2021年03月16日
伊那-東京-大阪周回旅~旅立ち編~(新宿-伊那駒ヶ根線KO3632便)
人々が夕餉を囲む頃、私はいそいそと旅立ちの支度を整えていました。陽はすっかり落ち、肌寒さが際立つ伊那の町は雨模様。ぱらぱらと降りしきる雨をやや恨めしく思いながらも、私は気を取り直してバス停へと足を運びます。
そんな時間にいったいどこへ?
はい、ちょっと東京経由で大阪まで(^^)
というわけで、今回は伊那→東京→大阪→伊那というルートでの周回旅に出かけてみることにしました。行程は下記の通りです。
①伊那IC前→バスタ新宿
②バスタ新宿→大阪JR高速BT
③阪急梅田→伊那IC前
新宿から大阪までは夜行バスを取り入れ、その前後で長距離昼行バスを心ゆくまで楽しむプランです。高速バスネットワークが豊富な長野県ならではの壮絶な周回ルートですね。どうせなら1日で行けるところまで行ってしまえと思い立って企画した今回の旅、しっかりと満喫して参りたいと思います!!
ではでは早速、最初の行程となるバスタ新宿までの旅路を辿って参りましょう。
******************************
冷たい雨が降る中、私は伊那インター前バス停にやってきました。バス停は屋根付きなので、ベンチに腰掛けて雨宿りもできます。
バスロケを見ると、バスは少し遅れている様子。大した遅れではなかったので、特段気にすることもなく停留所の脇でバスを待ちます。
ややあって、京王バスのセレガがやって来ました。車両は永福町営業所所属のX61809号車です!
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新宿-伊那駒ヶ根線KO3632便
19:33 伊那インター前発→バスタ新宿行き
京王バスX61809号車
車種:日野 セレガHD
型式:2TG-RU1ASDA
年式:2018年式
ナンバー:杉並210あ809
所属営業所:京王バス 永福町営業所
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この写真、実はX61809号車が始発の駒ヶ根車庫を出る時に撮影したものです。大人しく乗車バス停で待っていればいいのに、わざわざ駒ヶ根車庫で雨中のバスを撮影してからインター前へ向かうというのだから、救いようがありません。
運転手さんにケータイ乗車券を見せて、乗車改札完了。車内へと進みます。
車内は京王さんならではの豪華で落ち着いた内装。
最後部にパウダールーム付き大型トイレを備え、ヘッドサポーター付きハイエンドワイドシート36人乗りのゆったり仕様です。全席コンセント付き+フリーWi-Fi完備なのも有難いです!
京王さんの便では、最前席の1AB席が販売されています。夜なので前面展望は楽しめないけれど、せっかくの機会ということで、最前席を予約しました。
昨今の情勢により、他社さんでは最前席が販売されていないことが殆どなため、なかなか貴重な機会です。
いつぞやの乗車記でもレビューしたように、最前部の蹴り込みはありません。
それでも、最後部まで等幅の4列シートとなっているため、足元も比較的広々しています。
フローリング調のフロアや、厚手のカーテンもいい感じです。
こうした内装の一つ一つにラグジュアリー感があふれており、豪華で落ち着いた車内を演出しています。
車内をじろじろと眺めているうちに(まるっきり不審者)、バスは全てのバス停で乗車扱いを終えていました。駒ヶ根発の最終便なので、中央道辰野の先にある中央道川岸まで停車があります。川岸BSからは、休憩場所の双葉SAへ直行します。
ふと、座席の前の網ポケットに入ったリーフレットに目が留まりました。
バスの感染症対策に関するリーフレットでした。バスの換気性能や乗務員さんのマスク着用と検温の実施等が記載されています。
いまだに暗い影を落とす新型コロナウィルス感染症。それでも人の動きは徐々に戻ってきているような気がします。一人一人が気をつけつつ、「新たな日常」を実践して感染症と上手く付き合っていける術を身に着ける。そうすることで、少しでも従前の日々が戻ってきてくれることを願って止みません。
***************
乗車バス停での遅れはほんの2-3分だったので、休憩場所の双葉SAに到着する頃には、遅れはすっかり回復されていました。双葉SAで15分の開放休憩に入ります。
この車は、駒ヶ根市に本社を構える株式会社ヤマウラの創立100周年記念ラッピングを纏っています。白地のラッピングは、暗っぽい双葉SAでも白く光り、よく目立っていました。
双葉SAではバス仲間の方が待っていて下さり、休憩中も撮影やバス談義に花が咲きました。お付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m
休憩を終え、バスは20:55に双葉を出ます。ここからは東京へ一直線です。
小仏トンネルを抜けた頃、八王子到着のアナウンスが入ります。
ここからは降車扱いが始まっていきます。八王子料金所を過ぎると、高速道路を照らす街灯がどんどん増えていくので、東京へ来たことを実感します。
そのまま中央道日野→中央道府中→中央道深大寺→中央道三鷹と来て、次はいよいよ終着のバスタ新宿です。
なんだかんだ順調に来れたので、定刻より10分ほどの早着となりました。
そして、ひとしきりの点検を終え、バスは永福町営業所へと戻っていきました。
運転手さん、雨の降る中、大変お疲れ様でした。ありがとうございました!!
**********************
これにて、新宿までの道中は無事に終わりました。この後に乗り継ぐバスは、大阪行きの夜行バスです。バスタを約1時間後の発車予定なので、行き交うバスを眺めつつ、気長に待つことにしました。
狙うは、ジェイアールバスが誇るクレイドルシートを搭載した夜行バス・グランドリーム号です。新型のスカニア製2階建てバス・アストロメガ/InterCity DDが入る予定なのですが、私は夜行でこの車に乗るのは初めての経験。とても楽しみです!!
というわけで、次回は 伊那-東京-大阪周回旅~夜の旅編~(グランドリーム27号)をお送りしていきます!
どんな旅になるのか、是非お楽しみに(^^)
そんな時間にいったいどこへ?
はい、ちょっと東京経由で大阪まで(^^)
というわけで、今回は伊那→東京→大阪→伊那というルートでの周回旅に出かけてみることにしました。行程は下記の通りです。
①伊那IC前→バスタ新宿
②バスタ新宿→大阪JR高速BT
③阪急梅田→伊那IC前
新宿から大阪までは夜行バスを取り入れ、その前後で長距離昼行バスを心ゆくまで楽しむプランです。高速バスネットワークが豊富な長野県ならではの壮絶な周回ルートですね。どうせなら1日で行けるところまで行ってしまえと思い立って企画した今回の旅、しっかりと満喫して参りたいと思います!!
ではでは早速、最初の行程となるバスタ新宿までの旅路を辿って参りましょう。
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冷たい雨が降る中、私は伊那インター前バス停にやってきました。バス停は屋根付きなので、ベンチに腰掛けて雨宿りもできます。
バスロケを見ると、バスは少し遅れている様子。大した遅れではなかったので、特段気にすることもなく停留所の脇でバスを待ちます。
ややあって、京王バスのセレガがやって来ました。車両は永福町営業所所属のX61809号車です!
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新宿-伊那駒ヶ根線KO3632便
19:33 伊那インター前発→バスタ新宿行き
京王バスX61809号車
車種:日野 セレガHD
型式:2TG-RU1ASDA
年式:2018年式
ナンバー:杉並210あ809
所属営業所:京王バス 永福町営業所
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この写真、実はX61809号車が始発の駒ヶ根車庫を出る時に撮影したものです。大人しく乗車バス停で待っていればいいのに、わざわざ駒ヶ根車庫で雨中のバスを撮影してからインター前へ向かうというのだから、救いようがありません。
運転手さんにケータイ乗車券を見せて、乗車改札完了。車内へと進みます。
車内は京王さんならではの豪華で落ち着いた内装。
最後部にパウダールーム付き大型トイレを備え、ヘッドサポーター付きハイエンドワイドシート36人乗りのゆったり仕様です。全席コンセント付き+フリーWi-Fi完備なのも有難いです!
京王さんの便では、最前席の1AB席が販売されています。夜なので前面展望は楽しめないけれど、せっかくの機会ということで、最前席を予約しました。
昨今の情勢により、他社さんでは最前席が販売されていないことが殆どなため、なかなか貴重な機会です。
いつぞやの乗車記でもレビューしたように、最前部の蹴り込みはありません。
それでも、最後部まで等幅の4列シートとなっているため、足元も比較的広々しています。
フローリング調のフロアや、厚手のカーテンもいい感じです。
こうした内装の一つ一つにラグジュアリー感があふれており、豪華で落ち着いた車内を演出しています。
車内をじろじろと眺めているうちに(まるっきり不審者)、バスは全てのバス停で乗車扱いを終えていました。駒ヶ根発の最終便なので、中央道辰野の先にある中央道川岸まで停車があります。川岸BSからは、休憩場所の双葉SAへ直行します。
ふと、座席の前の網ポケットに入ったリーフレットに目が留まりました。
バスの感染症対策に関するリーフレットでした。バスの換気性能や乗務員さんのマスク着用と検温の実施等が記載されています。
いまだに暗い影を落とす新型コロナウィルス感染症。それでも人の動きは徐々に戻ってきているような気がします。一人一人が気をつけつつ、「新たな日常」を実践して感染症と上手く付き合っていける術を身に着ける。そうすることで、少しでも従前の日々が戻ってきてくれることを願って止みません。
***************
乗車バス停での遅れはほんの2-3分だったので、休憩場所の双葉SAに到着する頃には、遅れはすっかり回復されていました。双葉SAで15分の開放休憩に入ります。
この車は、駒ヶ根市に本社を構える株式会社ヤマウラの創立100周年記念ラッピングを纏っています。白地のラッピングは、暗っぽい双葉SAでも白く光り、よく目立っていました。
双葉SAではバス仲間の方が待っていて下さり、休憩中も撮影やバス談義に花が咲きました。お付き合い頂き、ありがとうございましたm(__)m
休憩を終え、バスは20:55に双葉を出ます。ここからは東京へ一直線です。
小仏トンネルを抜けた頃、八王子到着のアナウンスが入ります。
ここからは降車扱いが始まっていきます。八王子料金所を過ぎると、高速道路を照らす街灯がどんどん増えていくので、東京へ来たことを実感します。
そのまま中央道日野→中央道府中→中央道深大寺→中央道三鷹と来て、次はいよいよ終着のバスタ新宿です。
なんだかんだ順調に来れたので、定刻より10分ほどの早着となりました。
そして、ひとしきりの点検を終え、バスは永福町営業所へと戻っていきました。
運転手さん、雨の降る中、大変お疲れ様でした。ありがとうございました!!
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これにて、新宿までの道中は無事に終わりました。この後に乗り継ぐバスは、大阪行きの夜行バスです。バスタを約1時間後の発車予定なので、行き交うバスを眺めつつ、気長に待つことにしました。
狙うは、ジェイアールバスが誇るクレイドルシートを搭載した夜行バス・グランドリーム号です。新型のスカニア製2階建てバス・アストロメガ/InterCity DDが入る予定なのですが、私は夜行でこの車に乗るのは初めての経験。とても楽しみです!!
というわけで、次回は 伊那-東京-大阪周回旅~夜の旅編~(グランドリーム27号)をお送りしていきます!
どんな旅になるのか、是非お楽しみに(^^)
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この記事へのコメント
京王高速バスのモニター案内が変わりましたね。
Posted by はせいち at 2021年03月17日 22:45
> はせいち 様
そうですね。ちょっと前からこの表示になりました。
そうですね。ちょっと前からこの表示になりました。
Posted by むすまる(2号車) at 2021年03月22日 22:50