2020年04月22日
【乗車記】新宿-伊那駒ヶ根線FJ3612便(フジエクスプレスT2404号車)
1.RU4F系のアイツ

伊那・駒ヶ根界隈では、その姿を一切見ることができなくなってしまった日野・セレガRシリーズ。その美しい外観もさることながら、日野自動車製F型エンジンの心地よい重低音、独特なFFシフトの音と相まって、私を含めた多くのバスファンに愛されている車両です。
かつては南信地域でも伊那バス、京王、富士急(フジエクスプレス)等を中心に、いわゆる標準高床タイプのセレガR-FS(KL-RU4FSEA)が多く導入され、新宿線の主役として活躍していました。しかし、車両の世代交代が急速に進み、今となっては新宿-伊那飯田系統から全滅してしまいました。
そんな中、フジエクスプレスだけは2019年までセレガR-FSが生き残っていました。年式が年式なだけに富士五湖線での運用がメインでしたが、時たま駒ヶ根線にも入ってくれるレアキャラとして君臨していたのです。私もフジエクの車両を眺めては、セレガRが来ないかなぁとワクワクしながら待っていました。
念ずれば通ずとは良く言ったもので、あろうことか私が所用で東京へ出かける際、なんとフジエクスプレスさんのセレガR-FSへの乗車が叶ってしまいました!
希少なチャンスに恵まれた2019年7月の乗車旅、どうかお楽しみください(^^)
2.いよいよセレガRに乗車!
前置きが長くなりましたが、今回の旅では例によって、始発の伊那バス駒ヶ根車庫から、終点のバスタ新宿までの通し乗車としました。
乗車便は、前日の駒ヶ根滞泊から新宿へと戻る上り便・FJ3612便です。
《車両プロフィール》
新宿-伊那駒ヶ根線(新宿行き)FJ3612便
8:52 伊那バス駒ヶ根車庫発→バスタ新宿行き
フジエクスプレスT2404号車


車種:日野 セレガR-FS
型式:KL-RU4FSEA
年式:2004年式
ナンバー:品川230あ2404
所属営業所:フジエクスプレス 東京営業所
朝の駒ヶ根に響き渡る重低音。
特に、車庫から停留所へと至る急坂を、エンジンを吹かして登る姿は格別です。
その姿を拝めただけでも満足ですが、今回は更に乗車まで叶うという。思いがけない幸運に感謝しつつ、乗車改札を済ませて車内へと入ります。
この日は後方に着座。

「たまには後ろでエンジンの音でも楽しんでみるか」と後ろの席を予約していたのですが、この日ばかりは後方席を選択して予約ボタンを押した当時の自分に心の底から感謝していました。日野自動車製・F21Cエンジンの心地よい轟音を、まさに全身で味わうことができるからです。
シートはスタンダード仕様。

アームレスト付きの幅広仕様で、公式側10列+非公式側11列の42人乗りです。
後方には片側トイレも装備。

後方10番席は運賃+1,000円で2席分を一人で使える「ひとりだけシート」となっています。
懐かしさを感じるフロア。

近頃のバスは全てフルフラット仕様となっているため、このようなフロア構造もまた、ほとんど見られなくなってきています。
定刻となりました。
バスは予定通りドアを閉め、発車します。
バス停を出ると、すぐに足元からエンジンの重低音が聞こえてきます。特有のFFシフトの音も非常にクリアで、非常に心地よいひと時でした。
ふと窓に目をやると、窓に「H」エンブレムがプリントされていました。

写真だとみにくいかもですが...
現状の日野製のバスは、日野といすゞが共同で設立したJ-BUSが製造しているため、日野の純正車両を示す「H」エンブレムは本当に貴重な存在なのです。
3.双葉SAでもやっぱり目立つ”R”
内装やらエンジン音やらにいちいち喜んでいたら、あっという間に休憩場所の双葉SAに到着です。

白を基調としたフジエクの塗色に、セレガRの美しいデザインが良く似合っています♪
手前にはアルピコ交通(松本)の新宿-松本線AK5914便が休憩していました。

この日の担当はエアロエース・12013号車(QRG-MS96VP)だったようです。
セレガRとエアロエースの並びも頂きます!

ほどなく、松本線は休憩を終え、一足先にバスタへと向かっていきました。
双葉東バス停には、ジェイアールバス関東(諏訪支店)のエアロエース・H654-10402号車(BKG-MS96JP)の姿も。

こちらは、新宿-諏訪岡谷線JR3810便のようです。
ひとしきり撮影を終え、車内へと戻ります。ここからは一路、新宿を目指します。
そして、バスは無事に新宿へ。

楽しい時間というのは過ぎるのが早いです(^^;
バスタ新宿の3階降車ターミナルにて降車。

到着時刻、正確には覚えていませんが、大きな遅れはなかったように記憶しています。
運転手さん、ありがとうございましたm(__)m
思い返してみれば、これは私にとっては最後となるT2404との旅でした。数ヶ月後、T1917、T1918、T1919の3台の新車が導入され、これを機にフジエクスプレスからセレガR-FSが引退を迎えたことを考えると、このタイミングでの乗車は本当に幸運だったなと感じます。
最後の最後に、T2404号車との良い思い出ができて良かったです。遅ればせながら、今までありがとう。お疲れ様でした!
伊那・駒ヶ根界隈では、その姿を一切見ることができなくなってしまった日野・セレガRシリーズ。その美しい外観もさることながら、日野自動車製F型エンジンの心地よい重低音、独特なFFシフトの音と相まって、私を含めた多くのバスファンに愛されている車両です。
かつては南信地域でも伊那バス、京王、富士急(フジエクスプレス)等を中心に、いわゆる標準高床タイプのセレガR-FS(KL-RU4FSEA)が多く導入され、新宿線の主役として活躍していました。しかし、車両の世代交代が急速に進み、今となっては新宿-伊那飯田系統から全滅してしまいました。
そんな中、フジエクスプレスだけは2019年までセレガR-FSが生き残っていました。年式が年式なだけに富士五湖線での運用がメインでしたが、時たま駒ヶ根線にも入ってくれるレアキャラとして君臨していたのです。私もフジエクの車両を眺めては、セレガRが来ないかなぁとワクワクしながら待っていました。
念ずれば通ずとは良く言ったもので、あろうことか私が所用で東京へ出かける際、なんとフジエクスプレスさんのセレガR-FSへの乗車が叶ってしまいました!
希少なチャンスに恵まれた2019年7月の乗車旅、どうかお楽しみください(^^)
2.いよいよセレガRに乗車!
前置きが長くなりましたが、今回の旅では例によって、始発の伊那バス駒ヶ根車庫から、終点のバスタ新宿までの通し乗車としました。
乗車便は、前日の駒ヶ根滞泊から新宿へと戻る上り便・FJ3612便です。
《車両プロフィール》
新宿-伊那駒ヶ根線(新宿行き)FJ3612便
8:52 伊那バス駒ヶ根車庫発→バスタ新宿行き
フジエクスプレスT2404号車
車種:日野 セレガR-FS
型式:KL-RU4FSEA
年式:2004年式
ナンバー:品川230あ2404
所属営業所:フジエクスプレス 東京営業所
朝の駒ヶ根に響き渡る重低音。
特に、車庫から停留所へと至る急坂を、エンジンを吹かして登る姿は格別です。
その姿を拝めただけでも満足ですが、今回は更に乗車まで叶うという。思いがけない幸運に感謝しつつ、乗車改札を済ませて車内へと入ります。
この日は後方に着座。
「たまには後ろでエンジンの音でも楽しんでみるか」と後ろの席を予約していたのですが、この日ばかりは後方席を選択して予約ボタンを押した当時の自分に心の底から感謝していました。日野自動車製・F21Cエンジンの心地よい轟音を、まさに全身で味わうことができるからです。
シートはスタンダード仕様。
アームレスト付きの幅広仕様で、公式側10列+非公式側11列の42人乗りです。
後方には片側トイレも装備。
後方10番席は運賃+1,000円で2席分を一人で使える「ひとりだけシート」となっています。
懐かしさを感じるフロア。
近頃のバスは全てフルフラット仕様となっているため、このようなフロア構造もまた、ほとんど見られなくなってきています。
定刻となりました。
バスは予定通りドアを閉め、発車します。
バス停を出ると、すぐに足元からエンジンの重低音が聞こえてきます。特有のFFシフトの音も非常にクリアで、非常に心地よいひと時でした。
ふと窓に目をやると、窓に「H」エンブレムがプリントされていました。
写真だとみにくいかもですが...
現状の日野製のバスは、日野といすゞが共同で設立したJ-BUSが製造しているため、日野の純正車両を示す「H」エンブレムは本当に貴重な存在なのです。
3.双葉SAでもやっぱり目立つ”R”
内装やらエンジン音やらにいちいち喜んでいたら、あっという間に休憩場所の双葉SAに到着です。
白を基調としたフジエクの塗色に、セレガRの美しいデザインが良く似合っています♪
手前にはアルピコ交通(松本)の新宿-松本線AK5914便が休憩していました。
この日の担当はエアロエース・12013号車(QRG-MS96VP)だったようです。
セレガRとエアロエースの並びも頂きます!
ほどなく、松本線は休憩を終え、一足先にバスタへと向かっていきました。
双葉東バス停には、ジェイアールバス関東(諏訪支店)のエアロエース・H654-10402号車(BKG-MS96JP)の姿も。
こちらは、新宿-諏訪岡谷線JR3810便のようです。
ひとしきり撮影を終え、車内へと戻ります。ここからは一路、新宿を目指します。
そして、バスは無事に新宿へ。
楽しい時間というのは過ぎるのが早いです(^^;
バスタ新宿の3階降車ターミナルにて降車。
到着時刻、正確には覚えていませんが、大きな遅れはなかったように記憶しています。
運転手さん、ありがとうございましたm(__)m
思い返してみれば、これは私にとっては最後となるT2404との旅でした。数ヶ月後、T1917、T1918、T1919の3台の新車が導入され、これを機にフジエクスプレスからセレガR-FSが引退を迎えたことを考えると、このタイミングでの乗車は本当に幸運だったなと感じます。
最後の最後に、T2404号車との良い思い出ができて良かったです。遅ればせながら、今までありがとう。お疲れ様でした!
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