも年式的には1歳差。1152が2016年式、1060が2015年式です(^^)

上述の通り、今回は2号車の1060号車に乗車。最近は1060号車によくお世話になります♪

ハイウェイバスドットコムのケータイ乗車券を見せて乗車改札。雨が激しく降って来ていたので、そくそくと車内に入りました。

相変わらず信南交通の車内は豪華ですね。

統一感のある色彩に、石畳調のフロアが豪華さを引き立てます。

シートはヘッドサポーター付きハイグレードワイドシート。

シートモケットは2013年式~2017年式までの統一仕様です。ちなみに、同じ2017年式でも、前半に導入された1208号車と後半に導入された1241号車・1243号車とで仕様が異なります。

メインの直接照明はLED仕様。

画像だと伝わりづらいですが、LED球が並んだ照明になっています。

もちろん全席コンセント付き。窓側座席は壁側、通路側座席はシート脇にコンセントが付いています。



車内にはフリーWi-Fiも飛んでいるため、長旅も快適ですね♪

各座席の頭上には、ふそう独特のスピーカーユニット。

エアコン吹き出し口・読書灯・スピーカーが一体となったユニットと、降車ボタンがそれぞれ付けられています。

車内各所にはプラズマクラスター発生装置が備えてあります。

時節柄、こうした装備も重宝しますね。

豪華で快適な車内空間で、新宿までの4時間強の旅を楽しむことにします!

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いよいよ飯田商工会館前を出発します!

今さら気づいたのですが、飯田商工会議所も今年で創立100周年なのですね!

次の乗車バス停が飯田駅となります。

バス観察等でたまに訪れるので、今となってはすっかり見慣れた赤い石畳と駅舎が見えます。

2-3分の停車の後、1号車に続いて飯田駅を出発。


飯田駅を出て、国道沿いに河岸段丘を下っていきます。


飯田インターに向かう道中、いつも通るルートが工事で通行止めだったため、バスは迂回ルートを通ります。

開通したばかりの北方トンネルを抜けていきます!いずれはこのルートが正規ルートとなるのでしょうか??

飯田インターの手前にある伊賀良バス停に到着です。

この辺りの高速バス停としては最大のバス停で、バスが縦列して入線する形状となっています。

伊賀良を出発すると、我々の直後に飯田商工会館前を発車した名鉄バスの名古屋-飯田線が入ってきました。

車番は分からなかったですが、令和顔のエアロエースであることは分かりました(^^;

伊賀良を出ると、いよいよ飯田ICから中央道へと入っていきます。

ギアが軽快にシフトアップされ、高速道路に合流です。

中央道は雨に加えて霧も出ていました。

雨がこれ以上酷くならないといいですが...

乗車バス停である上飯田→高森→松川→飯島の順に停車していきます。

飯田を出て約1時間後、駒ヶ根インターに到着です。

この便は超特急便となるため、ここが最後の乗車バス停になります。

雨やみの願いとは裏腹に、雨はどんどん激しさを増していきます。

あーあ...せっかくのお出かけなのになぁ...と窓を滴る水滴を眺めてションボリ。まぁ、天候がどうであれ、バス旅には行くけどね!!!w

乗車扱いを終えたバスは、再び中央道へ。

ここからは一路、新宿へと向かって行きます。

長く続く雨で、大田切川も増水しています。

普段はここからアルプスが見えたり、大田切川の清流を楽しんだりできるのですが、続く長雨のせいでとてもそんな雰囲気じゃないですね...

ここからはいつものルートを順調に走っていきます。休憩場所である山梨県・双葉SAまで直行です♪

快適な車内で寝たり起きたりしていたら、あっという間に双葉SAに到着となりました。ここでは、10:50までの開放休憩となります。





これまでの乗客の落ち込みを知っている側とすれば、こうして信南交通の2台口が見られるなんて素晴らしいです。見ているこっちも嬉しくなります(^^)

と、暫くしてアルピコ交通(松本)の新宿-松本線AK5912便が到着しました。

担当車両は、昨年導入のAMTセレガ・19070号車です。

アルピコ交通19070号車といえば、リアに背負った中央道リニューアル工事のラッピング。

今となっては無事に工事も終わったようで、このラッピングがどうなっているのかは謎です...

休憩を終え、バスは再び東京へと向かって出発。東京に近づくにつれて雨が弱まり、笹子トンネル~大月へと至る頃にはすっかり雨が上がっていました。

大月からは渋滞スポットがいくつかありますが、この日はそんなに道も混んでなくて、渋滞はおろか普通車の姿もまばらでした。

東京都へと入り、八王子料金所を過ぎたら、最初の降車バス停である中央道日野BSがあります。

2号車は、ここでの降車はありませんでした。

中央道から首都高4号線へ。


ここまで来たら天気もすっかり回復していました。

日差しが眩しいです(^^;

初台ICから甲州街道へと降り、まっすぐにバスタ新宿へ。

そして、定刻よりやや早く終点のバスタ新宿(降車エリア)に到着です!

高速道路も順調に流れていたのでかなり余裕をもって到着となりました!!

お客さんが全員降りると、バスはすぐに待機場所へと回送されていきます。いつも通り、乗車した車両をしっかりお見送りするとしましょう。

運転手さん、今日もお世話になりました。雨の中での運転、大変お疲れ様でした!!

終わってみると、新宿までの4時間強の道中もあっという間でした。考えてみれば、伊那バス駒ヶ根車庫とバスタ新宿の通し乗車でもタイム的には30分くらいしか違わないので、あんまり長く感じなかったのかも知れません。

とはいえ、今回は念願だった飯田線の通し乗車が実現できて良かったです!たまには場所を変えて通し乗車というのも良いものですね(^^)

今回、東京へ出てきたということは、当然次の旅が待っています。いつもなら往復となるところですが、それだけでは味気ないと、今回はさらにひねりを入れています♪

次回の記事もどうぞお楽しみに!!  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通乗車記新宿-飯田線中央高速バス
今回は新宿-飯田線を利用して長野へ戻ってみます。

普段から目の前を走っているのに、あんまり利用する機会がなかった飯田線。でも今回はバッチリ楽しんじゃいますよ!

新宿-飯田線(飯田行き・特急便)SN3731便
20:05 バスタ新宿発→飯田(飯田商工会館)行き

1号車:信南交通1060号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QTG-MS96VP
年式:2015年式
ナンバー:松本200か1060
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


バスタ新宿4階のCエリアに、信南交通のエアロエースが入線してきました。今回は信南交通が2015年の晩秋に導入したQTG-エアロエースとご一緒します(^^)

この日は前方に着座。

信南交通の快適な車内、じっくり堪能して参りたいと思います!

ゆったりしたシートピッチに加え、各座席には大型の布張りフットレストが備えてあります。

フットレストは靴を脱いで利用するタイプです。

また、シートはヘッドサポーター付きハイグレードワイドシートです。2013年式以降、信南交通の高速車ではこのシートが採用されました。全席にAC100Vコンセントが装備されている他、車内にはフリーWi-Fiも飛んでおり、長旅でも快適です♪

そういえば、全席コンセント付きの仕様が標準となったのはこの世代からでした。その後、各車両に追加でコンセントが装備され、今となっては一部の貸切車ですら全席コンセント化するまでになりました。時代の流れを感じますねぇ...

そうこうしている間に、10名ほどのお客さんが乗車されました。といっても、新型コロナウィルス対策のために通路側座席が販売されないので、これで8割がたの座席が埋まったことになります。こんな快適なシートを独り占めできるなんて、なんて贅沢な...

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

定刻通り、バスはドアを閉めて発車します。

バスタ新宿を出る際、山梨へと向かう山梨交通C835号車の後ろを追跡します。


バスはそのまま首都高~中央道へ。
この便は特急便のため、中央道日野以外のバス停には停車しません。

日野BSで何人かのお客さんが乗車され、乗車扱いは終了です。

バスはこのまま飯田へと直行します。

新宿に着いてから1時間半ほどで休憩場所の双葉SAに到着しました。


バスを降り、早速お仕事開始です♪





この当時はまだ中央高速バスが全便運行再開していませんでした。よって、この時間になるとバスは殆どやってこなくなるようです。

双葉での短い休憩を終え、バスは再び長野県へ向けて走ります。暗闇に包まれた中央道と、エアロエースのフワフワとした絶妙な揺れが眠気を誘います。

長野へと至る長い上り坂を経て県境へと至り、茅野~諏訪エリアを順調に通過していきます。普通なら、中央道辰野BSより降車扱いが始まりますが、この便は駒ヶ根インターまで直行します。

駒ヶ根インターから降車扱いとなりましたが、だいぶ順調に来ているようで、早着となりました。

その後は飯島→松川の順に降車案内が行われていきます。

そして、この日の降車バス停である高森に到着となりました。

運転手さん、深夜に及ぶ運転、誠にお疲れ様でした。ありがとうございました!!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

どうせなら終点の飯田まで行きたかったですが、それをやると当日中に帰ってこれなくなってしまうので、今回は高森にて中断です。高森BSの近くには、高速バス利用者専用の広い駐車場があるので便利なんです♪

割とアッサリした乗車記となりましたが、久々の飯田線を楽しむことができ、個人的には大満足な旅となりました(^^)  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通乗車記新宿-飯田線中央高速バス
6月19日より、新型コロナウィルス感染症の影響による運休から見事に復活を遂げた新宿-伊那駒ヶ根線。前回の記事では、運行再開後に真っ先に利用したかった伊那バスでの旅の模様をお送りしてきました。

そんな私が次に選んだのは、信南交通が担当する伊那バス駒ヶ根車庫行き・SN3619便です。しかも、この日はなんと2台運行!運行開始早々に増発とは、駒ヶ根線への期待度が伺えるというものです(^^)

で、当然ながら私がセレクトしたのは 2号車 ですwwww

今回は完全に乗りに行くことが目的だったので、バスタ新宿での滞在時間は1時間50分の予定。その間、昼食を食べながらいそいそとバス観察などをしていたら、あっという間に15時を過ぎてしまいました。

そろそろ入線かな...とバスタ新宿4階のスロープを眺めていると、SN3619便を担当する信南交通の車が上がってきました!!

まずは1号車。

1号車には順当に信南交通のMS0系前期型のエアロエース・1243号車が充当。

気になる2号車は・・・?



えっ?えっ??貸切車!!??

これは想像だにしていなかった展開です!!
てっきり路線車が来ると思っていたのに、貸切車であるエアロクイーン・信南交通1140号車が登場となりました\(^^)/

このコロナウィルス騒ぎですっかり勢いがなくなっていた中央高速バスに、まさかまさかの貸切増発です。しかも運行再開から1日しか経っていない駒ヶ根線に、信南交通のエアロクイーンが堂々の登場となりました!!!!

まさしく中央高速バス・新宿-伊那飯田線を象徴するような貸切増発の復活です。様々な情報収集の結果、伊那飯田線に貸切車での続行便があったのが2月の4連休が最後。おおよそ4ヶ月ぶりの貸切増発に乗車できるなんて...なんという幸運でしょうか。これは否応なしにテンションが上がります!!!

新宿-伊那駒ヶ根線SN3619便
15:35 バスタ新宿発→伊那バス駒ヶ根車庫行き

1号車:信南交通1243号車(2TG-MS06GP、2017年式)
2号車:信南交通1140号車(QTG-MS96VP、2016年式)


この堂々たる威容...本当に夢みたいです。続行便が出たこともさることながら、バスタ新宿のCエリアに貸切増発として信南交通のクイーンが帰ってきたことが本当にうれしいです。おまけに、その貸切増発に乗車とは。こんなに良いこと続きで大丈夫なのかって心配になるくらい(^^;

はやる気持ちを抑え、乗車改札を受けて車内へ。

クイーンの名にふさわしい、美しく洗練された車内です。シートはハイグレードシート45席+補助席6席の51人乗りで、後方には回転式サロンシートが付いています。

シートは、ヘッドレストの部分がフカフカなタイプのハイグレードシート。

この手のシートは、シートバックの形状がなかなか特徴的です。

また、最前席にのみ、コンセントが付いていました。

この辺の設定は同年式の伊那バスの貸切車とよく似ていますね。

フロアはダークブラウンのフローリング調です。

過度な反射が抑えられ、安らぎを感じる車内空間となっています。

せっかくなので、後方からも。



高速路線車とは一味も二味も違う、まさに「観光バス」といった感じの豪華な仕上がりです。

照明もいい感じでしょ?



エアロクイーンに特徴的な「ウォームランプ」が、温かみのある車内を演出します。

後方には、ウォームランプに加えて小型シャンデリアも設えてあります。

ひと昔前のジャラジャラとしたものではありませんが、コンパクトでありながらも豪華な車内を演出するアイテムです。

もちろん、プラズマクラスターイオン発生装置もバッチリ。

車内の空気の清浄化、特に今のご時世では更に重要なものとなってくるでしょう。

スピーカーユニットには、ワンマン運行を想定した簡易式の降車ボタンが付いていました。

写真の下の方にあるオレンジ色のボタンがそうですが、この日はガイドさんが乗務されたツーマン運行だったので、押す機会はありませんでした(^^;

まさに至れり尽くせりの豪華な車内。高速バスでこんな車に乗れるなんて、本当に恵まれている路線だなとつくづく思います。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

バスタ新宿を後にして、いよいよ旅の始まりです。

中二階から眺める新宿の景色は、また格別なものがありますね!

私の乗る2号車は、1号車の後を追いかけて、各バス停で乗車扱いを行っていきます。ほぼ定刻通り・・・どころか、交通量が少ないせいで定刻より早くバス停に着いてしまい、時間調整を行ったところもありました。

特段の渋滞もなく、最後の乗車停留所である中央道八王子へ。

ここで乗車扱いは終了です。

ここからは軽い登りとなります。
高出力型6R10エンジンのくぐもった音が、静かな車内を満たしていきます。

八王子JCTから小仏トンネルへと至る登りも、頼もしい走りで苦も無くこなします。

談合坂付近に差し掛かります。

行きは下りの交通量が多かったのですが、夕方には上り線の交通量がやや多い状態です。

大月JCTで名古屋・長野方面と富士五湖方面に分かれます。


大月ICでの合流で、富士五湖方面のルートとは完全に分岐します。


笹子トンネルを抜け、甲府盆地へ。

この辺までくると交通量が落ち着いていることから、談合坂あたりでの車たちは富士五湖方面からやってきたんでしょうかね。いわゆる「3密」を避けてマイカー移動が増えている印象です。

ほどなくして、双葉SAに到着です。ここで15分の開放休憩となりました。

ちょうど1号車に並べて停めてくれたので、ツーショットを頂きます(^^)



エースとクイーンの共演、運行再開早々に再び見られるようになるとは...感激です。

もちろん、2号車のショットも存分に頂きます。





エアロクイーンの名にふさわしい、ピカピカに磨かれた美しくも威容を誇る車体。いつまで見ていても飽きないですね(^^)

休憩を終え、夕暮れの中央道を再び西へと走ります。

美しい内装を楽しんだり、暮れなずむ景色を眺めたりしていたら、あっという間に長野県に入ってしまいました。例によって中央道辰野より降車扱いが始まります。案内放送はいつも通りガイドさんによって行われます。

中央道辰野→中央道箕輪→伊那インター前と過ぎ、伊那市街地へ。

途中、名古屋-伊那箕輪線SN14515便を担当する1059号車とすれ違います。

なんという信南比率の高さ(^^;

伊那BTで1号車が停車し、ここで2号車が先行します。

そう、2号車は伊那BTでの降車が無かったのです!なんと撮影者泣かせな(←現地マニア視点)。

2号車はそのまま沢渡→宮田と過ぎて、駒ヶ根BTへ。

駒ヶ根BTを通過すると、いよいよこの旅もおしまいです。。。

そして、定刻より13分早く、終点の伊那バス駒ヶ根車庫に到着となりました。

運転手さん、ガイドさん、お疲れ様でした。ありがとうございましたm(__)m

さほど間を置かず、1号車も到着です(前の写真にもチラッと写ってますが)。


再び、伊那バス駒ヶ根車庫でハイデッカー車とスーパーハイデッカー車の並びが実現しました。

天候と光線状態のせいか、ラスボス感のあるショットになってしまいましたけど...

MS0のシグネチャーランプ、クイーンの重厚感のある車体。改めて見てみると、本当に美しい並びです。

そんな並びを楽しんでから暫くの後、2台とも飯田へ向けて帰っていきました。その姿まできっちり見届けて、今回の駒ヶ根線運行再開記念の旅は、無事に終了です!!

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今回、行きの伊那バスと帰りの信南交通といった形の旅程でしたが、3ヶ月ぶりに乗車した高速バスは、私に日常のありがたみを教えてくれました。運行再開というフレーズも非常に頼もしく感じました。やっぱり伊那谷には高速バスが似合います。

そんな折、久々に駒ヶ根線へ登板したエアロクイーンに乗車して駒ヶ根へ帰るという最高の形で旅を締めくくることができました。実に4ヶ月にわたって貸切車が動かなかったんですから、本当に幸運だったと思います。素晴らしいプレゼントを頂けたような気分になって、とても嬉しい気持ちになりました(^^)

いわんやバスは私だけのために走っているわけじゃありません。でも、私自身も小さい頃から散々お世話になってきた路線には、やはり特別な思い入れがあることに気づかされました。これからも、一人のバス好きとして、そして一人の客として、地域のバスを陰ながら応援していきたいなという気持ちを新たにできた旅だったと思います。

運行再開に至った関係者のご努力に心よりの敬意を表しつつ、今回の記事の結びと致します。  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(1)信南交通乗車記新宿-伊那駒ヶ根線中央高速バス
前回の記事の帰りの模様です!

予定通り、信南交通担当の3625便にて長野へと戻ることにした私。バスタに少し早めに到着し、行き交うバスを眺めながらしばし時間を潰します。

発車10分前、3625便を担当する信南交通のエアロエースが入線してきました!

新宿-伊那駒ヶ根線(駒ヶ根行き)SN3625便
18:35 バスタ新宿発→伊那バス駒ヶ根車庫行き

<1号車>信南交通823号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QRG-MS96VP
年式:2012年式
ナンバー:松本200か823
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


信南交通の初代QRG-エアロエース・823号車です!
この頃のQRG-エースはLKG-エースと外観的な特徴が同じなので区別が付けづらいのですが、この車は2012年4月登録のため、平成21年度排出ガス規制(ポスト新長期規制)適合車となり、型式はQRG-です。

また、車内のエアコンの風量調節ダイヤルもLKG-車体と同じ仕様となっています。


これが2012年7月以降のモデルになるとこうなります。

分かりますかね?
前者はダイヤルの表示が「楕円」と「四角」だったのに対し、後者は「矢印」と「×」になっています。

すなわち、規制の上ではQRG-だけど、ガワはすっかりLKG-という、なかなかレアな車なのです(^^)

さてさて、そんな全国的にもレア度の高い823号車の車内はどうなっているかというと...

内装はいたってシンプル。それこそLKG-までと同様の内装が継承されています。

フロアもこんな感じです。

これもLKG-と同様ですね。

シートはハイスタンダードシート(36席)となります。

もちろん、リクライニング+センターアームレスト+フットレスト付きとなっています。

いつ頃からかは定かではありませんが、全席にAC100Vコンセントも後付けされました。

Wi-Fiも飛んでおり、非常に快適な装備が整っています。

上述のエアコン+スピーカーユニット。

読書灯もセットになったユニット構成になっているほか、ユニット横にはコートフック(洋服掛け)も付いています。ただし、コートフックはこの世代を最後に廃止されています。

唯一、その後の世代と変わらないのが、車内の行先表示。

LED式の表示機となっており、2017年末に導入された1241・1243号車まで、これと同じものが使用されていました。

このように、信南交通823号車は新旧の仕様が同居した、色々な意味で特徴的な車両となっています。兄弟車の824号車も同様の仕様です。そもそもLKG-仕様のQRG-という車体が全国的にも少ないので、貴重な個体に長野県発着路線で乗車できるなんて、嬉しいことです(^^)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

バスタ新宿を発車後、各地で乗車扱いを経て、823号車は一路長野県へ。

途中、双葉SAにて20分の開放休憩となります。

日中は暑かったのですが、夜の空気はひんやりとしています。長野に着いたら、もっと寒いのかなぁ...

双葉SAを出たら、あとはいつも通り。
長い坂を登って長野県に入り、諏訪盆地と岡谷JCTを過ぎたら、中央道辰野より降車扱いが始まっていきます。

中央道辰野→中央道箕輪→伊那インター前→伊那バスターミナル→沢渡→宮田→駒ヶ根バスターミナルの順に停車していきます。

駒ヶ根BTを出たら、あとは終点の伊那バス駒ヶ根車庫を残すのみです。

今さらなのですが、伊那バス駒ヶ根車庫の英語表記が少し違うことに気づきました。これが伊那バスだと、「Komagane Barn」となっているのですが、信南では「Komagane car port」と表記されています。

時計を見ると、定刻より15分ほど早かったです。運転手さん、夜間の安全運転、本当にお疲れ様でした!!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

信南交通では、旧型車両は新宿線の運行から離脱していく運用方式となっています。今年3月の新車導入により、ついにLKG-代エアロエース・794号車と796号車が新宿線の運用から離脱したものと思われます。

よって、今回乗車した823号車、および兄弟車の824号車は、新宿線に入る最古参世代となるわけです。信南交通でも着々と世代交代が進んでいることを実感させます。順当に行けば、この車体・この仕様がバスタに入線するのも、あと少しの間だけとなります。

その意味でも、今回の旅は意義深いものでした。貴重な機会に感謝しなければ(^^)

もちろん、お別れはまだまだ先ですよ!
2020年5月に車体更新まで行われていますし、仮に新宿線から姿を消しても、名古屋線や長野線を中心にバリバリ活躍してくれることでしょう!  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通乗車記新宿-伊那駒ヶ根線中央高速バス
★当記事は緊急事態宣言発出前の乗車記となります

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さて、今回も例によって早朝の伊那バス駒ヶ根車庫からバス旅が始まります!

新宿-伊那駒ヶ根線(新宿行き)SN3608便
6:52 伊那バス駒ヶ根車庫発→バスタ新宿行き

<1号車>信南交通1306号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:2TG-MS06GP
年式:2018年式
ナンバー:松本200か1306
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


飯田から直接回送されてきたのは、信南交通の2TG-エース前期型・1306号車です!新車デビュー当日に乗車できた、私にとって非常に思い出深い車両ですね(^^)

この世代から導入された白色LED式行先表示もいい感じです♪

この日は後方に着座。

最新型の車内をゆっくりと楽しみながら、新宿へと向かいます。

車内にはヘッドサポーター付きハイグレードワイドシートが36席並びます。

導入当時はヘッドカバーが白かったのですが、昨年末くらいから青いカバーに変わっています。ただし、ひとりだけシートと女性専用シートは、専用の刺繍が入った白いカバーがかかっているようです。

AC100Vコンセントも全席に装備。

これも最近の信南交通のスタンダードとなっていますね。

足元には大型フットレストが付いています。

靴を脱いで使用するタイプのフットレストです。

後方にはパウダールーム付き拡大トイレを備えます。

最近はあえてパウダールーム付きでないトイレを設ける会社も多いですが、個人的には拡大トイレの方がラグジュアリー感があって好きです(^^)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

駒ヶ根車庫を発車したバスは、駒ヶ根市内~伊那市内で乗車扱いを行いながら新宿へと向かっていきます。最後の乗車停留所である中央道辰野を出た頃には、車内は満席。増発が出てもおかしくなかった時間帯の便だけに、改めて利用率の高さを感じます。

それにしても、6S10エンジンは本当に静かです。後方に着座しているのに、エンジンの音が殆ど聞こえてきません。7.7Lという低排気量エンジン+8速AMTという先進装備をいち早く実装したエアロシリーズの完成度の高さを伺わせます。減速時に使用される流体式リターダの作動音もなかなか特徴的です。

そんなことを考えていたら、あっという間に双葉SAです。



ポカポカと暖かい陽気で、少し暑いくらいでした。長野へ帰るのが夜になるので、どうせ冷えるからとダウンジャケットを着てきたのですが...それを後悔するレベル(^^;

きっかり15分の休憩の後、9:05に双葉を発車します。

バスはその後、順調に東京へ。
府中のあたりで軽く渋滞に捕まります。

事故渋滞というわけではないので、車列もノロノロと進んだり止まったり...を繰り返しています。こういう時だと、AMTは楽で良いのかも知れないですね。

結局、定刻から20分ほど遅れてバスタ新宿に到着。

運転手さん、大変お疲れ様でした!!

新宿へ降り立った私は、いそいそと目的地へ向かいます。時間に余裕を見ておいたので、その後の行程にも支障なしです♪

今回の旅は日帰りです。そして、帰りも信南交通担当のSN3625便をセレクト。何が来てくれるか楽しみです♪  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通乗車記新宿-伊那駒ヶ根線中央高速バス

双葉SAに到着するSN3720便(2台運行)

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新型コロナウイルス感染症対策のため、中央高速バスが軒並み運休となる中、長野県民の足を守り続けてきた路線があります。それが新宿-伊那飯田線です。当路線の沿線地域では都市圏への代替交通手段の確保が難しいことから、飯田線の上下6便ずつを運行することによって長野県南信地域の基幹交通手段を確保してきました。駒ヶ根線が5月から全便運休となる中、飯田線はなんとか持ちこたえてくれた格好です。

そこで今回は、自粛期間中にも負けずに頑張ってきた新宿-飯田線の活躍をご覧頂きたいと思います!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

新宿-飯田線KO3705便

<1号車>京王バス東X51702号車



車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QTG-MS96VP
年式:2017年式
ナンバー:杉並200か97
所属営業所:京王バス東 永福町営業所


KO3705便は京王同士での2台運行!1号車は飯田線レギュラーメンバーのX51702号車の登場となりました(^^)

<2号車>京王バス東X51305号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QRG-MS96VP
年式:2013年式
ナンバー:練馬200か2769
所属営業所:京王バス東 永福町営業所


続く2号車は、永福町営業所の生え抜きエアロエース・X51305号車が入りました!

こんな時勢に京王のエアロエースが2台並ぶなんて思ってもみませんでした。

新型コロナウィルス感染症対策の一環で、現状では乗車人数を減らして運行されているため、ある意味で続行便が入りやすくなっているのかも知れないですね。

新宿-飯田線IN3716便

<1号車>伊那バス29102号車





車種:日野 セレガHD
型式:QTG-RU1ASCA
年式:2017年式
ナンバー:松本230え102
所属営業所:伊那バス 松川営業所


バラのラッピングが施された伊那バス29102号車です!運休便がここまで拡大する前に飯田で会って以来のことなので、感慨もひとしおです。鮮やかで美しいバラのラッピングと、大きく描かれたイーナちゃんを纏った姿を見ると、なんだかほっとします(^^)

新宿-飯田線KO3709便

<1号車>京王バス東X51701号車





車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QTG-MS96VP
年式:2017年式
ナンバー:杉並200か96
所属営業所:京王バス東 永福町営業所


こちらも京王さんの飯田線レギュラーメンバー・X51701号車です。綿半の全身ラッピングを纏った姿がなんとも言えず特徴的です。これにより、もともと白い京王の車体が更に真っ白になってますw

新宿-飯田線SN3720便

<1号車>信南交通1208号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:QTG-MS96VP
年式:2017年式
ナンバー:松本200か1208
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


3720便は信南交通の2台運行でした!1号車には、2017年6月に突如導入された信南交通のQTG-エース・1208号車が充当されました。

<2号車>信南交通1243号車

車種:三菱ふそう エアロエース
型式:2TG-MS06GP
年式:2017年式
ナンバー:松本200か1243
所属営業所:信南交通 飯田本社営業所


2号車には2TG-エース(前期型)の1243号車が入りました。

地元バス会社が2台並びになっているのは、日常が戻ってきた感があって嬉しいですね(^^)



2台とも満席という盛況っぷりを見るに、高速バス利用者の数も徐々に増えてきているようです。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ここまで、自粛期間にも負けずに活躍してきた新宿-伊那飯田線(飯田系統)の模様をお送りしてきました。三密回避のためにお客さんの乗車を半分以下にして運行されているのですが、それでも増発が出るというのはさすがの飯田線です。南信州の大事な足となっていることを伺わせますね。すぐには難しいでしょうが、これからも更に盛り上がっていってほしいです!

また、記事執筆時、新宿-伊那駒ヶ根線の一部便が6/19より運行再開するとの情報が入ってきました。

・京王バスのHP
https://www.keio-bus.com

私にとって最も馴染みのある駒ヶ根線が復活するとは、嬉しい限りです(^^) 伊那飯田系統にも徐々に活気が戻ってきています。今度はそっちのレポも出せるようにしようかな笑  

私はスーパーハイデッカーのバスが大好きです。見上げるような大きな車体と堂々たる佇まい、大迫力なその威容は、マニアなくとも魅力的に感じる方も多いはず。これほどの魅力にも関わらず、普段は滅多に乗れない車とあって、その求心力はなかなかのものです。

今回は、特に中央高速バスを中心に各社のスーパーハイデッカー車を集めてみましたので、是非ご覧あれ(^^)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

〇伊那バス

トップバッターはもちろん伊那バス!
伊那バスの貸切車は、そのほとんどが日野・セレガSHD。ほぼ毎年のように新車を導入し、本社の車庫にはSHDがズラリと並ぶ圧巻の光景です。

その中から、今回は現時点で最新型となる貸切車・01846号車をご紹介します。

伊那バス01846号車



日野 セレガSHD(2RG-RU1ESDA)
松本230あ846 2019年式


昨年3月末、突如として伊那バスにやって来たピカピカの新車です。伊那バスの貸切車としては初めての6速AMT・ProShift 6搭載車となりました。

内装も非常に美しいです。

また、同社としては初めて、全席にUSBコンセントを搭載した貸切車でもあります。色々と新機軸が盛り込まれた、記念碑的な新車と思います。

そうそう、忘れちゃならないこの車。

伊那バス16823号車





日野 セレガR-GJ(KL-RU1FSEA)
松本200か388 2004年式


伊那バスからは姿を消した、セレガR-GJです。この車が最後のR-GJとなり、今から約2年前に引退を迎えました。今は岡谷観光バスに移籍し、第2の人生を送っているようです(諏訪200か96で再登録)。

ブログの中だけでも、ふと懐かしい車両に会いたくなったので、ついつい載せてしまいました(^^)

〇信南交通

最初が伊那バスで、次に来るのは当然ながら信南交通のスーパーハイデッカーですw

ご紹介するのは、信南交通では最新型となる『令和顔』エアロクイーンです!

信南交通1335号車





三菱ふそう エアロクイーン(2TG-MS06GP)
松本200か1335 2019年式


信南交通では最新型となるエアロクイーンです。信南交通では、この世代から座席数が4席減り、通常の51人乗り→48人乗りとなりました!高速車並みのシートピッチでゆったりとした旅が楽しめる上、全席にコンセントが装備されるなど、至れり尽くせり。あいにく私はまだ乗ったことがないですが、いつかは乗りたい車両です。

と、ここで信南交通の懐かしいSHD車も併せてご紹介。

信南交通1762号車

三菱ふそう エアロクイーンI(KC-MS822P)
松本22あ1762 1996年式


同社では最後のクイーンI(フロント1枚ガラス・標準高運転台仕様)です。この型式も、もう滅多にお目にかかれませんね。信南交通の車庫からは2017年の春頃に姿を消し、一つの時代がひっそりと終わりを迎えました。

懐かしい旧:伊那バスターミナルの風景とご一緒に。

信南交通483号車

三菱ふそう エアロクイーンII(KL-MS86MP)
松本200か483 2005年式


こちらはまだ現役の貸切車です!フロント2枚窓・低運転台仕様のエアロクイーンIIとなります!!とはいえ、現時点で同社最古参のクイーンII。外観だけなら、最古参車両だなんてとても信じられないくらいピカピカです。末永く活躍してほしいですね。

〇山梨交通

全ての車両がマニアを引きつけてやまない山梨交通。新宿-伊那駒ヶ根線において唯一、スーパーハイデッカーを路線車として運行する会社です。・・・というか、中央高速バスでも唯一かも知れません(^^;

なので、そんな同社を象徴する車といえば、こいつしかいないでしょう。

山梨交通C774号車





いすゞ ガーラIII(KC-LV782R1)
山梨200か495 1998年式


1998年式という、高速車の中ではかなり長生きなガーラGHDです。すなわち、フロント2枚窓・低運転台仕様の車両ですね。ふそうでいう所のクイーンIIです。このいぶし銀なスタイルは、本当にいつ見ても惚れ惚れします♪

今なお現役で活躍していますが、上述の通り、かなりのご高齢。今夏の車検を超えられるだろうか...

そんな山梨交通さんには、他にもなかなか特徴的なSHDが居ます。

例えばこいつ。





山梨交通C778号車(ガーラ2000SHD、KL-LV774R2)

貸切落としのガーラ2000 SHDです。これもなかなか特徴的な車で、同社の高速では1点ものとなります。そして、(恐らく)480馬力を発生するモンスターV8エンジン搭載車であることも、隠れた特徴だったりします。

続いては、この車。

山交タウンコーチB403号車(U-LV771R)

角形4灯式ヘッドランプのいすゞ スーパークルーザーです!これは引退直前のお姿なため、我ながらよくこんなのを記録できたもんだと思っています(^^; 独特な存在感を放つSHD車の姿は、観光バスの並びの中でも一際目立っていました。

そんな魅力いっぱいな山梨交通の貸切車ですが、近年は古参車を中心に次々と姿を消しているご様子。またどこかで会いに行きたいものです。

〇富士急(山梨)バス

本当はフジエクスプレスと行きたいところだったのですが、私の職務怠慢によりフジエクさんのSHDを記録してなかったので、親会社のSHD車で誤魔化しますw

モノとしては色々あるんですが、こんなのどうでしょうか。

富士急山梨バスF8425号車

日産ディーゼル スペースウィング(KL-RA552RBN)
山梨230あ8425 2004年式


日デ×西工SD-IIです!ネオロイヤルの切れ長なデザインが本当にカッコいいのですが、SHDにすると更に存在感がプラスされるように感じます。

ここへ来て日デが登場したのは、日デのスーパーハイデッカーを登場させたかったから強引にねじ込んでみた、というのが事件の真相ですが...まぁお許しくださいw

あ、SHDじゃないですが、画像をあさっていたらこんなのも出てきました♪

富士急山梨バスF8201号車

日産ディーゼル スペースアロー(KL-RA552RBN)
富士山210あ8201 2002年式


今となっては見かけること自体が少なくなってきた富士重1Mです。背景の新宿西口BTからも分かるように、撮影時期はお察しですが...この当時は富士重車体が普通に闊歩してたんだろうなと懐かしくなりまして(^^)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今回は中央高速バスで良く見かけるスーパーハイデッカー車を中心に、特集記事っぽくまとめてみました。他にもご紹介したい車両は山ほどあるので、機会を改めてご紹介することもあろうかと思います。

ともあれ、SHD車はカッコいいし、乗り心地も良いし、眺めも良いしで、乗客としてはこれ以上ない贅沢感を味わうことができます。皆様も機会があれば、「これがSHDか~」と意識して乗ってみてください。きっと見えてくる景色が特別なものになりますよ!  

Posted by むすまる(2号車) at 07:00Comments(0)信南交通山梨交通富士急行グループ富士急バス
今回は2月の連休でのバス観察記録をお送りしていきます(^^)

何を思ったか、朝3時に起きて上田から伊那へと急行し、挙げ句5時台の便から観察を始めるという大暴挙に出てしまったので、その模様をと...

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

<1便目>
新宿-伊那駒ヶ根線SN3604便


1号車:信南交通796号車

三菱ふそう エアロエース(LKG-MS96VP)
松本200か796 2011年式


2号車:伊那バス19827号車

日野 セレガSHD(PKG-RU1ESAA)
松本200か596 2007年式


夜明け前の伊那インター前BSで観察スタート。初っ端から信南と伊那バスの2台運行となりました!特に2号車のセレガSHDは、伊那バスのセレガSHDでは最古参車両のため、しっかりと記録。

<2便目>
名古屋-伊那箕輪線SN14406便


1号車:信南交通654号車



三菱ふそう エアロエース(BKG-MS96JP)
松本200か654 2008年式


この日のメインの一つがコレです!当時、最古参車であった信南交通654号車が登板となりました!!

なお、654号車は残念ながら記事執筆時点で引退しています。

<3便目>
アルペン伊那号0001便


1号車:阪急観光バス850号車



三菱ふそう エアロクイーン(BKG-MS96JP)
なにわ230あ850 2008年式


アルペン伊那号は、なんとエアロクイーンでの代走でした!!!いつもはPKG-セレガが担当ですが、この日はエアロクイーンが1号車を担当するという珍事に遭遇。なんと幸運な...

<4便目>
新宿-伊那駒ヶ根線IN3606便


1号車:伊那バス24186号車

日野 セレガHD(LKG-RU1ESBA)
松本230あ186 2012年式


2号車:伊那バス23183号車

日野 セレガHD(LKG-RU1ESBA)
松本230あ183 2011年式


3号車:伊那バス26193号車



日野 セレガHD(QRG-RU1ASCA)
松本230あ193 2014年式


続いての3606便は3台運行!
路線車を3台引っ張り出し、1号車・2号車はSクラスシート、3号車は4列ハイエンドシート車という豪華編成となりました。

3番・4番バースを一挙に使っての入線。圧巻です!

まだ夜も明けやらぬ伊那バスターミナルにセレガ3台が集結すると、バスターミナルが一気に賑やかになります♪

<5便目>
名古屋-伊那箕輪線IN14007便


1号車:伊那バス25190号車



日野 セレガHD(QRG-RU1ASCA)
松本230あ190 2013年式


2号車:伊那バス19826号車



日野 セレガSHD(PKG-RU1ESAA)
松本200か595 2007年式


伊那バス担当の名古屋行きは2台運行!
2号車には、先ほどの3604便と同様に2007年式の貸切車が入りました。今日も元気よくセレガSHDが名鉄BCに突っ込みますw

ようやく陽が昇ってきました。早朝の寒さはなかなかこたえます(^^;

<6便目>
新宿-伊那駒ヶ根線SN3608便


1号車:信南交通989号車

三菱ふそう エアロエース(QRG-MS96VP)
松本200か989 2014年式


2号車:信南交通1306号車

三菱ふそう エアロエース(2TG-MS06GP)
松本200か1306 2018年式


3号車:信南交通994号車



三菱ふそう エアロエース(QRG-MS96VP)
松本200か994 2014年式


新宿行き・3608便は信南交通での3台運行でした!当便はエース2台、クイーン1台の豪華編成。連休ともなると、普段見られない車両がガンガンやってきて面白いですね!

<7便目>
新宿-伊那駒ヶ根線YK3610便


1号車:山梨交通C759号車

いすゞ ガーラHD(PKG-RU1ESAJ)
山梨200か428 2007年式


2号車:信南交通717号車



三菱ふそう エアロクイーン(BKG-MS96JP)
松本200か717 2009年式


山梨交通担当の3610便は信南交通との2台運行。1号車がジェイ・バスであったため4番バースに着け、2号車が3番バースに入線となりました。

そういえば、山梨交通C759号車のラッピングが更新されてますね。

南アルプス市のシャインマスカットのラッピングから、身延町のラッピングが新たに施工となりました。

ちなみに、先代のラッピングはこちら。

みずみずしいシャインマスカットが描かれたラッピングでした♪

<8便目>
名古屋-伊那箕輪線SN14409便


1号車:信南交通736号車



三菱ふそう エアロエース(BKG-MS96JP)
松本200か736 2009年式


2号車:伊那バス21181号車



日野 セレガHD(PKG-RU1ESAA)
松本200か701 2009年式


信南交通担当の名古屋行きも2台運行。信南交通、伊那バスの同期生の高速車が揃って名古屋へ向かって行きました(^^)

<9便目>
新宿-伊那駒ヶ根線FJ3612便


1号車:フジエクスプレスT1621号車



日野 セレガHD(QTG-RU1ASCA)
品川230あ1621 2016年式


最後は、フジエクスプレス担当の新宿線!QTGセレガ・T1621号車が充当されました。ここ数年はJピラー+折戸+ハイエンドワイドシート42人乗りの統一仕様ですが、考えてみたらこうした仕様も中央高速バスの高速車ではなかなか見なくなりましたね。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ちょうど増車ラッシュも一段落したので、この日の観察はここまでにしました。曜日の並びが良かったせいか、早朝から2台運行、3台運行がガンガン出てきて面白かったです♪