2019年07月22日
中央アルプス観光456号車、再臨!
装いも新たに再臨した中央アルプス観光456号車
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とある筋からこんな情報がもたらされました。
「中央アルプス観光に白色LEDの車なんているんですね!」
それを聞いた私は、
「そんな馬鹿な。中アさんの行先表示は全部オレンジ色ですよ」
と応じてはみたものの、胸中は穏やかではありません。
私は続けて、
「まさか、ここへ来て新車が入ったなんてことは無いですよね?」
と尋ねてみました。
確かに新車が入るとしたらこの時期ですが、全国的にも非常に珍しい山岳特別仕様のバスなんて、ノンステ化が進む現代にあって、そうそう作れるものじゃありません。
一方で、中央アルプス観光からは一台のエアロスターが長期離脱しており、まさかそいつの代替か??なんて考えていたら、
「Twitterに情報があります」
とのご返答。
私は早速、教えてもらった情報を検索してみました。
たちまちTwitterのある記事が目に留まり、私の疑念は良い意味で裏切られたのです。
そこに写っていたのは、中央アルプス観光の新カラーを身に纏い、白色LEDを点灯させたPJ代エアロスター・456号車の姿でした!!
長期離脱していたのも、まさしくこの456号車。
そいつが装いも新たに駒ヶ根高原へと戻ってきたのです!!
そうと決まれば・・・と、早速カメラを引っ提げて、456号車を狙いに行ってきました。
中央アルプスへの玄関口である菅の台バスセンターで待つことしばし、ついに噂の456号車が姿を現しました。
<中央アルプス観光456号車>
車種:三菱ふそう エアロスター
型式:PJ-MP35JK
年式:2005年式
ナンバー:松本200か456
所属営業所:中央アルプス観光 本社営業所
春頃から長期離脱して以来、ようやく会えました。
おかえり(^^)
それにしても、良く見てみると本当に色々変わってます。
以前のお姿はこちら↓
※2019年2月撮影
いやはや、なんという変わりようでしょうか(笑)
従来のカラーから新カラーに塗装変更され、かなり印象が変わりました。
新機軸の白色LED式行先表示。

この装備は、中央アルプス観光/伊那バスが担当する駒ヶ岳ロープウェイ線では初の装備となります。
良く見れば、ヘッドランプもLED式になっています。

ロービーム、ハイビームともに小糸製作所のLEDランプへと換装。こちらも、伊那バスを含めた駒ヶ岳ロープウェイ線では初めての採用例です。
それから、きちんとした写真が撮れていないのですが、内装もかなり変わっています。少なくともシートモケットがブルー系に変わり、内壁も塗り替えられていたように見えました。
ちなみに、こちらは同型の457号車の車内。
新生456号車は赤いシートではなかったので、その差は明らかです。
これだけ大規模な改造を長期間かけて行ったということは、単なる塗装変更や内装変更だけでなく、車体更生をかけた可能性もあります。だとすれば、あと何年かは確実に活躍してくれることでしょう。今度は是非とも乗車し、従前の内装との違いなどをじっくり観察したいものです。
もう一つ気になるのは、同型車である457号車が更生されるか否かという点です。ハイシーズン中は難しいかも知れませんが、落ち着いてきた時期にでもゆっくり改造し、再び456号車・457号車が2台そろって活躍してくれると良いなぁなんて思っています。もし更生が行われた場合、旧カラーが消滅してしまうのは寂しいのですが(^^;
最後に旧カラーの456号車、457号車が揃って待機している姿の写真を貼っておきます。
お別れのつもりで撮影した写真ですが、まさかこんなことになるとは思いもしなかったです(^^;
ここら界隈のバスでも、ちょっと気を抜くと変化が出てくるので、本当に目が離せません。今後とも注視していこうと思います(笑)